野山で見かけた植物です。
林の中に、サツマイナモリ(薩摩稲森、アカネ科)の群落がありました。日陰に咲きます。
産毛が生えた純白の花が、うつむいて咲いています。薩摩のイナモリソウ(稲森草)の意味です。
イナモリソウは、三重県の稲森山で発見されたことからです。
ムラサキケマン(紫華鬘) ケシ科
道端の日当たりのいいところに咲いています。華鬘というのは、仏殿の欄間などの装飾具のことだそうです。
クサイチゴ(草苺、バラ科)
5月に赤い実がなります。これで野いちごジャムを作ります。
オオイヌノフグリ(大犬のふぐり) ゴマノハグサ科
小さな花が群生しています。実が犬のふぐり(陰嚢)に似ていることからです。
キンポウゲ(金鳳花、キンポウゲ科)
美しい金色の花です。別名、ウマノアシガタ。
スミレ(菫、スミレ科)
園芸種のスミレもいいですが、野生種も素朴でいいです。
マムシグサ(蝮草、サトイモ科)
新芽はマムシの模様に似ています。赤い実がなります。
ノゲシ(野芥子、キク科)
道端や荒地に咲いています。アキノノゲシに対して、ハルノノゲシともいいます。
田んぼにはレンゲソウ(蓮華草、マメ科)が咲いていました。
昔は、肥料として植えられていましたが、今も時々見かけます。