書くたびに何か新しいところが見られるミステリー作家、石持浅海。今回はなんと若き女性が一人で大規模商業ビルで有毒カビによるテロを実行するさまを執拗に描いている。
もはやこれはミステリーとは言えませんな。何と言えばいいのか、犯罪小説に娯楽をペイストしている感があります。
女は最初、子供のいる乳児室を狙う。そこで10数人が一瞬に死亡する。そこからこのテロ物語は始まるのだが、やはり一番安全であるべき乳児室が狙われ、親とともに子供たちが殺戮される情景はものすごくショッキングである。
その余韻もさることながら、女は次々と人を狙う。何故彼女をそうさせるのか、一応の動機は書かれているが、当然理解できるものではない。また女に協力する若き大人5名も、そこまで支援する必要があるのか疑問である。
そのうちこれらは読者にきちんと回答出来る代物の書きぶりになっているはずだと最後まで読んでみたが、しかしそれは結局、皆無だった。
こういうところがなあ、ミステリーではありませんよ。石持は最初からすべて読み続けている作家だが、もうそろそろやめようかと常に悩みながら読んでいる。(とは言いつついつも読んでしまっているのだが)
でも、不謹慎ではあるが、超長いテロシーンの連続は最初は読み応えがありましたね。不謹慎な、変な人間がこの書物を読めば少々危険であるのかもしれないです、、。
もはやこれはミステリーとは言えませんな。何と言えばいいのか、犯罪小説に娯楽をペイストしている感があります。
女は最初、子供のいる乳児室を狙う。そこで10数人が一瞬に死亡する。そこからこのテロ物語は始まるのだが、やはり一番安全であるべき乳児室が狙われ、親とともに子供たちが殺戮される情景はものすごくショッキングである。
その余韻もさることながら、女は次々と人を狙う。何故彼女をそうさせるのか、一応の動機は書かれているが、当然理解できるものではない。また女に協力する若き大人5名も、そこまで支援する必要があるのか疑問である。
そのうちこれらは読者にきちんと回答出来る代物の書きぶりになっているはずだと最後まで読んでみたが、しかしそれは結局、皆無だった。
こういうところがなあ、ミステリーではありませんよ。石持は最初からすべて読み続けている作家だが、もうそろそろやめようかと常に悩みながら読んでいる。(とは言いつついつも読んでしまっているのだが)
でも、不謹慎ではあるが、超長いテロシーンの連続は最初は読み応えがありましたね。不謹慎な、変な人間がこの書物を読めば少々危険であるのかもしれないです、、。
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