すばらしい題名、ここ2,3年こんなカッコいい題名があっただろうか。その名に負けない、これぞフランスノワール映画の再来というべき映画が出現した。
今人生の垢も栄光も十分知り尽くしている二人の名優ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデューのがっぷりよつの競演。顔も年輪が漂っている。二人ともよく見ると鼻が高すぎて、曲がっていたり、へこんでいたりする。これもなかなかいい。
そんな二人が同じ警察の中で . . . 本文を読む
いい映画というのは見始めたときからその気配というか、映画のリズム、映像タッチ、エネルギーを感じさせる何か、そのようなもので分かるものである。
この映画もまさにそうで、何気ない高校生の日常を描写しながら観客の心にぐいぐい魅入らせるものがある。
さらに、原子力発電所事故というパニックに幼い弟とともに放り投げられるシーンはものすごい迫力で、この映画の見所でもあるのだがとにかく恐ろしい。
放心して駅から出 . . . 本文を読む
結構娯楽映画風に作ってあり、ヌードが所々出てくるのでそれだけで楽しい映画だ。
問題は題名にもなっている劇場を創設する本音のところでしょうか、、。
若者・官憲を前に演説するところや、NO1女優を若者に取り持つところなどはいくらなんでも人間性を疑う場面もあり、感動できないままこの映画を見ている自分に気づく。
もっと、ヘンダーソン夫人としての茶目っ気な味を出しておればまた違った映画になったのでは、、。惜 . . . 本文を読む
淡々とした通常の日常に潜む孤独感を描いているドラマかなと思っていたら、後半思いがけない展開で感動してしまった。
ちょっといかにも無理があるなあとのハナシであるが、それにしても中二の男の子の心情を描いて秀逸。森田直幸の演技がうまく、舌を巻くほどだ。友近も水を得た魚のようでしゃきっとした大阪女を演じている。まったく自然。
男の子の心情をほとんどセリフなしで顔の表情だけで綴って行ったのが成功かな。
でも . . . 本文を読む
小説的ではあるが、映画化にもなじみやすいユダヤ、ヨーロッパ志向、親との葛藤など若者が通常悩む思いをカット気味と落ち着かないカメラ感でうまく見せている。
そういう意味では昔ながらのテーマを復元しているだけで、新しさはあまり感じないようだが、登場人物の重圧な描写がこの映画の核を成しているので、僕らの周りの人生スケッチとなっていて、観客自らの青春芳香を思わせてくれるのである。
秀作ですね。
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こういうのって日本映画不得意なんだよね。何故だろう、、。お隣韓国映画でも洒落てるのにね。
これを打破するには軽快な演出と俳優しかないのだ。その演出だが、どうももたもた。俳優も意外や佐藤浩市が軽いギャグシーンで討ち死に。
乗れないまま、盛り上がらないまま銀行ギャングは進んでいく。これが小説と映像との差なのかな。映画は無残であった。
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