全編一気というのも久しぶり。絵が好きで、今でも東京に行ったりするほど。だからこの本の神髄は手に取るほど分かる。
但し僕はあまりルソーは好みではないので、ちょっと(気持ちを)離して読んでいたが、どんどん本に近づく始末。それほどワクワクさせる本のすべてが詰まっている。
しかも、静かに静かに育んできた恋愛がラストで成就するその17年。こんな強き素晴らしい恋愛があろうか。人間というスケールの大きさまで . . . 本文を読む
俊英吉田大八の最新作。音響の使い方といい、カメラの水平線の構図といい、今回はじっくり見れる。しかも6人の人間を2時間で追う演出はきついはずだが、何とかこなしている。今回のテーマは、、。
先入観と言おうか、人間の実像に覆いかぶさる虚像を取り上げている。なかなか分かり易く、実に丁寧。好感の持てる展開である。サスペンスとヒューマンとを織り交ぜて、安心できる作品となっている。
どうしてもこの6人である . . . 本文を読む