■『おいしいコーヒーの真実』Black Gold(2008)英米合作
「1杯330円のコーヒーから、生産者が手にする金額はわずか3-9円」
▼trailer
▼フェアトレード=
公正貿易。途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形態。
特典についているインタビューで話してた通り、最近はスーパーなどで買う食料品の産地偽装や安全性の問題が浮上している中で、みんな「消費者の権利」は主張するけれども、「消費者の責任」についてはほとんど語られない。
つまり、安全な商品が買えるようにするためには、まず生産者の安全な生活を確保しなければならないとゆうこと。
映画では、コーヒー価格が下落したことで、コーヒーの最大生産国エチオピアのコーヒー生産農家の暮らしが貧窮していることを訴えている。
彼らの生活を一手に引き受ける農協の代表者が主に話を進めてゆく。
彼は生産者から買い付けて、間の過程を通さずに売ることで手間賃を省き、
正当な価格で取引し、儲けを農家に還元する活動を精力的に続けている。
過剰生産、そして、生産者と消費者の間に何段階も存在する大貿易企業が利益を独占しているという問題。
市場価格を決めるニューヨークのマーケットはまるで戦場みたいな狂った世界に見えてくる。
貿易は途上国にとって大事。貿易による利益を1%上げることで、海外からの支援金や支援物資を大きく上回る収入が得られる。
でも海外の大企業が安く買いつけ、安く売るシステムによって、農家はどんなにキツイ労働をしても最低限の衣食住すら得られないという現実。
コーヒーよりも単価が高いチャット(麻薬)の栽培に移らざるを得ないという状況(なんてこった!
これはコーヒーだけではなく、バナナやチョコレートなど、とっても身近なモノも同じ問題を抱えている。
イギリスではフェアトレードについての教育が行われ、スーパーでも手軽に買えるらしいが、
日本ではまだまだ。わたしも今回初めて聞いた言葉だし。
インタビューでは「コーヒーショップでタンブラーを持って行ったら、店員が紙コップで作って、
それをタンブラーに移してから紙コップを捨てていた。このことを会社にゆったら3ヶ月後には計量カップに替えていた。
こうして消費者1人1人からどんどん意見を言うことから始まる」とのこと。エコとも似通ってるんだな。
今作では主にスターバックスが取り沙汰されている。ちなみにP&Gなども含む4大企業は取材拒否したそうな。
世の中にはまだまだ考えなければならない不条理なことが多すぎる。
マイケル・ムーアしかり、映画ってゆうエンタテイメントな媒体を通じて真実を暴いてゆくのは、
様々な年齢層に、世界中に同時に広く訴えることができるからいい方法かもしれない。
ほんと、、珈琲好きには黙っていられない事実だ。
「1杯330円のコーヒーから、生産者が手にする金額はわずか3-9円」
▼trailer
▼フェアトレード=
公正貿易。途上国の生産者に公正な賃金や労働条件を保証した価格で商品を購入することで、途上国の自立や環境保全を支援する国際協力の新しい形態。
特典についているインタビューで話してた通り、最近はスーパーなどで買う食料品の産地偽装や安全性の問題が浮上している中で、みんな「消費者の権利」は主張するけれども、「消費者の責任」についてはほとんど語られない。
つまり、安全な商品が買えるようにするためには、まず生産者の安全な生活を確保しなければならないとゆうこと。
映画では、コーヒー価格が下落したことで、コーヒーの最大生産国エチオピアのコーヒー生産農家の暮らしが貧窮していることを訴えている。
彼らの生活を一手に引き受ける農協の代表者が主に話を進めてゆく。
彼は生産者から買い付けて、間の過程を通さずに売ることで手間賃を省き、
正当な価格で取引し、儲けを農家に還元する活動を精力的に続けている。
過剰生産、そして、生産者と消費者の間に何段階も存在する大貿易企業が利益を独占しているという問題。
市場価格を決めるニューヨークのマーケットはまるで戦場みたいな狂った世界に見えてくる。
貿易は途上国にとって大事。貿易による利益を1%上げることで、海外からの支援金や支援物資を大きく上回る収入が得られる。
でも海外の大企業が安く買いつけ、安く売るシステムによって、農家はどんなにキツイ労働をしても最低限の衣食住すら得られないという現実。
コーヒーよりも単価が高いチャット(麻薬)の栽培に移らざるを得ないという状況(なんてこった!
これはコーヒーだけではなく、バナナやチョコレートなど、とっても身近なモノも同じ問題を抱えている。
イギリスではフェアトレードについての教育が行われ、スーパーでも手軽に買えるらしいが、
日本ではまだまだ。わたしも今回初めて聞いた言葉だし。
インタビューでは「コーヒーショップでタンブラーを持って行ったら、店員が紙コップで作って、
それをタンブラーに移してから紙コップを捨てていた。このことを会社にゆったら3ヶ月後には計量カップに替えていた。
こうして消費者1人1人からどんどん意見を言うことから始まる」とのこと。エコとも似通ってるんだな。
今作では主にスターバックスが取り沙汰されている。ちなみにP&Gなども含む4大企業は取材拒否したそうな。
世の中にはまだまだ考えなければならない不条理なことが多すぎる。
マイケル・ムーアしかり、映画ってゆうエンタテイメントな媒体を通じて真実を暴いてゆくのは、
様々な年齢層に、世界中に同時に広く訴えることができるからいい方法かもしれない。
ほんと、、珈琲好きには黙っていられない事実だ。