薩摩川内市田海町の島津歳久及び殉死者の供養塔を紹介します。
天沢寺跡です。
2体の仁王像があります。
頭部のない仁王像。
こちらは上半身がありません。
鎮守碑です。
クスノキの巨木の奥に、島津歳久及び殉死者の供養塔があります。
島津歳久は島津四兄弟(義久、義弘、歳久、家久)の三男で、島津氏が豊臣秀吉に降伏した後も最後まで抵抗を続けました。
島津家の家臣・梅北国兼が一揆をおこし、秀吉に反旗を翻しました。秀吉はこの一揆に歳久の家臣が多く参加していたと知り、激怒します。秀吉は義久に歳久の首を差し出すよう命じ、義久は歳久を自害させました。
島津歳久及び殉死者24名の供養塔です。
殉死者の中には東郷(田海町の隣)出身の家臣が多く含まれていました。
境内の古井戸です。
古井戸から奥へ進むと多くの墓があります。
文化十一年(1814年)の文字がはっきり残っています。
立派な五輪塔です。
何かの模様が刻まれた石祠。