■『世界の歴史8 ルネサンスと大航海時代』監修:木村尚三郎 漫画:古城武司
●ルネサンス:メジチ家を中心に富豪や貴族、ローマ教皇の保護のもとで文化が大きく発展した。文芸復興。「ルネサンスの三大発明」は、羅針盤・火薬・活版印刷。
・メジチ家:13世紀の終わりに東方との貿易などで富をきずき、フィレンツェを支配。商業・金融業で大富豪となり、ヨーロッパで1、2を争う金持ちだった。
・レオナルド・ダ・ビンチ:絵画・彫刻・音楽・建築・科学・哲学すべての学問に優れていたルネサンスを代表する天才。フィレンツェ生まれ。ベロッキオのもとで修行を積み、30歳でミラノに行き、戦車・砲弾・大砲など戦争兵器も考案。その他、潜水服・ヘリコプター・パラシュート・自動車なども考え出した。動くものには内部に仕掛けがあるはずと、馬や人を解剖して研究した。「最後の晩餐」や「モナ・リザ」も描いた。67歳で死去。
・ボッティチェリ:「ビーナスの誕生」など。
・ミケランジェロ:彫刻家・画家・建築家で力強い写実的な表現を用いた。「ピエタ像」「ダビデ像」が有名。レオナルドと張り合ったライバル。
・ラファエロ:レオナルド、ミケランジェロと並んだ三大巨匠の一人。「ひわの聖母」など。
・ダンテ:神曲、新生などの詩で有名。
・ボッカチオ:デカメロン
・コペルニクス:天文学者。肉眼による天体観測にもとづいて、地動説を唱えた。ローマ教会は、ギリシアの天文学者プトレマイオスの天動説を支持していたため、教会とのトラブルを避けるため、死の直前に出版した。
・ガリレオ・ガリレイ:自らつくった望遠鏡で天体を観測し、地動説の正しさを証明したが、宗教裁判によって考えを直さざるをえなかった。
・アイザック・ニュートン:その後の近代科学を引き継いだ。万有引力の発見など。
・エラスムス:腐敗したローマ教会を風刺した「愚神礼賛」を書いて、15世紀半ばに発明されたばかりの活版印刷によって大量に出版され、大評判となった。
・マルチン・ルター:宗教改革運動を起こし、のちのヨーロッパ世界に大きな影響を与えた。法律の学生から修道士となる。どんな罪も贖宥状を買えば救われるとした教会に反発、信仰があればすべて救われると説いた。破門された後、ザクセン候のもとで保護され、新約聖書のドイツ語訳を出版、初めて一般の人々にも聖書が読めるようになった。ルター派はのちに「プロテスタント(抗議する人)」と呼ばれ、それまでのローマ教会を中心とするキリスト教(カトリック)と対立が続いた。
●大航海時代:ポルトガルの探検航海者たちがアフリカから黄金・象牙・黒人奴隷を持ち帰った。
・クリストファー・コロンブス:マルコ・ポーロの「東方見聞録」を読んで黄金の国ジパングに憧れ、地理学者のいう「地球は平らではなく丸い」という説を信じた。乗組員が集まらず、死刑を待つ罪人から選んだ。スペインを出航して71日目で陸地に上陸。コロンブスは生涯そこがインドだと信じていたが、アメリカ大陸の諸島だった。現地民をインディアン(インドの人)と呼び、スペイン領とした。
・バスコ・ダ・ガマ:ポルトガルのリスボン港より出航。アフリカの喜望峰を越え、インドのカリカッタに到着し、胡椒などを積んで帰った。
・マゼラン:ポルトガルの貴族。スペインを出航し、マゼラン海峡を発見。食料や水不足で大勢の船員が死に、マゼランもマクタン島において現地民との戦いで殺された。3年後スペインに戻った時はわずか18名の船員になっていた。マゼランは若い頃東周りの航路を回ったことがあり、西周りと合わせると世界一周をしたことになり、地球が丸いことを証明した。
・エル・ドラド:スペイン人が夢見た新大陸の奥地にあるという黄金郷。その後、アズテックとインカ帝国を発見し、侵略。スペイン軍の攻撃で、鉄の武器を知らない2000人以上のインカ人がわずか30分ほどで皆殺しにされ文明は滅びた。
●古代アメリカ文明:アジアの人々が獲物を追ってベーリング海峡を越え、アメリカ大陸に渡ったのち農耕や牧畜をして暮らした。
・北アメリカ大陸文明:オルメカ文明→テオティワカン文明、マヤ文明→トルテカ文明→アズテック文明→コルテスに滅ぼされた。
・南アメリカ大陸文明:チャビン文明→ナスカ、ワリ、チムー文明→インカ文明→ピサロによって滅ぼされた。
インカ、マヤ、ナスカなんて魅力的な文明って全部アメリカなんだっけ?!驚
ヨーロッパ勢に滅ぼされず、他の文化に侵されず残っていたら、どんなだろうと考えるだけで浪漫
●ルネサンス:メジチ家を中心に富豪や貴族、ローマ教皇の保護のもとで文化が大きく発展した。文芸復興。「ルネサンスの三大発明」は、羅針盤・火薬・活版印刷。
・メジチ家:13世紀の終わりに東方との貿易などで富をきずき、フィレンツェを支配。商業・金融業で大富豪となり、ヨーロッパで1、2を争う金持ちだった。
・レオナルド・ダ・ビンチ:絵画・彫刻・音楽・建築・科学・哲学すべての学問に優れていたルネサンスを代表する天才。フィレンツェ生まれ。ベロッキオのもとで修行を積み、30歳でミラノに行き、戦車・砲弾・大砲など戦争兵器も考案。その他、潜水服・ヘリコプター・パラシュート・自動車なども考え出した。動くものには内部に仕掛けがあるはずと、馬や人を解剖して研究した。「最後の晩餐」や「モナ・リザ」も描いた。67歳で死去。
・ボッティチェリ:「ビーナスの誕生」など。
・ミケランジェロ:彫刻家・画家・建築家で力強い写実的な表現を用いた。「ピエタ像」「ダビデ像」が有名。レオナルドと張り合ったライバル。
・ラファエロ:レオナルド、ミケランジェロと並んだ三大巨匠の一人。「ひわの聖母」など。
・ダンテ:神曲、新生などの詩で有名。
・ボッカチオ:デカメロン
・コペルニクス:天文学者。肉眼による天体観測にもとづいて、地動説を唱えた。ローマ教会は、ギリシアの天文学者プトレマイオスの天動説を支持していたため、教会とのトラブルを避けるため、死の直前に出版した。
・ガリレオ・ガリレイ:自らつくった望遠鏡で天体を観測し、地動説の正しさを証明したが、宗教裁判によって考えを直さざるをえなかった。
・アイザック・ニュートン:その後の近代科学を引き継いだ。万有引力の発見など。
・エラスムス:腐敗したローマ教会を風刺した「愚神礼賛」を書いて、15世紀半ばに発明されたばかりの活版印刷によって大量に出版され、大評判となった。
・マルチン・ルター:宗教改革運動を起こし、のちのヨーロッパ世界に大きな影響を与えた。法律の学生から修道士となる。どんな罪も贖宥状を買えば救われるとした教会に反発、信仰があればすべて救われると説いた。破門された後、ザクセン候のもとで保護され、新約聖書のドイツ語訳を出版、初めて一般の人々にも聖書が読めるようになった。ルター派はのちに「プロテスタント(抗議する人)」と呼ばれ、それまでのローマ教会を中心とするキリスト教(カトリック)と対立が続いた。
●大航海時代:ポルトガルの探検航海者たちがアフリカから黄金・象牙・黒人奴隷を持ち帰った。
・クリストファー・コロンブス:マルコ・ポーロの「東方見聞録」を読んで黄金の国ジパングに憧れ、地理学者のいう「地球は平らではなく丸い」という説を信じた。乗組員が集まらず、死刑を待つ罪人から選んだ。スペインを出航して71日目で陸地に上陸。コロンブスは生涯そこがインドだと信じていたが、アメリカ大陸の諸島だった。現地民をインディアン(インドの人)と呼び、スペイン領とした。
・バスコ・ダ・ガマ:ポルトガルのリスボン港より出航。アフリカの喜望峰を越え、インドのカリカッタに到着し、胡椒などを積んで帰った。
・マゼラン:ポルトガルの貴族。スペインを出航し、マゼラン海峡を発見。食料や水不足で大勢の船員が死に、マゼランもマクタン島において現地民との戦いで殺された。3年後スペインに戻った時はわずか18名の船員になっていた。マゼランは若い頃東周りの航路を回ったことがあり、西周りと合わせると世界一周をしたことになり、地球が丸いことを証明した。
・エル・ドラド:スペイン人が夢見た新大陸の奥地にあるという黄金郷。その後、アズテックとインカ帝国を発見し、侵略。スペイン軍の攻撃で、鉄の武器を知らない2000人以上のインカ人がわずか30分ほどで皆殺しにされ文明は滅びた。
●古代アメリカ文明:アジアの人々が獲物を追ってベーリング海峡を越え、アメリカ大陸に渡ったのち農耕や牧畜をして暮らした。
・北アメリカ大陸文明:オルメカ文明→テオティワカン文明、マヤ文明→トルテカ文明→アズテック文明→コルテスに滅ぼされた。
・南アメリカ大陸文明:チャビン文明→ナスカ、ワリ、チムー文明→インカ文明→ピサロによって滅ぼされた。
インカ、マヤ、ナスカなんて魅力的な文明って全部アメリカなんだっけ?!驚
ヨーロッパ勢に滅ぼされず、他の文化に侵されず残っていたら、どんなだろうと考えるだけで浪漫