セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 92本、 演劇 70本

さよならの手口(2014)(若竹七海)(文春文庫) 80点

2016-01-25 17:06:56 | 読書遍歴
考えたら若竹の本は本当に久しぶり。僕とは合わないものだと思い、いつもパスしてました。ところがたまた今回読む羽目になり、女中年探偵葉村昌。男並みに筋骨はすぐれ(恐らくそうなんじゃない?何回入院してもまさに不死身でっせ。)行動力は早い。そして巧みな推理力。僕はちょっとチャンドラーのフィリップ・マーロウに思いを寄せましたね。 そう、ハードボイルドであります。 話としてはこれっと言って新味はない。葉村 . . . 本文を読む
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凪の司祭(2015)(石持浅海著)( 幻冬舎) 75点

2016-01-25 16:44:20 | 読書遍歴
書くたびに何か新しいところが見られるミステリー作家、石持浅海。今回はなんと若き女性が一人で大規模商業ビルで有毒カビによるテロを実行するさまを執拗に描いている。 もはやこれはミステリーとは言えませんな。何と言えばいいのか、犯罪小説に娯楽をペイストしている感があります。 女は最初、子供のいる乳児室を狙う。そこで10数人が一瞬に死亡する。そこからこのテロ物語は始まるのだが、やはり一番安全であるべき乳 . . . 本文を読む
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