メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

第2回 川越町歩き(その1)

2010-07-23 20:02:56 | 町歩き
この狂ったように暑い中、こないだのつづきを見るため川越に行ってきた。
歩く距離を少しでも縮めるために、「川越市駅」で下車。
周遊バスに乗ろうと思ってたけど、乗り場も分からず、すでに思考力がなくなってきたため、そのまま朦朧と歩き続けた。
笑っちゃうくらいの暑さ!顎から汗が垂れてくる。ヤバイ・・・本気で倒れるかも

川越市役所の前には「太田道灌像」がある。
もうちょっと歩くと「川越城中ノ門堀跡」もあり。
「川越城本丸御殿」は、保存修理工事のため、平成23年3月(予定)まで休館中。

そして「市立博物館」に着いたら・・・毎月第4金曜は休館日とある。ガーーーーーーーン凹凹凹

川越市立美術館


気をとりなおして「市立美術館」に入る。特別展は「竹久夢二展」だった。
有名だけど、それほど興味がなかった夢二を改めて観たら、けっこう魅入ってしまった。
想像通り、9割方が女性の絵。そもそも女好きなのか、それとも女性の美しさが好きなのか
完璧な構図と、色の美しさに感動。意匠化された抽象画みたいな絵もあるんだね/驚
着物や帯の大胆な柄に季節が入ってたり、団扇、椿などの日本文化が要所要所に使われている。
改めて「赤」っていう色の重要さに気づく。とくに女性を描く場合、女性らしさが引き立つのは日常でも使えそう。

本の表紙画、絵葉書のほか、同居&別居を繰り返した岸たまき笠井彦乃との同棲生活を書いた日記などが展示。
夢の渡米を果たすが思った結果が得られず失意の帰国。長野の療養所に入院して49歳で死去。
スキャンダルは数多いが最期を見取ったのは病院関係者だけだったという。
死後は版画などがファンを喜ばせた。原画の微妙な色合いを再現した版画は素晴らしい→「本を読む女の後ろ姿」

帙(ちつ)=和本などの損傷を防ぐために包む覆い。厚紙に布などを張って作る。

1Fでは「相原求一朗(あいはらきゅういちろう)」って画家の絵がこれまた圧倒的だった!
描いてるのは大自然、人影のいない廃墟のような街など。異国のように見えても意外と国内だったりする。
わたし好みな絵の具をごってり使った油彩。「灯台のある風景」とか、「コロッセオ」だっけ?長いことみとれた。


それにしても、美術館の各部屋に学芸員さんが居るのは息が詰まる。
日本の美術館が気軽に楽しめない一因にもなってるんじゃないかなあ!
絵のすぐ横に人がいるのに集中して観てなんかいられない。
せめてお客さんの鑑賞に合わせて移動するくらいの気遣いがあってもいいと思うんだけど

ほかにも目が不自由な方のために手袋をはめて彫刻に触りながら鑑賞できる「タッチアートコーナー」もあった。


百丈(ひゃくじょう)
またまたお蕎麦が食べたくなってお邪魔。1Fのテーブルはたくさんのお客さんで賑わってた。
「高遠そば」を注文。辛い大根汁に醤油を付け足しながら食べるんだけど、けっこう辛いから普通のつゆもつけてくれるv
小さい頃、長野で食べたおろしそばには味噌が混ざってて、もう少しまろやかな味になるんだよね。
お蕎麦もちゃんと手打ちのコシがあって本格的な美味しさでした~♪
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第2回 川越町歩き(その2)

2010-07-23 20:02:55 | 町歩き
蘭山記念美術館「八仙人屏風と夏の花鳥画」


さっきの油彩とは一変して水墨画。墨の濃淡だけで、しかも一筆書きみたいなものだからほんと職人技に感心してしまう。
薄い部分から書き始めるのかなあ。そしたら全体の完成図がキッチリ頭に入ってなきゃダメだろうし/驚
鶴に乗って雲の上を飛んでる仙人や、龍らしい龍、麒麟、鉄線花、柳に止まった燕などの小鳥のシリーズなどなど。
とくに竹の節の描き方に注目。髭の伸び具合とかね。けっこう水墨画の細部を観るのも面白い。


川越まつり会館


ここも意外と見応え充分。入り口入ると川越唐桟の染め抜きに祭りの準備の様子が描かれている通路を通って、
「いまちょうど映像が始まるところなのでご覧ください」とスタッフのおじさんがゆうので「山車展示ホール」へ急いだ。
大型スクリーンに祭りの様子が映し出されて疑似体験しているような興奮が伝わる。
その後、展示されている2台の山車と、作っている途中で製作者が亡くなってそのままの姿が展示してある山車について、おじさんが丁寧に説明してくれた。

その昔、「神田祭り」と「山王祭り(赤坂の日枝神社)」の山車だけが江戸城に入れて将軍が見たという。
その江戸式の山車を真似て、人形が上げ下げ出来る仕組みを持つ川越の山車は貴重な文化財とのこと。

今年の祭りは10月16、17日に行われ、17台の山車が参加予定。去年は75万人の人手があったとか
15人ほど乗ると山車の総重量は4~5トン!
メインストリートを弾き回され、いったん氷川神社で町の安全を祈願した後、
クライマックスは「曳っかわせ」と呼ばれる、山車と山車が引き合わされ、それぞれの町を代表した山車同士が競い合う。

現在展示されていたのは、最も古い歴史を持つ浦島太郎の人形(山車部分は明治の大火で焼失)と、
河越太郎重頼(川越市の名前の由来となった武将)の人形。
山車はすべて360度回せるようになっていて、1台造るのに約1億円ほどかかるそう!/驚

2Fは、これまで開催された祭りのポスター展示や、「視聴覚室」で祭りに参加する市民のインタビューがほのぼのしててよかった。

連続テレビ小説「つばさ」
川越が舞台とゆうことで和菓子屋「甘玉堂」のセットが再現されてた。見てないから分かりません


菓子屋横丁
ほんの一角なんだけど、懐かしい駄菓子を売ってる店や、可愛い雑貨屋さんなどがかたまってる。

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第2回 川越町歩き(その3)

2010-07-23 20:02:54 | 町歩き
甘味茶房 かすが
前回見つけて、帰りに寄ろうと思いつつ通り過ぎてしまったお店。ランチの「芋そうめん」も美味しそうなんだよねw
でもさすがにそんなに食べれないから、名物「いもあんみつパフェ」を注文。
生クリーム、メロン、バニラアイスといっしょに芋餡がのってて、下は寒天+なんと!ふかしサツマイモ、まさに芋づくし!
黒蜜をかけながら食べると、ほど良い甘さで美味しい♪でも、芋のせいでけっこうお腹いっぱいになります
帰りになぜかペロペロキャンディをくれた。店の宣伝文句付きw


蓮馨寺
帰り道にあったからちょこっと寄って参拝。が、手水舎にデッカイ蜂がうようよしてて怖すぎるっ!!!
本堂脇にはおびんづる様もいて、「なでると すぐなおる」て大きく書いてあるのがなんだか可笑しいw
野良にゃんこが2人、境内と広場でのびてたw
暑さでぐったりしてて、まさにのびてたんだよね。大丈夫かな
そして、お約束通り、あっという間に脚を3箇所も蚊に食われた↓↓↓
わたしの脚ってそんなに美味いですか???


「埼玉りそな銀行 川越支店」や郵便局も風情ある造りの建物で、なんでも写真を撮りたくなるv
16時頃にもなると、昼間の直射日光がない分、ちょっとマシだけど、空気が暑い・・・
またまた川越市駅まで歩いて、川越町歩きはこれで終了。博物館見れなかったのが心残りだけど。
持ち歩いてた駅でもらったマップもいい感じにヨレヨレになってたv


その他の写真は、ページ下のフォトチャンネル一覧で。

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