■『JAZZ SEEN/カメラが聴いたジャズ』 (2001年 / ドイツ)
監督:ジュリアン・ベネディクト
▼trailer
TSUTAYA のたしかどこにも分類できない「その他」のコーナーにいろいろ面白いものがたくさんあった。
その中の1枚のDVD。写真家ウィリアム・クラクストンのドキュメンタリー。
数多くのジャズミュージシャンを撮ってることで有名。
カッコいいジャズをBGMにして、本人と周囲の人々の語りに合わせて、当時撮った作品の数々を紹介してゆく。
同時に彼自身の人生を振り返り、再現フィルムが重なってゆく。
幼い頃、病気で医者から「もう駄目だ」と言われ、母から「何が一番したい?」と聞かれ、
兄貴らと雪合戦をした少年は、その後奇跡的に回復した。
母に写真を切り抜いてスクラップすることを勧められ、当時人気だったジャズミュージシャンの写真をたくさん貼った。
まさか後に彼らを自分で写真に収めるなんて思いもよらずに。その幼児体験が鮮明に残っているという。
奥さんでモデルのペギー・モフィットとの出会い話もステキ。俳優と付き合ってたペギーは、
ケンカした日に家の前に止まったジャガーから降りた背の高い男に興味を持つ。それがウィリアムだった。
2人が出会った運命の晩はエル・ニーニョサイズの嵐で、ウィリアムが自宅に戻ると半地下の自宅は水びたしで、写真がネガごと窓から溢れ出て下水に流れてしまっていた。
実際は一部だったが、これでもう写真家人生もダメかと思ったという。
「何かを失えば、何かを得る」てことでペギーと結婚。カリスマ的な魅力でペギーは一世を風靡する。
ウィリアム自身若い頃は俳優みたいにカッコいい。ペギーさんはいかにも70年代の申し子みたいな風貌
映画にはデニス・ホッパーも語っている(最近病気だって聞いたけど、大丈夫かな
マレーネ・ディートリッヒやスティーブ・マックイーンなどの俳優も撮っていた。
相手との信頼関係によって素のままの一番魅力的な瞬間を撮りたいと願う。
「もう二度と起こらない瞬間を永遠に残すことができる」のが写真の魅力だと語る。納得。
ジャズミュージシャンと切っても切れないドラッグとの関係の話も興味深い。
「当時はみんなヘロインをやっていた。演奏中に眠ってしまったりして。」
ウィリアムは、才能ある大勢の若いジャズメンが身近で亡くなってしまう体験から自分は手を出さなかったという。
最近読んだジャズ関連の本にもたくさんのジャズメンが志半ばでこの世を去っていることを知った。
マイルスも一時期は麻薬のために演奏していたような状態で、レコーディングスタジオにまで売人がやってきてたらしい
特典にはフォト・スライドショーや、予告編、キャスト&スタッフ紹介などが入ってる。
時には海の中から出てきたダイバーがペットを持ってたり、ジャズメンがカウボーイハットをかぶって砂漠に立ってたり、
突飛な発想で撮った写真の説明をするクラクストンは、ユーモアに富んでて、優しい人柄が伝わってくる
musician in the film
チェット・ベイカー
ジェリー・マリガン
アート・ペッパー
チャーリー・パーカー
ショーティ・ロジャース
ソニー・ロリンズ
マヘリア・ジャクソン
ヨアヒム・ベーレント
ラス・フリーマン
ベニー・カーター
チコ・ハミルトン
ベン・ハーパー
バート・バカラック
カサンドラ・ウィルソン
ジャッキー・テラソン
ダイアナ・クラール
ラッセル・マローン
デューク・エリントン
エラ・フィッツジェラルド
ルイ・アームストロング
カート・エリング
監督:ジュリアン・ベネディクト
▼trailer
TSUTAYA のたしかどこにも分類できない「その他」のコーナーにいろいろ面白いものがたくさんあった。
その中の1枚のDVD。写真家ウィリアム・クラクストンのドキュメンタリー。
数多くのジャズミュージシャンを撮ってることで有名。
カッコいいジャズをBGMにして、本人と周囲の人々の語りに合わせて、当時撮った作品の数々を紹介してゆく。
同時に彼自身の人生を振り返り、再現フィルムが重なってゆく。
幼い頃、病気で医者から「もう駄目だ」と言われ、母から「何が一番したい?」と聞かれ、
兄貴らと雪合戦をした少年は、その後奇跡的に回復した。
母に写真を切り抜いてスクラップすることを勧められ、当時人気だったジャズミュージシャンの写真をたくさん貼った。
まさか後に彼らを自分で写真に収めるなんて思いもよらずに。その幼児体験が鮮明に残っているという。
奥さんでモデルのペギー・モフィットとの出会い話もステキ。俳優と付き合ってたペギーは、
ケンカした日に家の前に止まったジャガーから降りた背の高い男に興味を持つ。それがウィリアムだった。
2人が出会った運命の晩はエル・ニーニョサイズの嵐で、ウィリアムが自宅に戻ると半地下の自宅は水びたしで、写真がネガごと窓から溢れ出て下水に流れてしまっていた。
実際は一部だったが、これでもう写真家人生もダメかと思ったという。
「何かを失えば、何かを得る」てことでペギーと結婚。カリスマ的な魅力でペギーは一世を風靡する。
ウィリアム自身若い頃は俳優みたいにカッコいい。ペギーさんはいかにも70年代の申し子みたいな風貌
映画にはデニス・ホッパーも語っている(最近病気だって聞いたけど、大丈夫かな
マレーネ・ディートリッヒやスティーブ・マックイーンなどの俳優も撮っていた。
相手との信頼関係によって素のままの一番魅力的な瞬間を撮りたいと願う。
「もう二度と起こらない瞬間を永遠に残すことができる」のが写真の魅力だと語る。納得。
ジャズミュージシャンと切っても切れないドラッグとの関係の話も興味深い。
「当時はみんなヘロインをやっていた。演奏中に眠ってしまったりして。」
ウィリアムは、才能ある大勢の若いジャズメンが身近で亡くなってしまう体験から自分は手を出さなかったという。
最近読んだジャズ関連の本にもたくさんのジャズメンが志半ばでこの世を去っていることを知った。
マイルスも一時期は麻薬のために演奏していたような状態で、レコーディングスタジオにまで売人がやってきてたらしい
特典にはフォト・スライドショーや、予告編、キャスト&スタッフ紹介などが入ってる。
時には海の中から出てきたダイバーがペットを持ってたり、ジャズメンがカウボーイハットをかぶって砂漠に立ってたり、
突飛な発想で撮った写真の説明をするクラクストンは、ユーモアに富んでて、優しい人柄が伝わってくる
musician in the film
チェット・ベイカー
ジェリー・マリガン
アート・ペッパー
チャーリー・パーカー
ショーティ・ロジャース
ソニー・ロリンズ
マヘリア・ジャクソン
ヨアヒム・ベーレント
ラス・フリーマン
ベニー・カーター
チコ・ハミルトン
ベン・ハーパー
バート・バカラック
カサンドラ・ウィルソン
ジャッキー・テラソン
ダイアナ・クラール
ラッセル・マローン
デューク・エリントン
エラ・フィッツジェラルド
ルイ・アームストロング
カート・エリング