セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 94本、 演劇 72本

劇団四季『この生命誰のもの』(作ブライアン・クラーク 演出浅利慶太)(於自由劇場) 85点

2013-01-25 13:40:05 | 演劇遍歴
ミュージカルで名高い劇団四季にも本流たるストレートプレイが存在する。そしてこれはそもそもテーマが硬質で人間の尊厳を問う愛と死の物語である。観客数も少ないのではないか、と思っていた。ところが平日の昼間。ほぼ満席である。 2時間、主人公はベッドに括り付けられたかのようにずっと寝かされている。観客は2時間それを見続けていることになる。しかし鍛えられた抑揚のあるセリフ捌き、内面からほとばしる心の叫び、彼 . . . 本文を読む
コメント

リバーサル(作大塩哲史・演出小林七緒)(於Space早稲田) 80点

2013-01-25 13:26:21 | 演劇遍歴
Space早稲田、演劇場と言ってもまさにスペースがあるだけの狭い空間。だがここで今まで名作を何本も見て来た。狭ければ狭いほど工夫をし、いい舞台空間を醸成する。 今回も、全く難しいところのないエンターテイメント。被害者が加害者を食って行く、そんなある意味ミステリー風味のある心理劇だ。 けれどそれも一転二転するこの上ない面白い展開。なかなか凝った脚本で観客は、時たま出るサービスたっぷりのダンスと共 . . . 本文を読む
コメント