想像していたよりぐんと硬派で、しかも「報道とは何か」という重いテーマが全編に渡って繰り広げられるので、そのことにまず驚いた。
最近これほど直球の硬派演劇を見たことがなく、しかも2時間を超え、また劇の舞台がエルサルバドルという中米の地味な国での話なので、よくこんな題材を選んだもんだとある意味感心する。(これは褒めてます。)
報道の本質。テレビメディアの嘘と真実、そしてつきまとう娯楽性。現場で撮ら . . . 本文を読む
久しぶりの島田 荘司。そして懐かしき御手洗潔名探偵、なんだが、最後の方にちょっくら出て来て名推理をして、そして終わり、というそりゃあ、なんだか、投げたような書きっぷりでしたが、それでも、この、「まったく自殺する気がないのに、その銀行ビルの屋上に上がった男女は次々と飛びおりて、死んでしまう。いったい、なぜ? 」という謎解きにはぐっと惹かれるものがある。
この謎だけで本を買ってしまった人も多いのでは . . . 本文を読む