死後の世界に興味のある劇団です。みんな美女揃い、またイケメンばっかりなのに目の周りが黒くやはり不気味です。あれだけ人相変えたら、その役になりきってしまうでしょう。
きりりと決まったダンス然り、この劇団の持ち味はヤングっぽさが全面に出ているということかなあ。みんな素敵です。見るだけで彼らのことが好きになり、彼らそのものも分かる気もします。
設定が死に向かう人間と、人間世界に戻りたい死神を配し、死 . . . 本文を読む
徐々に分かってくる真実をページを繰るごとに確かめる至福。この本は正直ミステリーとは言えないかもしれないが、それでもラスト近くに潜む思いがけない真実を知ると、読者は頭をガーンと殴られたような衝撃を受けるだろう。その問題提起は鋭い。立派にミステリたり得る。
ラスト、みんなが日光に集まる設定は映画的で秀逸だ。珍しく本を読んで泣いてしまった自分に気づく。こういうことはあまりない。今年の収穫作品であり、誰 . . . 本文を読む