いちき串木野市川上中組の史跡を二つ紹介します。
中組公民館近くの道路脇に石祠があります。
道路より見る。向こうは八房川で堰があります。
石祠です。
中に青面金剛が祀られています。頭が3つあります。
足元に鶏が2羽、猿が3匹います。青面金剛は「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を従えているそうです。
後ろの文字。上に「寄進」、中央右に「施主」の文字があり、下に人名が刻まれています。
〇〇門という名が多く、建立年は不明ですが江戸時代と思われます。
青面金剛の道路向かいに祠があります。
祠の中の像。誰かわかりません。
祠の後ろに、川上中組墓塔群があります。
多くの五輪塔が並んでいます。
市来氏の分家である河上氏一族の墓であると言われています。
右の五輪塔。時代は鎌倉弘安期(1278~1287年)の墓とされています。