南九州市川辺町の史跡を紹介します。
神殿小学校の少し南の県道脇に、虎御前供養塔と神殿下里の地蔵尊があります。
虎御前供養塔。
日本三大敵討ちのひとつ「曽我物語」の主人公、曽我十郎の恋人である虎御前の供養のため、鎌倉時代に建てられました。
塔の上部には薩摩塔が載せられています。
薩摩塔は薩摩半島南部にしか見られない特殊な仏塔で、前回紹介した水元神社にもあります。
神殿下里の地蔵尊。
1417年の平山城・松尾城の合戦で戦死した人の供養のため、江戸時代に建てられました。
六角形の塔身にそれぞれ地蔵尊が彫られています。
前の史跡から少し北にいくと、神殿下里の庚申塔があります。
庚申行事は干支の庚申に行われる仏教行事で、これは1795年に建てられました。
田の神としての役割もあったようです。
近くに九玉神社があります。
境内の大木(ケヤキ?)。
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