ドキュメンタリータッチかなあと思えばそうでもなく、しかし舞台がほとんど体育館の遺体安置所でのエピソードなので、それぞれ彼らが生きた人生が浮かび上がってくる構成となっており、まさに映画劇であります。
この題名の「遺体」という名前にこの映画のすべてが表れている。安置所に運ばれる遺体をぞんざいに扱う人たちに「遺体であり死体ではない、彼らを生きているように扱ってください。」と優しく諭す民生委員の西田敏行 . . . 本文を読む
あの、僕にとっての、永遠の名作『イルマーレ』の監督たるイ・ヒョンスンの新作。でも何やら至る所で力不足が露呈。一体全体『イルマーレ』は何だったんだろうとまで思うようになって来た、、。
最近、ソン・ガンホだからって、安心してはいけない。一時の作品選択眼が見られない。というか、ひょっとしたら作品を選べる状態ではないのかもしれない。それほど軽い役柄である。全然彼でなくとも構わない役柄である。
相手役の . . . 本文を読む