鹿児島市吉野町寺山にある南洲翁開墾地の碑と炭窯跡を紹介します。
寺山ふれあい公園の近くにある寺山自然遊歩道入口です。ここを進みます。
南洲翁開墾土地遣跡碑です。
明治8年、西郷隆盛は吉野開墾社を設立し、開墾事業を始めました。政争に敗れて帰郷してから2年後のことです。
西郷さんも武の自宅から通ったそうです。
碑の前に二つの石灯籠があり、これはその一つです。
近くにある池です。
池のほとりの石灯籠。
遊歩道をさらに進むと、寺山炭窯跡があります。
1850年代、藩主島津斉彬が造らせたものです。
斉彬は磯に反射炉や溶鉱炉を造りましたが、それに大量の木炭が必要でした。
内部。高さ3m、直径5~6mと非常に大きな炭窯です。
内部から入口を見る。木炭の製法は、和歌山県に派遣して学ばせたそうです。
「炭竃之記」の碑。
安政5年(1858年)に建てられました。文章と文字は、歌人八田知紀のものです。