なかなか面白い映画を見る。原作は未読だが、設定が秀逸。最初の安藤サクラの何気ない演技からこの映画に自然と入り込み、石川慶の魔術にかかり、そして映画鑑賞の喜びをしかと感じ取る。
人間、誰かに変わって生きていこうなんて、そういえば子供時代にふと考えたこともあったけな、、。それでも本作に描かれるようなあらゆる差別社会を生き抜く主人公たちは過酷であり、しかし強い。
差別をする方とされる方は人が生きてい . . . 本文を読む
ワクワクさせるような歴史ミステリーで、前半はとても面白い展開でかなりいい。ところが活劇じみたサスペンスを入れる辺りから、普通の冒険小説っぽくなってきた。これはミステリーではなかったの?という不満が徐々に湧き出て、そのままエンドへ。
まあ、前半がそこらの小説では味わえないわくわく感がすごく、最後まで持たなかったのが惜しいが、それでも誰も死ぬことなくまあこういう歴史ミステリーもたまにがいいか、と感じ . . . 本文を読む