メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『毎日が夏休み』(1994)

2010-07-15 20:11:27 | 映画
『毎日が夏休み』(1994)
監督:金子修介 原作:大島弓子 主題歌:鈴木トオル「時間のない街」
出演:佐伯日菜子、佐野史郎、風吹ジュン、高橋ひとみ、益岡徹、黒田福美、上田耕一、戸田恵子、林キセ子、小野寺昭 ほか

大島弓子原作マンガの映画化が何本かある」とライブ友が教えてくれて、早速探してみたが、
なかなかレンタル屋に置いてない中で、やっと今作を発見。
佐伯日菜子は今作のオーディションに合格して、女優&映画デビュー作なんだそうだ。
わたしにはドラマ『エコエコアザラク』の黒井ミサ役として根付いてしまっているので、どこかしっくりこないが
しかも、「ハンサムな義父役」は佐野史郎だしw
その他の出演者もこの当時活躍していたと思われる配陣バリバリだ。

そもそも大島弓子のマンガの世界はどこか現実よりちょっとだけ浮遊していて、どこか上品な雰囲気もあるから、
監督もそれを意識して創ったのかもしれないな。佐伯日菜子の一本調子なモノローグとかもひっくるめてw

story
一流企業の若き次長である義父、成績優秀な娘・スギナ、新興住宅地に住む理想的な家庭図。
だが平日の昼間の公園でエスケープしている義父とスギナがバッタリ会ってしまって急展開。
義父は会社と肌が合わず辞めていて、スギナは学校でいじめに遭っていて登校拒否をしていたのだった。

そのまま家に帰った2人は母親に報告。ご近所の奥様連中から羨ましがられて得意になってた母は信じられず、受け入れられない。
父は子連れで就活をし始め、ムリと分かると「なんでも屋」を起業。義父が社長で、スギナが副社長。
元妻、元夫、元同僚、ご近所にまでチラシを配って、散歩、家事、買い物、なんでもやる日々。
元妻は昔のアルバムを取り出してもらって、幸せだった思い出話に花を咲かせる。

義父は当時は分からなかった人の気持ち、自分の気持ちが分かりはじめ、
エリート当時には出来なかった事もたくさんできるようになって、今の仕事を楽しんでいたが、
母は耐えられず家出の末、ナイトクラブで働き始める。
元同僚にバカにされたようなお別れ会を催され、怒ったスギナはビンゴでもらった品を勝手に返しに行った事で義父に怒られ、
副社長をクビにされてしまう。。


血のつながっていない父と娘だけに、なんだかフシギな男女の空気感がなきにしもあらずな気もするけど、
やっぱりスギナは、自分をありのままただ必要としてくれる父親像を求めていたんだろうな

映画を観ながら、あのフワフワした線の絵と、繊細で、さり気なく哲学的なセリフが思い出された。
大島さん、さすがです


わたしもこのタイトル通りずっと夏休み状態。いや、正確にゆうと春休みから続いてるのか
世間からドロップアウトした親子の話ってとこもリンクしてるし。

例のせっかくエキスパが紹介してくれたお仕事も、迷った末に断ってしまった。申し訳なす
理由をいろいろゆってみたが、しどろもどろでうまく伝わらなかっただろうなぁ。
自分でも分からないことを、人に説明するのは酷というもの。

「自由」てなんだろう?て考えてみる。
「ほんとうにやりたいこと」「自分が実際出来ること」「生活費を稼ぐこと」このバランスについても。


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未来科学技術情報館 vol.1

2010-07-15 19:44:16 | アート&イベント
未来科学技術情報館
野口さんのツイッターを見ていて、急に宇宙熱が高まってきたので、科学館に行ってみたv
りんかい線「東京テレポート駅」から15分て書いてあるけど、ちょい迷って遠回りしてしまいけっこう歩いた
1Fでは企画展「ドラえもんの科学みらい展」が盛況だったが、今回は見送って常設展とプラネタリウムがお目当て。
入場券を買ってから(バーコードリーダーがついてて、かざすと出入り自由)、奥で予約券をもらうんだけど、
1枚ずつしかもらえないから、1回観てから、またここに来て、席が空いてたら見れるってシステム。
1回に100席あまりだからみんな並んでて、結局1日に1コしか見れないんだな、残念。

立体視プラネタリウム作品 「バースデイ ~宇宙とわたしをつなぐもの~」も見たかったけど、1回目はすでに満席で、次回は14時から。
結局、3D大型映像作品「FURUSATO-宇宙からみた世界遺産-」を選んだ。10分前から入場だからそれまで常設展のある3、5Fへ。

広いフロアが迷路のように区切られてて、それぞれテーマごとに研究&体験できるようになってる。
はじめはよく勝手が分からずウロウロするばかりで、科学館系は美術館と違って、実験&体験しなきゃ意味がないと気づく。
お客さんと同じ数ぐらい老若男女のスタッフさんたちがいて、展示物について突っ込んだ説明をしてくれるんだよねv

たとえば・・・
全国に2mくらいあるポールみたいな地震計が埋め込まれてて、筑波の研究所にオンラインでデータが集まり、
見やすいデータとなって科学館にオンタイムに送られる。日本地図上の無数の点(地震計)がつねに揺れててビックリ!
理由はさまざまで、都内の地震計が揺れてるのは大型トラックが走ってるせいなんだって/驚
それに比べて島根とかはいつもブレが少ない。都心にやたらと地震計が多く設置されてるのは、
いつ大地震が起こってもおかしくないから データはとれても予測はまだまだ出来ないみたい

宇宙船内の実際にクルーが生活&作業してる部屋を再現したのは興味深い。床にも壁も、天井も何かしら使えるようになってる。
トイレや宇宙食もあったし、個人の部屋も再現されてて、四面を使ってパソや寝袋?などが置かれてた。窓からは外が見える!

海底深く掘り続けてるってゆうのも驚き。最初はアメリカが始めて、日本は2003年から。
600億円もかかって造ったドデカイ船から長い棒みたいなのが海底に突き刺さってて、ドリルで掘って、
マントルの研究とかいろいろしてるらしい。海底6000mを走行可能な潜水艇の中にも入れたv
乗組員3人(運転士2人+科学者1人)しか入れない空間はほんと狭いっ!圧縮空気で8時間いられる。
あとは水が出し入れできる部分が大半を占めてて、出し入れすることで沈んだり、浮いたりできる。
ここの説明をしてくれたおじさんは素もぐりで40m?もぐったことがあるんだって!驚×5000
『グランブルー』のジャック・マイヨールの話を熱く語ってくれた。

5Fのカフェは席がとられてて、7Fのレストランは見晴らしよさそうだったけど、そんなに時間がなかったから、
外のロッテリアに行ったら、ほかに食べるところがないからけっこう並んでた
慌てて食べて、13時からの3D映像を観た。

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未来科学技術情報館 vol.2

2010-07-15 19:44:15 | アート&イベント
3D大型映像作品「FURUSATO-宇宙からみた世界遺産-」
3Dメガネをかけて、世界遺産を見るというストーリーで、マチュピチュや、ニュージーの有名な滝?とかの映像は圧巻!!!
パラグライダーとかヘリの画像なのかなあ?標高高い雪山を駆ける鹿さんとか、とっても接近して大迫力だった。

エジプトのピラミッドの石棺のある密室の中の狭い空気感も超リアル
未来は実際その場所まで行かなくても、こうしてバーチャルな旅行が自室で楽しめる時代が来るかもね。
絵を描いて売ってる兄弟が出てきて、兄の絵が売れて、やっと弟に絵の具が買ってあげられるってほのぼの話。
暑い中歩いた疲れで途中は眠気との闘いに(みんな眠かったってゆってたw


ほかにも最先端医療のコーナーには脳などの臓器を顕微鏡で見るグロい体験もできるし
ゲノム?素粒子?など読んでいてもサッパリ分からないコーナーなど盛りだくさん。

時間差で実演ショーもたくさん催されてて、アシモ君見ました!!!歩くだけじゃなくて、走れるようになったんだね!
サッカーボールを蹴ったり、うすら寒いギャグも飛び出したりして、ハイテクなのに動きがすごいたどたどしくて笑える

未来の乗り物ハルク・ツーは6個のタイヤを器用に使って、真横にスライドしたり、
伸び縮みして対象物を避けたりできるんだけど、急にフリーズ
司会をしてるお兄さんも、動かしているお兄さんも汗だくで復旧を試みるも、
「実を言うと昨日から調子が悪いんです・・・」てことで、ついに復旧せずにショーは中断。残念。
未来のクルマも急にフリーズしたら困るよねw


VRシアター「4D2U ~spacewalk~」15時~
これも3Dメガネをかけて、前方のスクリーンに映し出された画像を立体で見る。時間も加えると4Dなんだって。
地球から始まって~太陽系~銀河系~銀河群(銀河の集団)~局部銀河群(銀河群の集団)~銀河団だっけ?
話がもう広大すぎてよう分からんです 実際見に行ったわけでもなし、理論だけでよくここまで調べたもんだね。
土星の輪に見える部分が氷の結晶の群れで、つねに動いてる様子が映像化されて、これもフシギな体験だった!


6階までの吹き抜け空間に浮かぶジオ・コスモスは、常になにかの映像を映し出していてキレイ
階をつなぐループ状のオーバルブリッジは高所恐怖症の方には本当に恐怖体験かも?!
けっこうな高さで、外はガラス張りで丸見えだし、微妙に揺れるから、壊れるはずがないと分かっていても怖い。。

1Fのショップで宇宙食やら、アシモグッズや、動物&宇宙に関する商品をひやかしてから、
「テレコムセンター駅」から久々ゆりかもめに乗って帰宅v
もう梅雨明けた?青い空に雲はたくさん浮かんでたけど、暑かった!!!


「船の科学館」は見たことあるが、「東京みなと館」は知らなかったな。
お隣りの「産業技術総合研究所」てとこも一般公開してる感じだったけど、時間的に間に合わなかった。


追。
アザラシ型の癒し系ロボット「パロ」は可愛い なでると喜ぶ。
触ってると実際ストレス値が低下した実験結果が得られたんだって。
そのほかの写真は、フォトチャンネルにてアップします♪

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