前回紹介した南九州市川辺町の岩屋公園にある、清水(きよみず)磨崖仏を紹介します。
万之瀬川右岸の垂直の岩壁に200基の磨崖仏があります。この写真のところは、落石の危険があるため立ち入り禁止です。
対岸(左岸)から見ることができます。
見学台があります。
見学台から右岸の岩壁を見る。最初に磨崖仏が彫られたのは平安時代の終わり頃で、その後、鎌倉、室町、明治時代に彫られました。
月輪大梵字。鎌倉時代に彫られました。5つありましたが、3つしか残っていません。
線刻の三大宝篋印塔(ほうきょういんとう)。
上流から近づきます。この先は通行止めです。
通行止めの手前を登ったところにある十一面観世音。明治28年に吉田知山が彫りました。
阿弥陀仏。これも明治28年の吉田知山の作です。
岩壁の祠と下の磨崖仏。
下流から近づきます。鎌倉時代の五輪塔。
この先通行止めです。
柵の向こうに見える室町時代の磨崖仏。水路は篠井手用水路です。
磨崖仏の上流側にある篠井手用水隧道です。1663年に掘られました。
隧道入口。
用水路は万之瀬川から取水しており、全長446mです。そのうち隧道延長は173mです。