もう12月の風物詩になったおなじみエンターテインメントショーである。舞台の上でまさにフレンチの料理とワインを召し上がる。高泉淳子を中心とした涙と笑いとそしてちょっぴり人生の真実を伝えてくれる、とにかく素敵な時間が繰り広げられる。
その3時間は僕にとってちょっぴり豪華でちょっぴり哀しいそして充実した時間なのだ。今回のゲストはローリー。関西弁だからどうなのかなと思っていたらまさしく高槻の人らしい。い . . . 本文を読む
結構難しい話なんだよね。ウイルスに感染され生き延びた人間と、ウイルスに適応する人間との生存を賭けた争いというか、生き様が執拗に描写される。正面から正々堂々と問題提起しているから見る方に余裕がない。ここがちときつかったかなあ。
でも立派だ。大学生演劇とはいえど、個々の演技はそこらの演劇集団を凌駕している。若い時は難しいテーマに取り組むのが一番の勉強だ。まず、この、生きるべきかどうかという究極のテー . . . 本文を読む
言わずと知れた悲恋の名作。ところが伊藤にかかっては、なかなかの現代風言語と現代流にアレンジされた展開で若者にもかなり受ける作品となっている。随分垢ぬけたロメオものである。
でも大筋は原作から逸脱せず、名作の香りは十分嗅ぐことができている。そこが伊藤の偉いところか。
ジュリエットの発声が我ら古い世代からすれば少し物足りないとも思ったが、ラストの二人の愛の成就の場面は立派にシェイクスピアを表現して . . . 本文を読む