メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『世界の歴史 7 草原の王者チンギス・ハン』

2010-03-06 20:57:53 | 
『世界の歴史 7 草原の王者チンギス・ハン』
監修:木村 尚三郎 漫画:久松文雄

「黄河文明→殷→周→秦→前漢→新→後漢→三国時代→晋→南北朝時代→隋→唐→(五代十国の乱世)→宋→元→明→」

・趙匡胤(ちょうきょういん):中国北部のモンゴル系遊牧民族・遼が攻めてきて和平を結び開封を都として宋をたてる。武力ではなく教育や法律で国を治める「文治主義」。狭き門の科挙試験に合格すると役人になれた。開封は栄えたが、遼・西夏が攻め入り、科挙の人数が増えすぎて国は衰え、中国北部のツングース系女真族の金に滅ぼされる。
・朱熹(しゅき):儒学者で宋学(朱子学)を大成した。のちの日本にも影響を与える。

「とおい昔、モンゴル高原に天の命を受けて生まれた蒼い狼がいました。その狼は美しい雌鹿を妻にしてバイカル湖をわたり、オノン川のみなもとにあるブルカン岳のふもとに住むようになった」という古い伝説がモンゴル民族にあった。

チンギス・ハン:名はテムジン。妻はボルテ。父イエスゲイがタタール族に毒殺されると民は去り、17歳になったテムジンはタイチウト族に捕らえられる。力のあるワン・ハンの後ろ盾を受け、妻を連れ去ったメルキト族と戦い勝利しモンゴル族の英雄となり、部族長会議で神の意志によりハン(長)となる。その後モンゴル全土を統一。大モンゴル帝国を築く。さらに万里の長城を突破して華北の金を支配。西アジアのホラズム国を7年目で征服。西夏の遠征の際、狩りで落馬し病死。
・オゴタイ・ハン:チンギスの三男。モンゴルの第二代ハン。金を征服。旅人が新しい馬に乗り換え、宿屋もある「駅伝」制度を作った。四男のトゥルイは途中で病死。息子バトゥはロシア、東ヨーロッパを征服。トゥルイの長男モンケ・ハンも病死。
フビライ・ハン:トゥルイの次男。第五代ハン。都を燕京(現在の北京)に移し大都と呼び、国名を元と改めた。
・元寇:蒙古襲来。1度目を文永の役(1274年)、2度目を弘安の役(1281年)という。二度とも台風に遭って失敗。
マルコ・ポーロ:イタリア商人。旅行記が『東方見聞録』となる。ジパング(日本)を黄金の島として紹介し東洋への憧れからヨーロッパ人を航海に促した。フビライに仕え、17年間元に滞在。
・光武帝(こうぶてい):フビライの死で紅巾の乱が起き元は滅び、乱の指導者の1人朱元璋は南京で即位し国号を明と定めた。

・チムール帝国:チンギスの血をひくトルコ系貴族チムールがたてた。33歳でサマルカンドを征服。13年間で中央・西アジアの大部分を支配する大帝国を築く。
・ムガル帝国:チムールの子孫バーブルが西北インドに侵入してたてた。
タージ・マハル:ムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが病死した愛妻ムスターズ・マハルのために建てた墓。

オスマン・トルコ帝国:指導者オスマン・ベイがたて初代皇帝となる。息子オルハンは東ローマ帝国を攻める。捕虜はイスラム教徒にして戦士として教育され皇帝直属の精鋭部隊「イエニ・チェリ」とした。メフメト二世がコンスタンチノープルを落とし東ローマ帝国は滅びた。「世界の帝王」と呼ばれたスレイマン一世の時代に最も栄えるが、スペインを中心とする連合艦隊に敗れる。
アンコール・ワット:カンボジアで9~15世紀にかけて古代クメール帝国が栄え、都には寺など優れた建造物が造られた。
アーナンダ寺院:11~13世紀。バガン王朝が栄え(今のビルマ)、インドの文化をとりいれた仏教美術が生まれた。
・密教:8~11世紀にインドで栄えた仏教のひとつがチベットに伝わる(ラマ教)。最高の指導者はダライ・ラマで活仏(生きた仏)と信じられている。死後は東の方向で1年間に生まれた男子の中から1人選ばれ、生まれ変わりとして次のダライ・ラマとなる。今でもチベット、モンゴル、ネパールで広く信じられている。

朝鮮の歴史:新羅の朝鮮半島統一→10世紀はじめ弓裔が高麗をたてる→チンギス・ハンの侵略を受け和平を結ぶ→李成桂が李朝(李氏朝鮮)をたてる(倭寇を退け、ハングル文字、世界最古と言われる銅板活字が作られた)→豊臣秀吉による壬申の乱・丁酉の乱が起き、清(しん)の支配下となる→19世紀。清、ロシア、日本が朝鮮半島をめぐって日清戦争、日露戦争が起きる→日本の支配下となり約500年続いた李氏朝鮮は滅びた。
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『三国志 諸葛孔明』(1985)

2010-03-06 20:04:46 | ドラマ
『三国志 諸葛孔明』(1985)中国 ドラマ
監督:孫光明 原作:羅貫中
出演:季法曽、黄家徳、張辛元、哀親民、何玉海、徐正運、馬明義、張章、玉振栄 ほか

話題をさらった『レッドクリフ』はラブロマンスに傾いてるって噂を聞いて、より原作に近い作品を探してたんだけど、
かなり味のあるビデオを発見v(近所の1本100円VHSシリーズさすがです
あくまで諸葛孔明をメインに描いてる作品だけど、世界の歴史本で読んだおおまかな流れは全て入ってた。

第一部 大軍師起つ
第二部 赤壁の戦い
第三部 秋風五丈原

story
劉備張飛(やたら酒飲みの短気に描かれてる)と関羽を連れて3度訪ねた「三顧の礼」。
諸葛孔明は、魏・呉・蜀に分かれて治める「天下三分の計」を授け、劉備に生涯仕えることを誓う。
曹操軍の舟を鎖でつながせ火を放って勝利した「赤壁の戦い」。
その際、保身のため戦争を回避しようとしていた呉の上層部を熱弁で説き伏せ、
有能な軍師・周喩には「曹操は女好きだから、呉を攻める理由は美人で有名な妻・小喬が目的だろう」と言って、
周喩を味方につけ、孫権を動かす。
周喩は「今のうちに諸葛を討っておかねば危ない」と察し、命を狙うが、赤壁の戦いで見事逆風を吹かせた後、
早々帰ってしまった諸葛に悔しがり憤死する。妻子、呉の連中はみな諸葛を仇と恨むが、
命を危険を知りながら、再び呉に入り、周喩の死がどれほど惜しく悲しいかを舌戦を尽くすシーンは圧巻/涙

敵地に捕われた主君を助けるために出陣先で禁酒の誓いをたてた張飛は、曹操軍が動かないのでイライラしていたが、それは相手の思うつぼ。
それを見通して諸葛は酒樽2つを贈り、中に文を入れる。張飛は酒に酔ったフリをして、曹操軍を騙し勝利する。
劉備亡き後は、息子・劉禅を主君とし、魏に何度も攻め入るが病に倒れ、そこに付け入る司馬仲達を欺いて、
自らを模した木像を作り、敵を退陣させた。「死んでもなお、この仲達を欺くとは天才だ。半旗を掲げて喪に服せ」と仲達は部下に命じた。

諸葛の幼い頃を演じてる子役がレスリー・チャンに似てるけど違うのかな?
青年期、老齢期と違う俳優が演じてるから、途中から誰なのか混乱する

お互い「どうぞ、どうぞ」て譲り合うセリフがやたら出てきてちょっと面白い。
多分うなづいてる言葉と思われる「ハオ、ハオ」?とか、考える時はみな長く伸ばしたヒゲを触る仕草とかの演出も。
ハリウッド風なスピードや派手さはないけど、ゆっくりな演技とセリフ回し、ゆるい照明やカメラワークなどにも
広大な中国の雰囲気が感じられて味わいがある。


ちなみに写真は金八ではありません。。

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赤坂をブラタモリ

2010-03-06 09:32:14 | 日記
赤坂をブラタモリ

一昨年あたり派遣で通ってた赤坂界隈が今回のブラタモリ。見慣れた場所が出るたびに懐かしかった。
まずは見附が「江戸城の三十六見附のひとつ」だったってゆうのが驚き。外堀通りも溜池も名前の通り以前水底だったとか/驚
何気なく残ってる石垣も見逃さないのはさすがタモさん!
どこがどーなって水辺を埋めることになったのか、その経緯も知りたくなった。

当時は来日公演などなかった時代にサッチモまで生演奏したってゆう伝説のナイトクラブもステキ!
老舗の料亭も多かったらしく、「料亭 金龍」てそいえば会社の近くにあったかも!
とにかくランチには不自由しなくて、時給もよかったし、逆食になる前だったから、毎日違う店に入って、
しっかり定食とか食べたんだっけ。通ってると顔も覚えられてきて、店の人と言葉を交わしたりしてた。

迎賓館の内装の豪華さはハンパない!!!今こうした格調高い建物を造ろうとしてもムリなのでは?
敵なしの勝率だった力士・雷電為右衛門と住職との飲み比べで住職が買った時の杯が残ってる話も面白かった。

次回は六本木か。2人の服装もすっかり冬仕様になってるし、撮影は今でも続いてるのかなぁ?
ずっと続いていって欲しい!


パンダ・コパンダ
名作劇場の話から同僚が教えてくれた宮崎駿のアニメ。全然知らなかった!
お父さんが動物園に勤めてるらしいんだけど/爆

珍馬名 名鑑
競争馬の名前てけっこう笑える/爆 それを集めたサイトも多いんだw


「時給1,050円。図書司書資格を活かせる!上野・国立博物館でのカウンター業務のお仕事です。美術の分野に関心が高い方歓迎です!」
てメルマガにちょっとテンション上がったけど、司書の時給て950円が精一杯な世界なんだよね
本に囲まれたお仕事がしてみたくて、お金出してサマースクールに1ヶ月通って司書補の資格とったりしたんだけど、
その頃から全然待遇変わってない。
はぁ・・・主婦だったら扶養内の仕事として理想的かも。だから図書館勤務の人って奥様が多いんだな~。
面白そうな仕事は大抵時給が低い。低く設定しても人気があるから人が集まるもんね。
20代の頃は時給1200円でもワンルーム6万円台の部屋でちゃんと暮らしていけたけど、今じゃムリ・・・な気がする。
でも、一度やってみたいなあ!



久々「ヤラれた1曲コーナー」。レゲエと言えばわたしの中ではジミー・クリフ
なにかの番組で足をJB風に足をパタパタさせながら、振り絞るように歌ってたこの歌で鳥肌が立った。
その後、同名の映画を観て、さらにアルバムを聴いて感動。永遠に色褪せない1枚。

THE HARDER THEY COME/Jimmy Cliff
But I'd rather be a free man in my grave
Then living as a puppet or a slave

Many Rivers To Cross

『THE HARDER THEY COME』

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『夕凪の街 桜の国』コミックス

2010-03-06 08:43:35 | マンガ&アニメ
『夕凪の街 桜の国』コミックス こうの史代/作

こないだ実写映画版を観て感動した後すぐ、BOOK-OFFに寄って原作コミックスを探したら意外とあっさり見つかったv
やわらかいタッチの線と色づけで、短い中にあの情感たっぷりな世界がつまってる。
映画は原作を余すところなく、しっかりと映像化してたんだな。


本の中に出てくる昭和の名曲がまた時代を感じさせるとともに、その時の登場人物の感情を表してて粋な使われ方だった。

お富さん/春日八郎
死んだはずだよ お富さん
生きていたとは お釈迦さまでも
知らぬ仏の お富さん



月がとっても青いから/菅原都々子
もう今日かぎり 逢えぬとも
想い出は 捨てずに
君と誓った 並木みち
二人っきりで さあ帰ろう



図書館で借りたJAZZのCD。

『Verve Jazz Masters Vol.7』Erroll Garner (エロールガーナー)
どこかで聴いたことあるって思ったら、勝手がカバーした♪Is You Is or Is You Ain't My Baby? も入ってた/驚
ほかにもサッチモもカバーしてた♪Don't Be That Way や、エラが歌ってた♪Misty などなど。

『The Definitive』 Clifford Brown
25歳で交通事故で夭逝したという天才トランペッター。愛称はブラウニー。「夭逝した天才」て言葉に弱いんだな

『This Is Jazz 9』George Benson
こないだ聴いたウェス・モンゴメリーのの後継者と言われたギタリスト。歌もイイ。

『直立猿人~PITHECANTHROPUS ERECTUS』CHARLIE MINGUS
アメリカのジャズ・ベース奏者。タイトルも目を引くけど、中身も前衛的。

『オールディーズ メモリー オブ 50's vol.1』
ダイソーって書いてあるってことは・・・CD1枚が100円?!全14曲も入ってるのに(価格破壊?!
しかも、レイ、ビリー・ホリデイ、シナトラ、エラ、ミルスBros.、サラ・ヴォーン、ドリス・デイ、メル・トーメなんでもあり/驚
選曲もバカにできないし、チラっと調べたらほかにもクラシックや落語まであるらしい。恐るべし百均っ!
このシリーズもVOL.1~かなりの数揃ってたし、コンプリートできるか???

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