鹿児島市の関吉の疎水溝を歩きました。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」です。
下田町の物産館の駐車場から疎水溝に向かっていくと、稲荷川上流の棈木川(あべきがわ)を渡ります。疎水溝はこの少し上流にあります。
下流には田園風景が広がっています。
案内所があります。普段はボランティアガイドがいますが、新型コロナウィルス騒ぎでいません。
上流へ行くと、取水口の滝があります。
この先は立ち入り禁止なので、ここから取水口の滝を眺めます。
滝の近景。滝の上流の両岸から取水しています。
左岸の取水口と疎水溝。
この疎水溝(用水路)は、はじめに水田用の水路として1691年に造られ、1722年頃、島津吉貴により島津家別邸(仙厳園)まで延長されました。
今も豊かな水が流れています。
その後、島津斉彬が集成館事業の水車の動力として使用するため、1852年、疎水溝を改修して集成館に給水を開始しました。
棈木川左岸の疎水溝を下流へ歩いて行きます。
水車は、溶鉱炉の送風用のふいごや、大砲の芯に穴をあける動力などに利用されました。
ここから川に水が落ちています。
左岸の垂直の岩壁の下を流れる疎水。
2枚前の写真の、左岸の疎水から落ちる滝。
右岸の疎水から落ちる滝です。
さらに下流へ歩いて行きます。