8人の群像劇。イギリス・ロンドンで同時多発バステロが起こったことはまだ記憶に新しい。この8人は何組かのほとんど接点のない関係の人間劇である。その中にはテロ犯人もいれば、近親相姦の姉弟、教え子を部屋に連れ込む大学教授等々何ら事件に関係のない人たちがいる。
とにかくセリフが膨大でハード。その中で気持ちを伝えなければならないから、俳優にかかる重責は想像を超えるものがあるはず。8人の役者はそれぞれそれを . . . 本文を読む
旗揚げ公演らしい。何の情報もなく見てしまったのだが、10人ほどの女性だけの心理劇だ。ピアノが実際伴奏されて緊迫感を漂わせる。
女子高校の10年ほど前の事件が現在に及ぼすという結構難しい劇である。途中斉唱が何曲もコーラスされ、それを聴くだけでもうっとりする。10人が皆美人であり、しかも若い。脚本が相当練り上げられているのか、内容が深い。演技もみんな感極まって涙を出すほど熱演。
あまりストーリー性 . . . 本文を読む
石持作品は好きで全作読んでいるが、今回はそんな僕でもちょっと首をかしげてしまうことが多かった。しかし設定はさすが面白い。
大量子供誘拐の犯人と目される男の屋敷に、被害者家族が大挙乗り込むといったちょっと漫画的な展開。そこで早くもみんなの目の前で殺人が起こり、、。
と、でも、この作品、ツッコミが多すぎる。まず、いくらなんでもこれだけ大量の誘拐事件が発生したにもかかわらず警察が証拠さえつかめずみす . . . 本文を読む