メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『ネコナデ』(ドラマ版1、2巻)(2008)

2010-03-24 19:07:21 | ドラマ
『ネコナデ』(ドラマ版1、2巻)(2008)
監督:亀井亨 原案・脚本:永森裕二
出演:小木茂光、ちすん、清水美那、菅田俊、高橋直純、明花、峰岸徹 ほか
オープニング曲:『風になって』 エンディング曲:『もしも・・・ 』 作詞作曲:高橋直純 編曲:野中“まさ”雄一 歌:高橋直純

以前、『幼獣マメシバ』を夢中で見てた時に、姉妹品みたいなにゃんこドラマもあるって知ってから、
ずぅっと見たいって思ってたけど、ぶくろのTSUTAYAには劇場版しかなくて、
きっとこれもドラマ版から入ったほうがいいだろうと、近所のビデオ屋で探したら、ありましたv
こうゆうポイントはちゃんと押さえてるところがステキ

わんこ好きな人用、ネコ好きな人用だとこんなにドラマの雰囲気が違うものかってちょっとビックリ。
でもマメシバの時はひきこもり、こんどはリストラ担当の人事部長が癒されてしまう話で、どちらもこれ以上ないくらいのタイムリーさ
「人に絶対期待しない。裏切られるのがイヤだから」なんてゆう、冷徹で、お堅い鬼部長なんだけど、
近所の捨て猫を見かけてから、だんだん壊れてきてw、挙動不審になってゆく過程が面白い。

基本、会社帰りだから夜のシーンが多いんだけど、昼間でも画面は冷たくてどんよりとした緑色。
一方、次第に明かされてゆく部長の小さい頃の思い出シーンは一貫してセピア色。
マメシバに比べると、どっちかとゆうとにゃんこより、会社の人間関係のほうがメインな感じ。
それにしても、こんな会社ぜってームリ。丸の内あたりの高層ビルをかまえた、有名どころな会社なんだろうけど、
2週間の新人研修で、わざわざウィークリーマンションまで借りてペアで住まわせ、
部長が作詞したアホみたいな社歌を練習させたり、ほんとうにこんな会社ありそうだからリアル。

でも、新人女子も負けちゃいないんだよね。陰口はもちろん、部長本人にも面と向かって
「わたし部長のブログ書いてるんです。コメントもけっこうあるんですよ。毎日、非難轟々です」なんて、
現実的にはなかなか言えることじゃない。研修中のディスカッションで「時間分働けばいいんじゃないですか」とか。

あと気になるのは、ペットショップ店員(高橋直純)がマメシバと同じ人!
わんこにも詳しかったけど、にゃんこも大好きなんだ(きっと動物全員好きなんだ
この人、テーマ曲の作詞作曲から、歌まで歌ってるんだね!驚(ウィキ見たら声優さん?!
それから、動物病院の女医さん(明花)がムダにセクシー路線なのは必要なのか?(あんな獣医いない気がする
2週間ごとに爪を切らなきゃいけないとか、昔だったらしなかったことも今じゃ当たり前なのかねえ。
それとも単にペットショップ業界のセールストークか?!


あらすじ
大企業の人事部長・鬼塚は、冗談も通じない冷徹で有名。問答無用にリストラしてゆき、反発も大きい。
ある日、近所で段ボール箱に入れられて、にゃんこが数匹捨てられていたのを見つける。
1人、また1人ともらわれて、雨の晩、とうとうたった1人残ってしまったトラネコを衝動的に連れ帰ってしまう。
でも、家族には言えずに、カバンに入れて会社に来てしまい、困った挙句、新人研修で空きのでた一室を占領。
ペットショップから毎日ベッドや、じゃらしなどを購入。社員の開発したロボットを使って、会社のPCからも動画をタイムリーにチェック。
「1分いくらで雇われてると思う?33円だ!」なんて説教しながら、自分はついついトラ(にゃんこの名)と遊んで時間を忘れてしまう。
新人の1人は部長が隠れてネコを飼っていることに気づき、清掃員がペットショップに預けてしまった時、名を言わず教えてあげた。
研修はあと1週間。さて、どぅーなる???

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熱帯環境植物館×高島平図書館

2010-03-24 18:45:04 | 
ゆうべのバンバンラジオも起きたり、寝てたりで記憶がぼんやり
「ロック55」コーナーはフェイセズで♪ステイ・ウィズ・ミー。

今日は冷たい雨降る中、懲りずに行ってきたのはこちら↓↓↓

熱帯環境植物館~企画展“おいしい?水族館”
とっても親切な受付のおばさんに案内されて、B1Fから2Fまで水族館・植物園が見れる。
「ミニ水族館」トビエイかっちょいい!「映像ホール」では屋久島を特集してた(50分)。ウミガメさんカワイイ!
「熱帯低地林」ムッとするあったかい空気は近所の工場からの排熱を利用してるとのこと、さすがv
バナナほかさまざまな南国フルーツの木や、他の木に寄生して養分を吸い取って最終的には枯らしてしまう「締め付け植物」
ブーゲンビリアも咲いてたし、まるで南の島に来た錯覚を起こす!木で造った休憩場もあっていい雰囲気。
「山地帯植生」こちらは一転して寒い高山に登ったみたい。常に霧が吹き出してて、冷たい空気で育つ植物がたくさん。
「喫茶室クレア」にはなぜかナシゴレンとか美味しそうなメニューが書いてあったけど、まだお腹が空いてない(残念
2Fは実際に海の生物を触れるコーナーがあって、子どもたちは大騒ぎ!一時期話題になったドクターフィッシュもいた。
覗くと微妙に3Dに見える装置や、自然を描いた大きな絵も展示(わたしが以前パズルで買った画家だ/驚
こんなに充実してて220円はお得♪♪♪

高島平図書館
以前何度か通ったことがあったけど、来たのはひさしぶり。広くて、蔵書もなかなか充実してていい。
隣接してる「喫茶けやき」も気になった。

途中気になったレストランもあったけど、なぜかまたコメダ珈琲店に入ってピザ+ウインナーコーヒーを注文。やっぱりふつーw
コジマにも寄ってカラーインクを購入。家に帰って早速セットしたらちゃんと印刷可能(ほっ
やっと「添え状」も「職務経歴書」も印刷。明日出しに行かなきゃ。また雨だけど。



『おぞましい二人』 エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/訳 河出書房新社

▼書籍紹介:1965年に明るみに出た「ムーアズ殺人事件」。イギリスで二人の男女が4年にわたり5人の子供を残虐に殺して荒野(ムーア)に埋めていた事実が明らかとなった。「もう何年も本の中で子供たちを殺してきた」と自ら言うエドワード・ゴーリーが、この現実に起きた悲惨な事件によって心底動揺させられ、描いたのが本書である。

図書館でひときわ異色を放っていたため思わず手にとった。
緻密に描かれた薄ら寒い絵と、短いのにぞっとさせる恐ろしい話。
絵本の形をとってはいるけれど、児童書コーナーには置けないな
妙にリアルだと思ったら、実際あった事件から書いたんだ。当時はアメリカでそうとう反感を買ったらしいが、
あとがきを読むかぎりにおいては、著者はけして面白半分で題材にしたのではなく、むしろ逆で「どうしても書かざるを得なかった」といっている。
ほかにもちょっと歪んだ話がいろいろあるみたいで、とても気になる。

エドワード・ゴーリー(Edward Gorey)
1925年、シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章と、独自のモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表している。またエドワード・リアやサミュエル・ベケットらの作品の挿画、劇場の舞台美術なども手がけた。幻想的な作風とアナグラムを用いた(Ogdred Wearyなど)ペン・ネームを使い分けてたくさんの私家版を出版したために、多くの熱狂的コレクターを生みだした。2000年4月15日、心臓発作のため死去。享年75歳。

こんな刺激的な出会いがあるから図書館通いはやめられない。
いつも行くたび、好きな棚の端から端まで全部読んでみたい衝動に駆られる(ああ、なんて贅沢!
時間も忘れて、ぽかぽかした日和に、あったかな木の椅子にかけて、誰にも邪魔されずに、、、

夢の話。


今日みかけたいい言葉。
「過ぎたことは忘れる。これだけで悲しみの50%は無くなります。
 明日からのことは気にしない。これだけで悩みの50%は消え去ります。」
『おもいっきりほめてあげてください』ひろはまかずとし著)

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