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花束は毒 ( 織守 きょうや  著)(文藝春秋  2021) 75点

2021-12-06 18:24:33 | 読書遍歴

読みやすい文章。というより、あまりになだらかな文体、またストーリーが卑近過ぎてそのうちにまともに読む気がしなくなるほど通俗的なのだが、でも、だんだんと面白くなる。

まあ、ミステリーとしては平凡かなあと思っていたのであるが、この小説はプロットが斬新である。なるほどこういう書き方もあるのか、とミステリー好きの僕はにんまりとする。俄然、喜ぶ。

なかなかのものです。最後の意味深な終わりはホラー小説とさえ思えるほど、不気味でした。2021年、印象に残るミステリ-です。


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