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昭和の映画絵看板(岡田秀則)(2021 トウーバ ヴージョン) 80点

2022-08-27 14:50:45 | 読書遍歴

珍しき昭和の映画絵看板集。見ているだけで、自分の人生の一コマを追っている気がする。

作品は僕の生まれる前から始まっている。

写真は大阪の難波あたりが多く、それもあって懐かしさが込み上がってくる、、。

写真は名作もあれば、無名の見知らぬ娯楽映画もあり、また映画館前を歩く人たちの顔、身なりがその当時の時代を浮かび上がらせ感動する。

あれっと思ったのが、名作映画でも女優を(特に太もも辺りを)扇情的に描いていることである。当時の文化を醸し出していて面白い。

僕が思い入れの強い作品が出てくると思ったら、それはだいたい1961年頃から1969年までの映画である。僕の子供時代には家の近くに映画館が乱立しており、休みとなると一家総出で満席の映画館に行ったものである。そのときに見た映画は今でも眼に焼き付いている。

「モスラ」、「がめつい奴」、「椿三十郎」、「マタンゴ」、「太陽はひとりぼっち」、「クレオパトラ」、「シェルブールの雨傘」、「おしゃれ泥棒」、「2001年宇宙の旅」など書き出したらきりがない。

今思うと、要するに映画を見る感覚も10代の頃が一番切実で感受性が強かったんだなあと思う。

そういう青春でしたネ。


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