何かあの僕の好きな初期の「復讐もの」に少し戻ってくれたようなチャヌクの新作である。全体のタッチが熟成しており流麗。音楽もガンガン鳴り響き、あの浮世絵画集の美術もとてもよくできていて、気持ちがそそられる。
話も、ぶっ飛んだような映画の世界に耽溺できる、キワモノすれすれの感覚は映画的にも優れています。北斎の水槽の大蛸まで出てきて、こちとら笑っちゃいました。チャヌク、意外と日本通なんだ。
ところで、 . . . 本文を読む
久々の伊藤えん魔。今回は生バンドが主だとでも言わんべき音楽が響き渡る。ルパン三世、デビルマンなどのアニメキャラなどが総登場だ。しかし、彼らが一人づつ狙われて、いなくなる現象が、、。ルパンはこの謎を解き始め、悪と対決する。
何ともおちゃらけエンタメ全開の展開だが、これがちゃんと劇になっているのだよ。後半には手塚治虫(イトウエリ好演)まで出てきて、いわゆる日本のアニメワールドを総括するのだ。何たる伊 . . . 本文を読む