鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

坂井神社の大ソテツ

2006-07-18 | 巨樹・古木
種子島、中種子町坂井の坂井神社にある大ソテツです。
樹齢600年、樹高7m、幹回り2mで、日本一の大ソテツです。
樹高7mでは、大木という感じはしませんが、ソテツという植物が
それほど大きくなる植物ではないため、これでも大きなソテツなのです。

ソテツは雌雄別で、これは雌株です。
自力で立つことが出来ないため、鉄骨で支えられています。
隣にもこれより少し小さなソテツがあります。


日本一の大ソテツ。


隣のソテツ。
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出水の武家屋敷

2006-07-17 | 史跡
鹿児島には、地方に武家屋敷がたくさんあります。
知覧の武家屋敷が有名で、常に観光客でにぎわっています。

鹿児島の本城にたいして、地方には外城(とじょう)という制度があり、
武士がここで暮らしながら、いざ合戦という場合戦場にはせ参じていました。
外城の本拠地を麓といい、鹿児島には麓という地名もたくさんあります。

この写真は、出水麓の武家屋敷です。
自然石で出来た石垣、イヌマキをはじめとするさまざまな木からなる垣根、
由緒正しそうな立派な門・・・昔の雰囲気をそのまま残しています。
ここは、知覧ほど観光地化されておらず、静かな雰囲気の武家屋敷群です。




こういうう立派な門構えの屋敷がたくさんあります。

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キンメイモウソウチク

2006-07-14 | 植物
鹿児島は、竹の種類が非常に多いところです。
モウソウチク、コサンダケ、マダケ、チンチクダケ、ダイミョウダケ、
ニガダケ・・・
あげていけば切りがありません。

中でも、これは少し珍しい竹です。
キンメイモウソウチク(金明孟宗竹)といって、モウソウチクの変種です。

モウソウチクより少し小さい竹です。
金色の竹皮に、幅3~4cmの緑色の筋が1フシ毎に付いているという、
まるで芸術家が作り出したような、変わった模様をした竹です。

竹の多い、さつま町泊野で見つけました。

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イヌビワ

2006-07-13 | 食べ物
イヌビワは山でよく見かけるクワ科の果実です。
径2cm位の実がなり、熟すと黒くなり先端が少し開いて、イチジクに似た
果肉が顔をのぞかせます。
味もイチジクに似ており、おいしい木の実です。

小さいころはよく食べました。
しかし、飽食の時代の今、これを食べる人もほとんどいないでしょう。
山でイヌビワを見つけると、1つ、2つ、口に放り込むことがあります。
なつかしい子供のころの味がよみがえります。




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ヤマアジサイ

2006-07-12 | 植物
鹿児島は、2~3日晴天が続き、そろそろ梅雨明けのようです。
梅雨の間、アジサイが彩ってくれましたが、アジサイもそろそろ終わりです。

これは、ヤマアジサイです。
文字通り、山に見られる野性のアジサイです。
普通、街中で見られるアジサイが、花びら(に見える大きなのはガクで、
ほんとの花は小さい)がたくさん密集しているのに対し、下のほうに
少しあるだけです。
その上に、小さな花が咲いています。

派手ではありませんが、これも梅雨を楽しませてくれた花のひとつです。

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オニユリ

2006-07-10 | 植物
近くの畑の脇にオニユリがたくさん咲いていました。
オレンジ色の花びらに黒い斑点が・・・
花びらの中心からは、おしべとめしべがすっと伸びています。

オニユリとそっくりな花にコオニユリというのがあります。
見分け方は、オニユリには葉の付け根にムカゴがあるのに対し、
コオニユリにはないそうです。
これにはムカゴがありましたので、オニユリでしょう。

きれいな花なのにどうしてオニユリという怖そうな名がついたのでしょう。
梅雨のうっとうしさを楽しませてくれたオニユリも、そろそろ終わりに
近づいたようです。



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ナガラメ

2006-07-09 | 食べ物
ナガラメが手に入りました。
ナガラメは種子島の方言で、トコブシのことです。
ナガラメは、種子島を代表する食べ物といっていいでしょう。
アワビの仲間ですが、アワビより小ぶりで、小味のきいたおいしい1枚貝です。
磯の浜の岩にくっついて生息しています。



子供のころ、家族・親戚・友人たちと磯遊びに行き、ナガラメをはじめ
他の貝類やミナを取り、浜辺で焼いたり煮たりして食べながら1日遊ぶのが、
島民にとって最大の娯楽であり楽しみでした。
ナガラメを取るときは、先端のとがった鉄棒で一気にはがさないとだめです。
一度はがすのを失敗すると、強力な力でくっつきますので、どんなにしても
はがれません。

今ではナガラメも少なくなり、魚協が放流しているので、勝手に取ることは
出来ません。このため値段も高く、手軽に食べられるものではなくなりました。
すっかり高級品になってしまいました。

食べ方は、刺身や殻付の味噌焼きが一般的な食べ方ですが、砂糖醤油で煮たり、
味噌漬けにして保存食にして食べたりします。
種子島の土産物屋では、冷凍品や味噌漬けの土産が売られています。
私はみそ焼きが好きで、焼酎の肴に最高です。
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ホテイアオイ

2006-07-07 | 植物
ホテイアオイは、水槽で金魚やメダカを飼うとき、よく水槽に入れる
葉の根元が膨らんでいる水草です。
水槽で育てる分には特に問題はないのですが、時として湖沼で大発生して
問題になっているといいます。

その現場を見ました。
写真は、長島の鷹巣ダム湖です。
ダムには、ゴミが放流口に流れ込まないようにロープ状の浮きがありますが、
これより上流の湖面一面に、ホテイアオイがびっしりと繁茂していました。
水面も見えないくらいです。

薄紫色の、ヒヤシンスに似た花が咲き誇っています。
花はとてもきれいで、お花畑のようです。
しかし、ダムの管理者にとっては、厄介な植物なのでしょう。



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新大橋

2006-07-05 | 石橋
九州でも、鹿児島・熊本・大分は石橋が非常に多いところです。
それは、溶結凝灰岩という加工しやすく強度の強い石材が多量に産すること、
熊本に優れた石工がいたことが主な原因でしょう。

鹿児島の田舎道を車で走ると、「おや、こんなところに石橋が・・・」という光景に
よく出会います。

写真は、さつま町入来浦之名の、後川内川に架かる新大橋です。
明治42年の築造で、橋長24.7m、幅4.1mの石橋です。
100年前の橋とは思えない、新しい感じのする立派な橋です。

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スズカケノキ

2006-07-04 | 植物
スズカケノキは、プラタナスといったほうがなじみがあるでしょう。
街路樹や公園の植栽としてよく植えられている木です。
写真は、鹿児島市立図書館の庭にあるスズカケノキです。



スズカケノキという名前は、直径3cm位の、表面にトゲトゲのある丸い実が、
鈴のようにぶら下がっていることから名づけられたものです。
しかし、街路樹の木で実がなっていることを見ることはあまりありません。

この木には鈴のような丸い実がついていました。
秋になると、落葉して実だけが残ります。

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