オーソドックスな、あまりにオゾンらしくない映像に少々驚く。演出方法もあまりにオーソドックスなのである。
オゾンの自由気ままな映像に慣れているファンとしては少々物足りない。ストーリーに重きが行くからである。で、そのストーリーは、、。
女の子が頭の中の空想ごとをすべて実際に獲得していくサクセスストーリーなのである。オゾンって、こんなのに興味があったんだろうか、、。何故こんな映画を作ったのだろうか、、。 . . . 本文を読む
ある数字を足して23になると不吉だという。まあ、どう考えても過去の歴史上からは数字の捏造はいくらでもあるわけだから、まあ少々面白いなあという程度で見ていくと、、、
ジム・キャリー以外の人たちがこの数字に取り憑かれたように死んでゆくのはこけおどしのようでやはり変だ。こじつけっぽい。
それで最後ああいう種明かしだとげんなり疲れるねえ。まあ、小説だと読む楽しみがあるからそれなりに悪くないんだろうけれど、 . . . 本文を読む
出だしは溝口の「近松物語」を思わせる夜の水面の逃避行。ところが急にてれすこの出現でどたばたの幕引き。実にうまい。俄然いいぞ。
何場面あっただろうか、場面ごとに名優が出演し短い時間なんだが、緊密で昇華した映像がしつらえてある。久々の波野久里子。さすがの妖艶でどすの利いた演技。勘三郎の実姉なんだよね。うーん、観客を乗せるね。
僕は落語が分からないんだけど、ネタはそこからなんだろうな。
吉川晃司のりりし . . . 本文を読む