南郷城跡
2024-02-09 | 史跡
永吉麓から山側の南郷(永吉)城跡へ行きます。
案内板があり、ここに駐車して歩きます。
案内板。南郷城は、7つの曲輪を持つ、南北500m、東西550mの広大な山城でした。
高城(本丸)、根子城、東の城が整備されています。
民家の前にタブノキの巨木があります。
民家の横を通って行きます。ここから300mです。
シラス台地を削った空堀を進みます。
右が高城(本丸)、左が根子城へ行く分かれ道です。
右のシラスの崖の上が本丸です。
本丸へ行く階段。
本丸跡。広い平坦なヒノキ林になっています。
南郷城は、戦国時代以前は桑波田一族が統治し、10代続きました。
周囲に土塁があります。
1533年、島津忠良との間で南郷城争奪戦となり、島津氏が勝利し、以来島津氏の所領となりました。前回の六地蔵塔は、この戦いの戦死者を慰霊するものです。
本丸跡から永吉麓と東シナ海を望む。
鹿児島の山城は、急崖に囲まれたシラス台地の上にあるものが多く、守るには適していたでしょう。しかし、水がないので、敵に囲まれて長期間こもる時、水はどうしていたのでしょうか。
本丸跡から戻り、根子城跡へ行きます。
右下は狭い空堀になっています。
根子城跡。平坦な杉林です。
土塁があるので、城跡と分かります。