メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ドラマ『新参者』

2012-10-03 14:15:58 | ドラマ
ドラマ『新参者』

友だちが面白いって教えてくれたドラマをチェック。
1話完結といっても、殺人事件の解決に向けて1本につながってるんだ。

主役が阿部ちゃんだから面白くないはずがないけど、
なんと言っても、大好きな原田美枝子さんがキーパーソンとなっているのが嬉しいv
原田芳雄さんが亡くなる前年の貴重な出演作でもあるし。
その他のキャストも向井理、もこちゃん、そして、笹野高史さんもいる

(ネタバレ注意です

▼第1話 「東野圭吾VS阿部寛!泣けるNo.1ミステリー感動巨編」
小伝馬町に引っ越して間もない三井峯子(原田美枝子)が首を絞められて殺された。
新たに人形町勤務となった加賀は、従兄弟の刑事・松宮脩平(溝端淳平)と組んで捜査にあたる。
まず疑われたのは、殺害現場にあった名刺の男・保険屋の田倉慎一(香川照之)だったが、
懇意にしている煎餅屋のおばあちゃんの本当の病名を隠していただけだった。

飄々と何気ない会話をしているようでいて、
スパっと真実を言い当てる加賀のお手並みが刑事コロンボの体でイイ。
「ちなみに・・・」が決まり文句なんだなw


▼第2話 「人形焼VS阿部寛!~女将の涙」
次に疑われたのは、殺人現場に残された人形焼きのパックについた指紋。
1つは店員、1つは料亭「まつ矢」の板前見習い・佐々木修平(石黒英雄)、
そして問題のもう1つは、そこの女将・頼子(夏川結衣)。
いつも遊び歩いてばかりの主人・枝川泰治(寺島進)を懲らしめるために
店のこだわりのわさびを入れたのだった。 

阿部ちゃんと、夏川結衣さんは『結婚できない男』以来のベストマッチ


▼第3話 「東野圭吾VS阿部寛~女の執念」
峯子が最後に送ったメールから浮上したのは、瀬戸物屋「柳沢商店」の嫁・麻紀(柴本幸)。
元キャバ嬢でキティフリークの麻紀と、姑の鈴江(倍賞美津子)はケンカばかりだったが、
実は相手を思い合ってのことだった。

ミステリーが進行しながら、日本橋のいろんな名物や町並みが出てきて、
これは、友だちが思わずお散歩行きたくなったのも分かる。


▼第4話 「時計屋の犬」

 

きゃああ!超カワイイ柴わんこ・ドン吉くんに目が釘付けで、
犯人などどーでもよくなっちゃいました
そうそう、水天宮は子宝祈願のスポットなんだよね。
なんだか、加賀は事件そのものよりも、
日本橋に住む人たちのココロのケアをして歩いているようだ


▼第5話 「洋菓子屋の店員」
息子の恋人がバイトしているという喫茶店を間違え、
妊婦の店員をずっと見守っていた峯子。
それを知って清瀬弘毅(向井理)が泣くシーンは泣けた

全員が容疑者に見えるような脚本・演出がニクイ。


▼第6話 「翻訳家の友」
峯子殺害の第一発見者で親友・多美子(草刈民代)は、
事件の当日、婚約者で映像作家のコウジタチバナ(谷原章介)から
公衆電話がかかってきて、峯子との約束の時間に遅れたため、
死に至らしめたと自分を責めていたが、
峯子は2人を祝福して箸をプレゼントに用意していたことが分かる。

なるほど、加賀が言う通り、事件によって傷ついた人もまた被害者だから、
警察は守らなければならないって納得。
てか、谷原章介はマッチにも似てるし、藤枝さんにも激似でビックリ


▼第7話 「刑事の息子」
上杉刑事(泉谷しげる)は、清瀬を泳がせろという命令を無視して
清瀬を殴った件で辞表を書く。
本当は清瀬が殴ったのを見ていた青山亜美(黒木メイサ)は、
タウン雑誌の仕事を辞め、本格的に峯子の死について調べはじめる。
上杉は、1人息子の交通違反をもみ消し、それが原因の事故で亡くしたことを
深く後悔し、清瀬弘毅(向井理)と父のことをわが身と重ね合わせていたのだった。


▼第8話 「清掃会社の社長」
清瀬のアリバイを証明できるのは、社長秘書の祐理(マイコ)だけ。
2人の関係を疑って加賀、弘毅、亜美も動く。
50円玉をくりぬいただけの古い指輪から、清瀬が若い頃付き合っていた
クラブのママとの関係を話し始める。

思い切り70年代な服装やら、イマドキない50円玉の指輪って設定が可笑しかった


▼第9話 「民芸品店の客」
清瀬の会社の税理士・岸田要作(笹野高史)の息子・克哉(速水もこみち)は、
事件の当日、清瀬に電話をして誰も出なかったと証言。
その克哉自身も、「会社の接待だった」と言ったが、
息子のために限定フィギュアを買いに行っていたことが分かる。

出ました、もこちゃん。俳優業しているのを見るのは今回初w


▼第10話 「人形町の刑事」(最終回)
清瀬と克哉の共犯説も浮上し、ともに連行されるが、
まだそこには、誰かをかばう嘘が隠されていると直感した加賀は、
克哉の息子が持っていた回らない独楽の理由について検証する・・・


親子の人情が絡んで泣けて、納得し、ホッとしたラスト。
ちゃんとオチもついて、脚本の確かさに感服。
夢中で観れる素晴らしいミステリードラマだった。



「ゴーイング マイ ホーム」って新作ドラマで、
阿部寛と阿部サダヲ、2人の阿部共演が見れる



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notes and movies(1991 part10)

2012-10-03 14:15:57 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part9からのつづき。
このノートには心理テストがたくさんメモしてあった。
当時見ていた「ココロジー」の転記と思われ。


『呪われたランプ』(1986)
監督:トム・デイリー 出演:アンドラ・セイント ほか
主役のランプがいかにも古代の悲惨ないわく付きのようでイイ。
人にとりついて、一応持ち主を主人と認めているが用事は殺人に限られる。
途中から実体を現すが、ちょっと想像上の造り物のような姿と動きなのが惜しかった。


『アマデウス』(1984)
監督:ミロス・フォアマン 出演:F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス ほか
Marvelous!何度観ても、背筋から感動して涙があふれ出てくるオペラ映画の傑作。
単に驚異の天才音楽家モーツァルトの伝記としてではなく、
また、彼の謎の死を巡る推理だけではなく、
彼の創造した真のオペラを純粋に、そしてリアルに見せ、
なにより天才と凡人という、創造者、芸術家にとって永遠に難解な問題を中心に据えたところが実にうまい。
それから適材適所の俳優。


『ターザン ニューヨークへ行く』(1989)
監督:マイケル・シュルツ 出演:ジョー・ララ ほか
ターザン自身すっかり現代版になっていて、言葉を覚えるよう訓練するシーンもなく、
すでに片言話せることから始まる。
でも、グレンストーン卿の息子ではないか?という基本的なあらすじはちゃんと匂わせてある。
タクシードライバーの女性と、その父ちゃんが笑える。


『結婚一年生』(1972)
監督:ウィリアム・グレアム 出演:サリー・フィールド ほか
いかにも現代的な題材をとりあげて、
新婚夫婦の迷いながらも絆を深めてゆく様子が描かれてゆく。


『Q&A』
出演:ティモシー・ハットン ほか
新米刑事が警察内部のワイロ渡し、日常茶飯事と化している様々な腐敗を暴いてゆく。
このテーマは何度かとりあげられるが、
相手がベテランの警察官たち、麻薬密売人だけあって、
そうとう根強い深刻な問題になっているようだ。
「Q&A」とは事件に関する証言をすべてタイプする記録書のこと。
正義を振りかざして、虚偽に立ち向かっていく役柄は、
まさにハットンのハマリ役。


『野いちご』(1957)
監督:イングマール・ベルイマン 出演:ヴィクトル・シェストレーム ほか
針のない時計、顔のない人、馬車から落ちる棺、そこから這い出た自分。。
老人が自分の死が近くまで迫っていることを知らせているような夢のシーンは印象的。
老医師の長い一日を淡々と描いた監督は、当時30代だったというからビックリ。


『コードネームはファルコン』(1985)
監督:ジョン・シュレシンガー 出演:ティモシー・ハットン、ショーン・ペン、ロリー・シンガー ほか
実話を基にした米ソの政治がらみの話なのでちょっと分かりにくいが、
ださいヘアスタイルでペンが麻薬売人の金の亡者の友人役でちゃんと演技している(?
ハットンは相変わらず真実を求め続ける誠実な役柄を演じ切っていて、
この2人の組み合わせはミスマッチっぽいがなかなか良かった。
『フットルース』でベーコンの彼女焼くをやった女優(ロリー)がちょっと出てた。


『ドミニク』(1978)
監督:マイケル・アンダーソン 出演:クリフ・ロバートソン ほか
思いっきりフィルムが古い恐怖映画シリーズ。
「大金は持つべきじゃない」


『バックマン家の人々』(1989)
監督:ロン・ハワード 出演:スティーブ・マーティン ほか
「親はいくつになっても子どものことが心配でしょうがない」
「親になるにはなんの免許も要らないんだ」
神経過敏な子ども、英才教育で子どもらしくない子ども、
思春期の少年少女たち、そして、それぞれの親が失敗を重ねながら
なんとかいい母親、父親を目指して、育ってゆく子どもたちを見つめてゆくあったかいコメディ。
マーティンとリック・モラリスの共演は面白い。
『旅立ちのとき』のリバー・フェニックスの恋人役を演じたマーサ・プリンプトン、
キアヌー・リーブスなど顔ぶれも華やか。


『ファニーとアレキサンデル』(1982)
監督:イングマール・ベルイマン
大家族の1人1人個性ある面々と、冴えない劇団の話。
プロローグからエピローグまで小説をめくるように
だんだん、それぞれの内面の不安、期待、孤独、歓喜などが透けて見えてくるよう。

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notes and movies(1991 part11)

2012-10-03 14:15:56 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part10からのつづき。


『スキャナーズ』(1980)
スキャナーズとは超能力のこと。
その中でも悪玉と善玉がいて、対決するというアイデアが
なんとなくありそうで面白い。
悪玉のボスは『VISITOR』の善玉役をやったマイケル・アイアンサイド。


『ミディアン』(1990)
アーティスティックなモンスターたちと、不気味で強い精神異常の精神科医←怖い!
アップテンポのストーリー展開で観る者を引きずり込むミディアン(死都)の世界。
怖いのに、目が離せないほど妖しい魅力のあるさまざまなモンスターらのアイデアは
ここまで凝るかって感じ。


『PACIFIC HIGTS』(1991)
出演:マイケル・キートン、マシューモディーン、メラニー・グリフィス ほか
初めての2人の家、2人の生活、しかしそこを間借りした相手が
あの手この手で家を乗っ取るプロだったら?
コメディの多いキートンが憎らしいほど賢い悪役を演じている。
メラニー演じるパティのちょっとトロそうでキュートなところがイイ。
2人がもがけばもがくほど、相手の罠にハマっていくさまは
観ているとイライラしてくるが、何もかも失ったときの反逆、
あっけないラストは、ちょっと物足りないくらい。


『華麗なるギャッツビー』(1974)
監督:ジャック・クレイトン 出演:ロバート・レッドフォード、ミア・ファロー ほか
いかにも昔の2枚目の頃のレッドフォードが観れる。
純情そうで非の打ちどころのないボディライン、身のこなし方はハマリ役。
目の大きなファローは『ローズマリーの赤ちゃん』にも出てた。
貧困の富豪の差が克明に描かれている。
原作のほうがより重みを感じる名作だと思えるのではないだろうか。
映画だとレッドフォード主演のアイドル映画になりかねないので。


『ジキル博士とハイド氏』(1941)
監督:ヴィクタ・フレミング 出演:スペンサー・トレイシー、イングリッド・バーグマン ほか
アンソニー・パーキンスの場合、本当に狂気じみていたけれども、
今作の場合、なんといっても時代が41年のアメリカだから、
極力、過激な表現は避けて、人を傷つける悪人、モンスター仕立てになっている。

いかにも穏やかなジキルの顔が、険しいハイドになっていく様は面白いが、とろくてしつこい。
なんとバーグマンが売春婦の役をやっているのには驚いたが、
ラナ・ターナーにも負けずに色っぽく完璧路線の美女で、
泣くシーンでは思わず見ているほうも可哀想で涙してしまう。
しかし、よく考えてみれば善悪を分けられたところであんましいいことはないんじゃない?
やっぱりこの実験は失敗よね。


『ジミー さよならのキスもしてくれない』(1987)

 

監督:ウィリアム・リチャード 出演:リヴァー・フェニックス ほか
なぜ鉄道をあすこまで目の敵にしているのか分からないが、
色恋も詩作もチンピラじみた行為もすべてひっくるめて
真剣に哲学してしまうジミー役をリヴァーが爽やかにセクシーに演じている。
階級の違いがアメリカでも様々なトラブルになっているのは意外だ。

(懐かしいリヴァー・フェニックス。ジェームス・ディーンの再来とまで言われたけど急逝しちゃったんだよね・・・


『ALICE, SWEET ALICE』
出演:ブルック・シールズ ほか
シールズはあの美しさに反比例して映画作品には本当にツイてない女優だな、という気がするが
この作品が初出演らしく子どもといえども完璧な顔立ち。
でも出番はすぐ終わってしまっている。
アリス役の娘はその後どう成長したか興味深い。
子どもとは思えないドスのきいた声で意地の悪い役を見事に演じている。


『ハートに火をつけて』(1989)
監督・出演:デニス・ホッパー 出演:ジョディ・フォスター、ボブ・ディラン、チャーリー・シーン ほか
いやあ、ホッパーは、監督業でも食っていけそうな腕だね。
フォスターとの共演だけでもファンには嬉しいのに、
アーティスト役のボブ・ディラン、恋人役にチャーリー・シーンがちょこっと顔を出している。
口ベタだが、一人の女にゾッコン惚れ込む腕利き殺し屋なんておいしい役。
こんな殺し屋なら襲われたいと思うもの
ホッパーのどこか変態臭いところが可笑しくてイイ

(以前も書いたマイベストの1本→here


『女と男のいる舗道』(1962)
監督:ジャン・リュック・ゴダール 出演:アンナ・カリーナ ほか
やっとこさ観た今作。
12章に分かれていて、それぞれに詳しいタイトルがついていて分かりやすく、
ゴダール作品は、どれもとっつきにくさがあるけど、まあまあ入りやすい。

あーフランス映画って、あーゴダールって、わたしにはよく分からない(←分かりやすいってゆったばっかり
セリフばかりやたら哲学じみて長くて、途中まで分かっても、もうお手上げ。
老人と会話を交わすところがいかにも即興で意味深くて、
でもやっぱり哲学をいくら学んでも何の足しにもならなそう。
いかにもパリジェンヌって感じのカリーナを美しく撮りたかった
ってゆうのはひしひし伝わってくる。

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notes and movies(1991 part12)

2012-10-03 14:15:55 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part11からのつづき。


『ピートとドラゴン』(1977)
監督:ドン・チャフィ 出演:ヘレン・レディ、ミッキー・ルーニー ほか
アメリカ、もっと正確に言えばディズニーは、
子どもに夢を持たせる世界を創造するのが本当に上手だね、エライ
わたしももっと小さな頃からこんな作品を観て育ったら全然違っていたかも
ミュージカルがまたその夢を膨らませ、楽しい作品にしているし
町の人々の純情さや温かさは現代では貴重なものになってしまった。


『赤い靴』(1948)
製作・監督・脚本:マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー 出演:アントン・ウォルブルック ほか
真の幸福とは? その答えが分からなくてプリマは自ら走る汽車に飛び降りたのだろうか。
「赤い靴」の話そのものを映画化したのかと思っていたら、
そのヒロインに似た境遇のヴィッキーと彼女の才能を見出し、磨いていくボス、
同じく彼に認められて有名作曲家となった男の舞台裏の話に焦点を当てている。
40年代の作品でありながら、まったく古さを感じさせない。
現実と想像の倒錯した独特な映像で描かれている。
ヒロインの品のある顔立ち、ボスのアートに対する執念、
バレエという特異な世界をすこし垣間見れた気がする。


『フール・フォア・ラヴ』(1985)
監督:ロバート・アルトマン 出演:サム・シェパード、キム・ベイシンガー、ハリー・ディーン・スタントン ほか
『パリ、テキサス』に出たスタントンが出ている似たような感じの雰囲気。
いきなり前振りもなしにストーリーが始まっていく。
荒涼とした地での男女のやりとりがあまりにしつこく、陳腐でイライラする。


『D.C.キャブ』(1983)
監督:ジョエル・シューマッチャー 出演:アダム・ボールドウィン、ミスター・T ほか
どこがスピーディなギャグなのか?と不思議だが、
『A TEAM』でも見せているミスター・Tのキャラは好感が持ててイイ。
本当にこんなメチャクチャなタクシー会社がいたら怖い。


『シエスタ』(1987)



監督:メリー・ランバート 出演:エレン・バーキン、ガブリエル・バーン、イザベラ・ロッセリーニ、マーティン・シーン、ジョディ・フォスター ほか
俳優は最高 ストーリーは最高 音楽は最高
なぜ今の今までこんな凄い作品が埋もれ続けていたんだろう
これを観た者は、全員絶大な不安と絶望の谷へ突き落とされる。

「殺されたのが彼女でなく、私なのだとしたら、
 どうしてまだこんなにあなたに愛を感じるのかしら?」

エレン・バーキンは、吐き気がするほどステキ!

(まさにマイベスト。こちらも参照のこと→here


『ミスター・グッドバーを探して』(1978)

 

監督・脚本:リチャード・ブルックス 出演:ダイアン・キートン、リチャード・ギア、トム・ベレンジャー、ウィリアム・アザートン ほか
昼は聾唖学校の教師、夜はバーで男漁りに、ドラッグ、酒、煙草、パーティーetc...
幼少の頃にポリオに罹って、いつかは不具になる身だと人生を投げ、
両極端の生活を両立させている女をキートンが魅力的に演じている。

最初の教師との不倫に敗れて、自堕落な姉と徐々に入れ替わるように
今度は男を次々と替えてゆく様は見ていて気持ちがいいくらい。
その相手がイイ俳優ぞろいで、みな芽が出る前のすごい顔ぶれ!
でも、ベレンジャーってあんまりイイ役柄に当たらない人ね

ラストがあんまりショッキングでビックリ/滝汗
途中でもイマジネーションと現実が混ざり合った映像で時々アッと思わせる。
ジェームズ役の人はどこかで見たことあるけど、誰だったかしら?
すごくカッコイイ

(またもやマイベスト。この後、ウィリアム・アザートンの出演作を片っ端から漁って観た。
 いまマイベストだと思っている映画は、ほとんどこの頃に観てたんだな。。
 最近は、こうゆうゾクゾクするような作品が見当たらない。


『赤ちゃんはトップレディがお好き』(1987)
出演:ダイアン・キートン、ジェイムス・スペイダー ほか
この女性の場合、ペースの速さと集中力の方向で、
結局道をそれても育児での道を確立できたからいいよね。
キートンの垢抜けた、例の訳分からんことを喋り続ける個性的な演技と、
脇を固める獣医のサム・シェパードや、ボスの席をいつのまにか乗っ取る
ビジネスマンを演らせたら七変化の得意技、スペイダーほかがいい味出していて面白い。
赤ちゃんの演技?もなかなかのもの。
女性の社会進出が進んだアメリカにおける“仕事と家庭の両立”という
大問題を反映させた、赤ちゃんシリーズのうちの1本。


『ムンクブローの伯爵』(1934)
監督:シーグルド・ヴァレーン 出演:イングリット・バーグマン ほか
バーグマン記念すべき映画デビュー作。
いつも活気とお喋りと賑やかな下町での人々の様子を描いた作品。
今じゃあまり驚かない設定だが、バーグマンののびのび、はつらつとした
スウェーデン時代の演技と可笑しいほど大柄な体型がイイ。


『愛と追憶の日々』
監督:ジェームス・ブルックス 出演:シャーリー・マクレーン、デブラ・ウィンガー、ジャック・ニコルソン、ダニー・デヴィッド ほか
マクレーンが盲目のように娘エマを愛するがゆえに起きてしまうトラブルの数々。
専業主婦として3人の子持ちのエマ、夫は生徒と浮気、
そして、危ない隣人(ニコルソン)とオーロラとの往年の愛とでも言おうか。
でも話はエマのがん発覚によってガラリと涙ボロボロのドラマに変わる。

当時40代半ばのマクレーンのオスカー級の母親演技、
同賞級のニコルソンの相変わらずダーティな魅力ぶり、
当時20代半ばのウィンガーの初々しいベビーフェイスとハスキーヴォイスの組み合わせ、
ボリュームあるキャストで満足な名作に仕上がっている。


『プランサー~トナカイの贈り物』(1989)
出演:サム・エリオット ほか
田園の子どもたちも現代じゃサンタも信じない。
麻薬で死んだなどの悲惨なニュースばかりの中での少女の純粋さが新鮮だ。
雪景色がこの頃とんと見れないため、とてもステキに映る。

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