映像と演出がしっかりしているから最後までだれなかった。一つ一つの会話も面白くさすが明るいアメリカ映画。ウイル・スミス相変わらず颯爽として格好いいけれど、恋愛劇は生徒の方が胸キュンでしたね。構成的にはそこがちょっと弱いかな。娯楽作としては充分。
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まさに娯楽作なんですね。政治的な解釈も匂いもヒューマニズムもすっぽり抜けているのでずしんとこちらに伝わってくるものがない。その代わり、サスペンス仕立ては見せ場があり、冒頭といい中盤のバスでの応答シーンは迫力があり新鮮だ。
S・ペンも意外と臭くなくて良い。このごろ演技が鼻について窒息気味だったが、普通の演技もなかなか(当然ながら)よく、さすが。
キッドマンは相変わらずきれい。アフリカの民族ものでは . . . 本文を読む
DVDを借りた。
作 中谷まゆみ、演出 板垣恭一、出演 長野里美 小須田康人 堺 雅人
男二人女一人、というと、映画「突然炎のごとく」「冒険者たち」を思い浮かべるが、まったく違う題材。
まず、男同士が恋人同士なのだ。そこに闖入する不倫に悩む女。かなり現代的な設定なのだが、女性の作者独特の繊細で、明るく哀しくさわやかな人生がある。
こんな、読後感というか、演芸を見てからじわっと感動させられる舞台も珍 . . . 本文を読む
今週あたりから電車でも、ノーネクタイ、上着を着ない人が急激に増えている。
そう、通勤は楽になりよくなると思ったけれど、地獄はオフイスにありました。
温度を28度に設定しているので、暑くて仕事ができない。完全熱帯地獄。窓もない、完全空調のオフィスで温度調節をしないのはひどすぎる。
何故かというと、今日はじとじと梅雨だったが、外の温度はおそらく21,2度。こういうときに28度に設定すれば温度が低くなる . . . 本文を読む
ファーストクレジットのところからうまい導入。ここでこの映画が秀作という予感を感じる。話は丁寧に親子の血の絆を語り始める。途中で「カインとアベル」の話かなあと思いきや、するりとかわし、まるで神様が使わした神聖な話に到達する。うーん、参った。
以下はネタばれ。見ていない人は読まないでください。
この世のことで何かがあるということは絶対それには理由がある、と生まれながらにして祝福されない兄が言う . . . 本文を読む
昨夜井上ひさし原作の「國語元年」を見に行った。
館内はかなり年配者が見受けられたが、それに混じって若い女性も多かった。
これは剣幸が宝塚出身だからだと思うけれども、会場はいい雰囲気。
剣幸の歌声と言い、セリフの明瞭さといい、彼女は素晴らしい。
勿論主演の佐藤B作をはじめ全員が本当に完璧の演技。
もう驚き、目はくぎ付けだ。
佐藤B作は右足を怪我していたのか長下着が覆われていた。僕は特に演劇にジャンル . . . 本文を読む
冒頭の左手怪我シーンなどアンバランスなシーンも多いが、ひとがひとの最後をしみじみ考えるという意味でいい映画だと思う。ただ、一点を除けばだ。それは吉岡が本当にいつも同じ演技をしているということだ。演技が下手かどうかは別にして。
マリコが最後の一日を一人ずつたずねて歩くシーンでは、やはり心をゆすられた。
誰でもこういう一日はあるのだ。毎日の日常の中にもふとこういうことを考える時間があってもいい。 . . . 本文を読む
この手の小説を読むのは何年ぶりだろう、いや何十年ぶりだろう。若手のノベルズはミステリーは読むが、、。
乙一はミステリーじゃないが、最初はミステリーの範疇で読み出した。
それぐらい珍しい。気分もだいぶ変わっているんだろうか。
とにかく読みやすいし、ページ数も少ないからあっという間に終わる。文体は日記調というか、行動が主体で簡潔だ。
こういうのが若い最近の読者に受けるところなんだろう。
現に愛し始めている女性とネット上の女性が同一人物に思われる部分あたりから盛り上がるが、後半はひねりも何もないので、あっけない。
こんなもので、小説といえるのかなあと思うが、最近はこんなものなのかなあ。
ばななの小説はかなり読み込んでいるが透明感があるし、全然別の世界だけど、、。
第15回小説すばる新人賞受賞作。
65点 . . . 本文を読む
役所広司っていつも演技がマックスに開花しているはずだけど、この映画ではいつもの熱意が感じられなく、でもこんな話だから仕方がないかな。気になっていた潜水艦シーンは意外とちゃちでなく安心。演出しだいではもうちょっとボルテージ上がったはず。
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まあ、力が入る昔の西部劇のようなあらすじのアクション映画だけれども、話が臭すぎない?それでも、B級映画としては手抜きのところもなく、最後まで楽しめたが、如何せんあまりに非現実的でございますが、、。
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韓国映画お得意、彼女もの新作です。
またまたコミカルで素敵な作品登場。
2時間、椅子の座り心地を気にしないで見られる映画ってそんなにないよね。最初から素晴らしく面白く、そのうちほんのり心が温かくなっていく不思議なお茶目映画だ。見た人はほとんどこの映画を素敵だと思うだろう。思わない人がいるのなら教えてほしい。
そんな、楽しい、わくわくする、思い切り笑える、これぞコメディー。
映画って、こんな映画を . . . 本文を読む
相変わらずクリアでない映像はもうイーストウッドの心象そのものなのだろう。でも、今回はそれさえ3人のくすんだまたは高揚的な心的状態をよく表すこととなった。演出方法も冴え渡っているので、むしろ歌舞伎的な道行に至るまで息を呑む展開となった。
本物の秀作。
無駄なシーンがまったくないんだよね。脇役の俳優もかなり決まった演技だ。この集中度に驚く。
次に、ラストは「海を飛ぶ鳥」パターンなんだけど、主題は似 . . . 本文を読む