県道鹿児島加世田線を鹿児島から加世田に向かうと、谷山インターを過ぎた道路右にこれがあります。
道路法面にコンクリートの枠があり、地層が露出しています。
看板に「10万年の眠りから覚めた阿多火砕流」とあります。
下の赤褐色の地層が、8000万年前に海底で堆積した堆積岩(四万十類層群)、上の黒い岩が10万年前に鹿児島湾の入口から噴出した阿多火砕流です。
阿多火砕流が噴出したあと、阿多カルデラができました。
地層の境界。この境界には、8000万年近い時間差があります。
下の堆積岩は、風化によって軟らかくなり、さらに火砕流の熱で赤くなっています。
火砕流の岩石(溶結凝灰岩)は、鹿児島で石材として広く利用されており、特に石橋に使用されています。
阿多火砕流のほかに多くの火砕流の石材があり、色合いなどの特徴が違います。
案内看板の、切土直後の写真。
自然の中の博物館といえそうです。
石橋記念館に展示されている火砕流です。
花棚石(50万年前の吉野火砕流)。
小野石(30万年前の上部加久藤火砕流)。
小山田石(30万年前の下部加久藤(下門)火砕流)。
道路法面にコンクリートの枠があり、地層が露出しています。
看板に「10万年の眠りから覚めた阿多火砕流」とあります。
下の赤褐色の地層が、8000万年前に海底で堆積した堆積岩(四万十類層群)、上の黒い岩が10万年前に鹿児島湾の入口から噴出した阿多火砕流です。
阿多火砕流が噴出したあと、阿多カルデラができました。
地層の境界。この境界には、8000万年近い時間差があります。
下の堆積岩は、風化によって軟らかくなり、さらに火砕流の熱で赤くなっています。
火砕流の岩石(溶結凝灰岩)は、鹿児島で石材として広く利用されており、特に石橋に使用されています。
阿多火砕流のほかに多くの火砕流の石材があり、色合いなどの特徴が違います。
案内看板の、切土直後の写真。
自然の中の博物館といえそうです。
石橋記念館に展示されている火砕流です。
花棚石(50万年前の吉野火砕流)。
小野石(30万年前の上部加久藤火砕流)。
小山田石(30万年前の下部加久藤(下門)火砕流)。
コメント、ありがとうございます。
この道を通勤なさっているんでしょうか。
この火砕流の展示は、最近出来ましたよね。
看板に詳しい説明がありますから、今度寄ってみてくださいね。
少し下がったところからの桜島の展望、私も車からはよく見ます。
火砕流は、普賢岳の火砕流で、有名になりましたね。
鹿児島には多くの火砕流があります。
昔から、災害をもたらした火砕流ですが、いいこともあります。
石橋などの良質な石材を産することです。
野山に花が咲き乱れて、いい季節ですね。
野いちごなどの食の恵みもありますし・・・
地層についてはあまり良く分かりませんが
気が遠くなるような年数なのですね
はるか昔から、地震や噴火を繰り返し火砕流も何度もあったのでしょうね
でもそれが目に前で見られるなんて、とても良いことですね
とても貴重なものを見せて頂きました
鹿児島も色んな花が咲きだしましたね
身近な花もとても素敵に撮っていますね
美味しそうなジャムも。。。自然の恵み、良いですね~
こういうものを保存して展示するのはいいことですね。
普通だったら、法面保護で隠してしまうところですが。
県道だから、県の計らいでしょうね。
地学の先生はしていませんが、地学や生物は好きでしたね。
だから、自然探索も好きなのですが・・・
中央構造線は、九州を横断する大断層ですね。
日本列島は、断層の巣だから、原発事故が心配ですね。
かといって、すぐに廃止するわけにも行かないし・・・
少しづつ減らして、自然エネルギーに転換していくのがいいのでしょうね。
鹿児島湾のアンチモン、早く採掘できるようになったらいいですね。
層は近くても8000万年の時間差。
はるか太古の話。壮大ですね〜。
とてもロマンチックです。
度肝抜かれましたわ。
地学の先生をされていたのでしょうか、とてもお詳しい、、、。
大地のダイナミズムをすっぱり切り取ったような「作品」は秀逸ですね。
新燃に続いて昨日から阿蘇も動き始めたようですね。
中央構造線って川内あたりが終着点でそこに原発があるのは確かにヤバイですわ。
それからレアメタルのアンチモンが錦江湾北部で見つかったとニュースで言っていました。
菱刈金山といいアンチモンといい、純度の高いものが鹿児島から出るようですね。
子供らに見せようと思います。
有難うございました。
切土をした直後は、どこでも地層が見えますが、たいてい法面保護で覆ってしまいますからね。
ここは貴重だからこうして残したようです。
>四万十類層群って四万十川の「四万十」ですか
そのとおりです。
四国の地質が九州まで延びてきています。
四万十類層群は堆積岩ですが、鹿児島では、石橋には使用されません。
石橋には、もっと新しい溶結凝灰岩が使われます。
加工しやすくて、強度もあるからです。
私達は確認できませんが 断面はこんな風に本当になってるんですね。
まるで額縁の中の作品のようです。。。
四万十類層群って四万十川の「四万十」ですか?
四国に行った時 どこかのホテルの前の川で
石の説明が書いてありました。
8000万年前白亜紀って書いてありました。。
その時わたし 石橋の石になるかな―と思ッたものです。