鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

野の花

2019-10-13 | 植物

秋の野の花です。

 

ホトトギス(杜鵑草、ユリ科)。

道端に垂れ下がって咲いていました。

 

赤紫の斑点が、ホトトギスの胸の模様に似ていることからです。

 

ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、ツリフネソウ科)の群落。

 

花が、帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや、花器の釣舟に似ていることが名前の由来です。

 

ミゾソバ(溝蕎麦、タデ科)の群落。

湿地に生え、休耕田に大群落がありました。

 

金平糖のようなミゾソバの花。

 

ヒメアザミ(姫薊、キク科)。

小さなアザミです。小さな蜂が止まっていました。

 

山田の掛け干しの風景。

 

ゲンノショウコ(現の証拠、フウロソウ科)の群落。

 

胃腸薬になり、「確かに効く証拠」が名前の由来です。

 

ヨメナ(嫁菜、キク科)。道端にたくさん咲いています。

 

アマクサギ(甘臭木、クマツヅラ科)の実。

葉は、独特の臭みがありますが、種子島では新芽を食べます。

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ゆずの葉ゆれてのロケ地を訪ねて「南方神社」

2019-10-12 | 巨樹・古木

鹿児島市喜入旧麓の南方神社へ行きます。

 

南方神社入口。

 

杉の巨木の参道を進みます。

 

社殿が見えてきました。

 

巨木が多いので見ていきます。2本のクスノキです。

 

向こう側のクスノキの根元。

 

社殿の前のクスノキです。

 

クスノキの根元と南方神社。

 

前の写真の左より見る。御神木です。

 

社殿の前のムクロジです。

 

大きく枝を広げた上部。

 

南方神社社殿です。

少年の隣家のおじいさんとおばあさん(津川雅彦と松原智恵子)が、若い時駆け落ちをして、結婚式をあげた場面の撮影が行われました。

 

境内に夫婦石があります。

 

空洞になった木。

 

社殿の裏のクスノキです。

 

根元。空洞に石が祀られています。

「ゆずの葉ゆれて」のロケ地探訪を終わります。

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ゆずの葉ゆれてのロケ地を訪ねて「香梅ケ渕」

2019-10-10 | 水辺の風景

鹿児島市喜入旧麓の香梅ケ渕(こべがふち)を訪ねます。前回の肝付家墓地の下の川にあります。

 

ここを左へ行くと香梅ケ渕です。

 

八幡川左岸に出ました。ちょっとした広場があります。

 

正面の竹の右(上流)が香梅ケ渕です。

 

渕の下流。

 

紺碧の香梅ケ渕。ここには悲しい伝説があります。

昔、領主が家臣や侍女たちと花見の宴を開きました。侍女の香梅は給仕役をしていましたが、領主の前を退こうとしたとき、香梅の帯が擦れ合い異様な音がしました。他の侍女たちは、美しく領主の寵愛を受けていた香梅をねたんでいて、この音を不躾な「おなら」であるとささやき、領主の顔色が変わりました。

 

家臣の一人が梅香を助けようと、「この清流に盃を投ぜよ。下流に流れれば、音は衣擦れであり、潔白が証明されるだろう」と叫びました。梅香は盃を渕に投げましたが、盃は上流へ流れていき、絶望した梅香は渕に身を投げ、戻ることはありませんでした。

 

渕の上流部。

 

上流から見た緑色の渕。

 

この渕で見られる野鳥です。

 

上流を望む。

 

滝があります。

次回は南方神社を訪ねます。

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ゆずの葉ゆれてのロケ地を訪ねて「肝付家墓地」

2019-10-08 | 史跡

鹿児島市喜入旧麓のロケ地探訪を続けます。

 

旧麓の通りを歩いて行くと分かれ道があります。まっすぐ行くと肝付家墓地、右は南方神社、左は香梅ケ渕で、3つともロケ地です。

 

道の横に新しい墓地があり、これを右へ上がると肝付家歴代墓地です。

 

肝付家墓地。肝付家は270年に渡り喜入を治めてきた家で、小松帯刀の実家になります。小松帯刀は旧名肝付尚五郎で、小松家へ養子に行きました。帯刀の父や兄弟の墓もあります。

 

八代兼伯の兄の墓。

 

六代兼柄の室の墓。

 

宝篋印塔。三代兼武の室の墓です。

 

二つとも五代久兼の妹の墓です。

 

階段を登っていきます。5段に渡って墓地があります。

 

僧侶の墓。近くに肝付家の菩提寺である玉繁寺がありましたが、廃仏毀釈で廃寺になりました。

 

4段目の墓地。

 

前の写真の右の首無し地蔵菩薩です。

 

隣には五輪塔の墓が並んでいます。

 

下にはきれいな装飾が彫られています。

 

最上段の墓地です。

次回は香梅ケ渕を訪ねます。

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ゆずの葉ゆれてのロケ地を訪ねて「喜入旧麓」

2019-10-06 | 史跡

鹿児島市喜入で、「ゆずの葉ゆれて」という映画のロケが行われたので、そのロケ地を訪ねました。

 

旧麓の田の神です。

 

1736年に建立されました。

 

右手にメシゲ、左手にスリコギを持っています。

 

隣の像です。

 

田の神の近くから田園風景と桜島を望む。

 

西郷どんもいます。

 

ゆずの葉ゆれてのロケ地の案内板です。

 

水路の脇に咲くヒガンバナ。この水路を上流へ行き、喜入旧麓を散策しました。

 

喜入旧麓の通りです。

喜入を治めたのは、幕末に活躍した小松帯刀の実家の肝付家です。小松帯刀は旧名を肝付尚五郎といい、小松家へ養子に行きました。

 

通りを流れる水路。

 

桁橋がたくさん架かっています。

 

牧瀬家武家門と石塀。鹿児島市指定景観重要建造物です。

 

石柱の門の家。

 

研修センターの庭の猪。

 

背後の山が給黎(きいれ)城跡です。

 

石柱の門。

次回は肝付家墓地へ行きます。

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鶴田ダム

2019-10-04 | 水辺の風景

前回の第二ダムから、川内川を上流へ行きます。

 

鶴田ダムの堤頂を左岸から見たものです。

 

下流面。発電や洪水調節ダムです。

 型式:重力式コンクリート

 堤高:117.5m

 堤頂長:450m

 

下流の右岸を望む。

 

発電所(川内川第一発電所)です。

  

堤頂の中ほどまで来ました。作業中で通行禁止です。

 

下流を望む。

 

放水管と発電所。

 

ダム湖(大鶴湖)を望む。この上流に、9月28日に紹介した曽木発電所遺構があります。

 

ダム湖の左岸を上流へ行くと、支流に石倉橋があります。

 

石倉橋から下流のダム湖を望む。

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堕涙石と第二ダム

2019-10-02 | 水辺の風景

前回のさつま町鶴田の竹林寺跡から川内川を上流へ行き、鶴田ダムへ向かいます。

 

途中に堕涙石があります。

明治2年7月、鶴田郷の植村源之助は、娘の津與(つよ)と里の者を連れてこの上流に馬草を刈りに行きました。帰る途中、川が増水して舟が転覆し、津興と里の者二人は岩にたどり着きましたが、父が流されました。津與は父を助けるため飛び込み、二人とも帰らぬ人になりました。

 

明治3年3月、経緯を記したこの碑文が建てられました。

 

石碑の横の橋から上流の第二ダムを望む。

 

近景。発電用ダムです。

 

左岸から見た第二ダム。

 

中央付近。

 

下流を望む。

 

下流の橋が、先ほど写真を撮った橋です。堕涙石はその左岸にあります。

 

ダム湖を望む。この上流に鶴田ダムがあり、次回訪ねます。

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