「平凡にして偉大な全ての父母」にささげているこの映画。子を想う親の気持ちはたとえ自閉症でなくとも変わらぬ。その崇高な気持ちがずしんと伝わってくる。ノーギャラでこの映画に出演した【リー】の気持ちもモチ伝わってる。海亀と共に泳ぐであろう我が子への想いはただただ深くそして切ない。 . . . 本文を読む
スタンダードな画面。セリフがほとんど無音。心理描写は作曲者が奏でるピアノ。状況説明は手紙等。これは完全無声映画です。現代において誰もがやってなかったことを実践しようとした【ベンヴェヌーティ】。否、他にもいるよ、現代版無声映画を作った人は。そうだね、でも一つだけ新しい取り組みを彼はしている。それは、、。
肝心要の映像がまるでモネの絵画のように色がしっかり施されているということだ。今までの作家たちは . . . 本文を読む
見ているうちに昨年観た映画『ぼくのエリ』のリメイクであることに気づく。モールスで相手と交信する以外は全く同じ内容で、1年だけの間隔の短さ、北欧の暗さからアメリカ風の暗さと変質はしているものの、どうもリメイクの短所も見えてきて感動できない自分を知る。
せめて前作から思い切り逸脱するぐらいストーリーも変えてしまうぐらうの方が良かったのではないか、と思っている。前作のきりりとした冷たさがまだ感触として . . . 本文を読む