火の河原
2014-08-06 | 風景
川辺ダムのダム湖に架かる馬立大橋を渡り、左岸の支流を上流へ行くと、鹿児島市の火の河原(ひのこら)という集落があります。
山あいの緑豊かな所に似つかわしくない名前なので、前から気になっていました。
山に囲まれた流域の上流に火の河原集落があります。
山すそに人家が点在しています。
火の河原の名前の由来は、昔ここで製鉄が行われていたことによります。
棚田。
海から離れた山間地で製鉄が行われたのは、大量の木炭を必要としたためです。また、ふいごの動力に水車を使うため、水車ができる川も必要でした。このように、火と川に関係があるため火の河原という地名になったのです。
砂鉄は喜入前の浜から馬で運搬したそうです。
案山子のある田んぼ。
鹿児島市立福平小学校火之河原分校の跡地です。
校庭と校舎。分校は昭和51年3月に閉校となりました。
校舎から見た校庭。きれいな芝の校庭です。
「火の河原分校跡」の碑。
校舎。
地域の方がよく管理しているようで、閉校から38年もたっていると思えないほど、校舎も校庭も全く荒れていません。
廊下には、つい最近まで使っていたような備品がありました。