同じ「ネコメンタリー」っていうタイトルの冊子がウチにあるのだが
何か関係があるのだろうか?
【内容抜粋メモ】
ものを書く人の傍にはいつも猫がいた
空前の猫ブームに贈る 新感覚ドキュメンタリー
物書く人と、愛する猫の日常を描く映像エッセイ
気鋭の作家が猫をテーマに描いた書き下ろし作品を
豪華俳優陣が朗読
森山未來、 戸田恵梨香 、大沢たかお 、上野樹里 、松坂桃李、 東出昌大ら
Eテレで人気のシリーズに新たな映像を加えた完全保存版
猫を愛する作家が綴る猫をめぐる物語
■村山由佳ともみじ 軽井沢の日々よ永遠に 拡大版
「いつか、同じ場所」
呼吸する猫のお腹が膨らんだり閉じたりするのを見てるだけでも1日過ぎちゃいそう
ちょっと和田ラヂヲさんの猫に似てるもみじ
ベッドの上でスマホをいじる作家のお腹の上でくつろぐもみじ 17歳
薬を飲ませる おいしいお薬なのかな
「カリカリ」と聞いて、目を輝かせながら行こうとすると
む:
カリカリのほうに行く前にちょっと待って 一番嫌なやつ 目薬
イヤなん知ってるけど
にゃあにゃあ鳴いて抵抗するも目薬終了
熱帯魚もいる 観葉植物に水をあげるパートナー
朝食はサンドイッチ その匂いに誘われて来る銀次10歳 サスケ3歳
村山さんと一緒に暮らすのはパートナーと5匹の猫
軽井沢
4Kのせいか緑がものすごい強いけど
人の目で見たらこんなに鮮やかではないのでは?
ものすごい邸宅/驚 本棚に大量の本 図書館みたい
楓3歳 青磁9歳
庭には鳥のためのおウチもある
様々な花が咲いている
昔ながらのカチカチと鳴る時計の音だけが響く
猫の生活って とっても静かなんだな
高齢のもみじだけは1日の大半を寝室で過ごす
む:母ちゃん腰痛いからこっち来て 抱っこ嫌いやんな
もみじの日課は、村山さんの仕事場への出勤
村山さんが椅子に座ると、すぐ膝の上に乗る
む:何がしたいねん これじゃ全然仕事できないw
パソコンを入力している腕の上に頭を乗せて眠ってる
●主な作品
「星々の舟」直木賞受賞
「天使の卵 エンジェルス・エッグ」
「ダブル・ファンタジー」
む:
私にとって小説を書くのは何の意味があるんだろうというと
生きるための嘘をつき続けるみたいな感じ
でも嘘の中にもきっと1つの真実ぐらいはあって
そういうものが伝われば、それだけでいいかなと思う
●28歳でデビュー 純愛小説の旗手と呼ばれた
2度の離婚を経験
作風は変化し、性愛や情念を赤裸々に描き始めた
む:
人間の心の中の色んなドロドロしたものとかね
やり場のない気持ちとかを、小説1冊書くことで
言ってみればそれに名前を付け終えて
そしたらちょっと片付けておける問題になるから
自分の中の色んなものとそうやって折り合いをつけてきた感じがする 書くことで
本当にこの仕事があって良かったと思いますよ
デビューは23年前なんですけど、そのうちの17年はこの子と一緒だったので
ずっと原稿の仕上がりを横で待っててくれて
寝て待ってるんだけど 結構長い道のりで
年寄りとか言うとムッとするから、ピッチピチのセブンティーン
撫でられて変顔になってるw
朗読:上野樹里
もみじ:
ウチなあ 覚えてるで 生まれた時のこと
めっちゃ狭い、苦しいところ 通り抜けたら
急に明るなって 誰かが涙声で
よしよし頑張ったね てゆうとるんが聞こえて
今やったら分かるわ あれが母ちゃんやった
母ちゃんは うちの母ちゃん猫の手握って お腹さすって
うちら4人姉妹が生まれてくるためのお産婆さんをしてたらしい
母さん猫の そのまた母さん猫の代からの付き合いやそうやし
まあ言うたら、うちらの世話をするための人生いうこっちゃな
光栄や思わなあかんで
それから17年 母ちゃんとうちはずっとずーっと一緒やった
時々うちをほったらかして出かけてまうけど
寂しいのを我慢して留守番しとったら あんじょう帰ってきよる
そらそうやな
母ちゃんは、うちなしでは 生きていかれへんねんもんな
「もみちゃん」って呼ぶとブランケットの中でもぞもぞしてる
出てきてすごいカメラの匂いをフンフンかいで、激しく頬をすりつけるもみやん
●テラスでのブラッシングは朝の恒例行事
結構力入れてるけど、とっても気持ちが良さそう
サスケは逃げていてしまう
父:
へたれやw サスケくん(呼ばれて鳴きながら戻ってくる
カメラが怖かったんやな 父ちゃんも怖いw
もみじ:
何年か前まで このウチの猫は うちと あの銀色のしかおらんかってん
でっかいなりして 顔に似合わんいいやっちゃねんけど
これがまた おつむのネジが ばっちり弛んどる
鏡の中の自分と遊ぶ銀次
そうこうしているうちに ちびっこいのがいっぺんに2つもきよってな
(サスケは床を掘ってる
お人好しの銀色が せっせと面倒を見とったもんやから
未だに親とまちごうとるみたい(銀次に甘える楓
銀色 あれ中身 絶対おばはんやわ
そうか思たら 母ちゃんの父親が のうなった後
そこに住んでた目ん玉の青いのまで引き取られてきよって
今では家中 えらい賑やかになってもうた
せやけどな うちが寝起きしとるこの部屋には 他の誰も入れたらへんねん
母ちゃんの特別はうちやけやもん うちだけ
庭に水をあげたり世話をする2人
(いつも思うけど、子育てもガーデニングも
動物を飼える人と飼えない人の違いはそこにあると思う
技術とは別のなにか
む:どれが草やら何やら 雑草のほうが多いやん これ何なん?
雑草と一緒にホタルブクロを切ってしまう
む:やってもうたー! 生けるつもりやってんw
もみじ:
あのな ここだけの話やけど あの人 あほやねん
仕事はなんや知らん 怪しいことしてはるみたいやけど
男を見る目はさらに怪しいねん
ちょっとどうか思うくらい これホンマの話
うち、全部見てきてんで これまでの母ちゃんの あれやこれや 全部
いろんなんがおったけど どうせまたあかんのんちゃうかなと思ってたら
きっちりあかんようになりよる よう言わんわ
それでいくと 今のは なんぼかマシなほうやな
幼なじみやで 初恋やで 知らんけど
当然のこっちゃけど 一番にうちを
2番目に母ちゃんを大事にしよるし
うちのごはんを 自分の餌より先に用意しよるし
うんこの片付けも さぼりよらん
せやからうち 生まれて初めて 呼んだることにしてん 父ちゃんちゅうてな
ええか うちの父ちゃんやで これは泣いて喜ばなあかんで
もみじを呼ぶとすごい鳴きながらやっと来る
む:
文句多いな 何があかんかったん
朝カリカリを取り上げたからか?
いっぺんに食べたら吐きそうになるやろ
絶対しゃべってること分かってるよな
仕事中にビスケットを食べてるとすごい見てるw
ちょっとだけあげる
随分山深い所だけど、どうやって食べ物を調達しているんだろう?
●もみじを病院へ
む:イヤなん分かってるよ 怒りよる
洗濯ネットに入れて外に出すとすごい鳴くもみじ
銀行強盗って爆笑
Q:なぜ洗濯ネットに入れるんでしたっけ?
む:顔のところが 何かに阻まれていると、猫はそれ以上前出られない(へえ!
もみじは口にできた腫瘍を治療中
病院ではネット外しても逃げないんだ
でも、色々匂いを嗅いで逃げようとしてる?w
医師:
この前は全く再発は見られなかったんですね
ちょっと一緒に見て頂きたいんです
見えますか? 上のあごです 赤いのあるね
前回は全くのフラットだったんですね
今回ご覧いただくと、やっぱり腫瘤が増生していると確認できるんですね
ちょっと辛い言い方になるかも分からないんですが
延命治療ということでの外科的な処置になると思います
む:どないしよう
(あんなに狭い口の間からちょっと見ただけで、そんなところまで見えるんだ/驚
帰りは鳴かないのね 口の中にそんな腫瘤があったらカリカリも食べづらいね/涙
む:
お水飲んどかんと おしっこ出えへんで 私に持ってこいってか
疲れます この人の相手w
長く家を空けていた時は あれが小1時間続くんです 抗議が
どうしても 何らかの形で死んでいくわけじゃないですか
人も同じなわけなんですけど
だから 生きることと死ぬことと別々に思えなくなっていく あんまり
それは自然の中に住んでいる時のほうが
ごくごく日常生活の中でそういうことを感じられる気がしますね
ちゃんとこう船が岸から離れるみたいにして送り出してやれるものかな、どうかな
そうしなきゃ可哀想だから
今はまだ元気だから まだ行かないでね 元気でいてねって言えるけど
本当にギリギリの時に それ言っちゃったら 彼女を辛くさせるだろうと思うから
それ考えたらやっぱり ちゃんと送り出してやらなきゃ その時はって思う
難しいですけどね
●たくさんのフィルム
それを陽にかざして
む:
これもみじ ちび助 これももみじですね
これ、やっと立ってたからまだ1ヶ月経ってないね
もみじ:
もっと若い自分は 野うさぎやら 雉もとったし
裏山全部が うちの縄張りやった
今はもう外に出る気せーへん
たまにベッドに飛び乗ろうとして失敗すると
母ちゃんは見ぬふりしてくれるけど 悲しそうな顔になる
勘弁してほしいわ うち まだ大丈夫やし
ピッチピチのセブンティーンやし
けどなんやろ めっちゃ眠いねん
とろとろ とろとろ寝てしもうて
気づいたら 1日が終わった後やねん
もしかして 最期の日も こんな風なんかな
とろとろ とろとろ寝てしまって
気づいたら 全部が終わった後やったり すんのかな
何も怖いことはないねんで
みんな いつかは同じとこへ行くねんし
行った先で それこそお留守番するみたいに待っとったら
そのうち母ちゃんも父ちゃんもきよるやろ
そりゃそうやな
2人とも うちなしでは生きていかれへんねんもんな
なあ、かあちゃん いつもうちに聞くやん
あんた 母ちゃんとこへ来て幸せやった?って
うちには 幸せって よう分からんけど これだけは分かるで
母ちゃんは この世で一番うちの事が好き
うちは この世で一番 母ちゃんが好き
相思相愛や ええやろ な
パソコンを打っている横で箱座りしてるもみじ
2018年3月 もみじ永眠
こんな あっけけないものなのかな/涙
何か関係があるのだろうか?
【内容抜粋メモ】
ものを書く人の傍にはいつも猫がいた
空前の猫ブームに贈る 新感覚ドキュメンタリー
物書く人と、愛する猫の日常を描く映像エッセイ
気鋭の作家が猫をテーマに描いた書き下ろし作品を
豪華俳優陣が朗読
森山未來、 戸田恵梨香 、大沢たかお 、上野樹里 、松坂桃李、 東出昌大ら
Eテレで人気のシリーズに新たな映像を加えた完全保存版
猫を愛する作家が綴る猫をめぐる物語
■村山由佳ともみじ 軽井沢の日々よ永遠に 拡大版
「いつか、同じ場所」
呼吸する猫のお腹が膨らんだり閉じたりするのを見てるだけでも1日過ぎちゃいそう
ちょっと和田ラヂヲさんの猫に似てるもみじ
ベッドの上でスマホをいじる作家のお腹の上でくつろぐもみじ 17歳
薬を飲ませる おいしいお薬なのかな
「カリカリ」と聞いて、目を輝かせながら行こうとすると
む:
カリカリのほうに行く前にちょっと待って 一番嫌なやつ 目薬
イヤなん知ってるけど
にゃあにゃあ鳴いて抵抗するも目薬終了
熱帯魚もいる 観葉植物に水をあげるパートナー
朝食はサンドイッチ その匂いに誘われて来る銀次10歳 サスケ3歳
村山さんと一緒に暮らすのはパートナーと5匹の猫
軽井沢
4Kのせいか緑がものすごい強いけど
人の目で見たらこんなに鮮やかではないのでは?
ものすごい邸宅/驚 本棚に大量の本 図書館みたい
楓3歳 青磁9歳
庭には鳥のためのおウチもある
様々な花が咲いている
昔ながらのカチカチと鳴る時計の音だけが響く
猫の生活って とっても静かなんだな
高齢のもみじだけは1日の大半を寝室で過ごす
む:母ちゃん腰痛いからこっち来て 抱っこ嫌いやんな
もみじの日課は、村山さんの仕事場への出勤
村山さんが椅子に座ると、すぐ膝の上に乗る
む:何がしたいねん これじゃ全然仕事できないw
パソコンを入力している腕の上に頭を乗せて眠ってる
●主な作品
「星々の舟」直木賞受賞
「天使の卵 エンジェルス・エッグ」
「ダブル・ファンタジー」
む:
私にとって小説を書くのは何の意味があるんだろうというと
生きるための嘘をつき続けるみたいな感じ
でも嘘の中にもきっと1つの真実ぐらいはあって
そういうものが伝われば、それだけでいいかなと思う
●28歳でデビュー 純愛小説の旗手と呼ばれた
2度の離婚を経験
作風は変化し、性愛や情念を赤裸々に描き始めた
む:
人間の心の中の色んなドロドロしたものとかね
やり場のない気持ちとかを、小説1冊書くことで
言ってみればそれに名前を付け終えて
そしたらちょっと片付けておける問題になるから
自分の中の色んなものとそうやって折り合いをつけてきた感じがする 書くことで
本当にこの仕事があって良かったと思いますよ
デビューは23年前なんですけど、そのうちの17年はこの子と一緒だったので
ずっと原稿の仕上がりを横で待っててくれて
寝て待ってるんだけど 結構長い道のりで
年寄りとか言うとムッとするから、ピッチピチのセブンティーン
撫でられて変顔になってるw
朗読:上野樹里
もみじ:
ウチなあ 覚えてるで 生まれた時のこと
めっちゃ狭い、苦しいところ 通り抜けたら
急に明るなって 誰かが涙声で
よしよし頑張ったね てゆうとるんが聞こえて
今やったら分かるわ あれが母ちゃんやった
母ちゃんは うちの母ちゃん猫の手握って お腹さすって
うちら4人姉妹が生まれてくるためのお産婆さんをしてたらしい
母さん猫の そのまた母さん猫の代からの付き合いやそうやし
まあ言うたら、うちらの世話をするための人生いうこっちゃな
光栄や思わなあかんで
それから17年 母ちゃんとうちはずっとずーっと一緒やった
時々うちをほったらかして出かけてまうけど
寂しいのを我慢して留守番しとったら あんじょう帰ってきよる
そらそうやな
母ちゃんは、うちなしでは 生きていかれへんねんもんな
「もみちゃん」って呼ぶとブランケットの中でもぞもぞしてる
出てきてすごいカメラの匂いをフンフンかいで、激しく頬をすりつけるもみやん
●テラスでのブラッシングは朝の恒例行事
結構力入れてるけど、とっても気持ちが良さそう
サスケは逃げていてしまう
父:
へたれやw サスケくん(呼ばれて鳴きながら戻ってくる
カメラが怖かったんやな 父ちゃんも怖いw
もみじ:
何年か前まで このウチの猫は うちと あの銀色のしかおらんかってん
でっかいなりして 顔に似合わんいいやっちゃねんけど
これがまた おつむのネジが ばっちり弛んどる
鏡の中の自分と遊ぶ銀次
そうこうしているうちに ちびっこいのがいっぺんに2つもきよってな
(サスケは床を掘ってる
お人好しの銀色が せっせと面倒を見とったもんやから
未だに親とまちごうとるみたい(銀次に甘える楓
銀色 あれ中身 絶対おばはんやわ
そうか思たら 母ちゃんの父親が のうなった後
そこに住んでた目ん玉の青いのまで引き取られてきよって
今では家中 えらい賑やかになってもうた
せやけどな うちが寝起きしとるこの部屋には 他の誰も入れたらへんねん
母ちゃんの特別はうちやけやもん うちだけ
庭に水をあげたり世話をする2人
(いつも思うけど、子育てもガーデニングも
動物を飼える人と飼えない人の違いはそこにあると思う
技術とは別のなにか
む:どれが草やら何やら 雑草のほうが多いやん これ何なん?
雑草と一緒にホタルブクロを切ってしまう
む:やってもうたー! 生けるつもりやってんw
もみじ:
あのな ここだけの話やけど あの人 あほやねん
仕事はなんや知らん 怪しいことしてはるみたいやけど
男を見る目はさらに怪しいねん
ちょっとどうか思うくらい これホンマの話
うち、全部見てきてんで これまでの母ちゃんの あれやこれや 全部
いろんなんがおったけど どうせまたあかんのんちゃうかなと思ってたら
きっちりあかんようになりよる よう言わんわ
それでいくと 今のは なんぼかマシなほうやな
幼なじみやで 初恋やで 知らんけど
当然のこっちゃけど 一番にうちを
2番目に母ちゃんを大事にしよるし
うちのごはんを 自分の餌より先に用意しよるし
うんこの片付けも さぼりよらん
せやからうち 生まれて初めて 呼んだることにしてん 父ちゃんちゅうてな
ええか うちの父ちゃんやで これは泣いて喜ばなあかんで
もみじを呼ぶとすごい鳴きながらやっと来る
む:
文句多いな 何があかんかったん
朝カリカリを取り上げたからか?
いっぺんに食べたら吐きそうになるやろ
絶対しゃべってること分かってるよな
仕事中にビスケットを食べてるとすごい見てるw
ちょっとだけあげる
随分山深い所だけど、どうやって食べ物を調達しているんだろう?
●もみじを病院へ
む:イヤなん分かってるよ 怒りよる
洗濯ネットに入れて外に出すとすごい鳴くもみじ
銀行強盗って爆笑
Q:なぜ洗濯ネットに入れるんでしたっけ?
む:顔のところが 何かに阻まれていると、猫はそれ以上前出られない(へえ!
もみじは口にできた腫瘍を治療中
病院ではネット外しても逃げないんだ
でも、色々匂いを嗅いで逃げようとしてる?w
医師:
この前は全く再発は見られなかったんですね
ちょっと一緒に見て頂きたいんです
見えますか? 上のあごです 赤いのあるね
前回は全くのフラットだったんですね
今回ご覧いただくと、やっぱり腫瘤が増生していると確認できるんですね
ちょっと辛い言い方になるかも分からないんですが
延命治療ということでの外科的な処置になると思います
む:どないしよう
(あんなに狭い口の間からちょっと見ただけで、そんなところまで見えるんだ/驚
帰りは鳴かないのね 口の中にそんな腫瘤があったらカリカリも食べづらいね/涙
む:
お水飲んどかんと おしっこ出えへんで 私に持ってこいってか
疲れます この人の相手w
長く家を空けていた時は あれが小1時間続くんです 抗議が
どうしても 何らかの形で死んでいくわけじゃないですか
人も同じなわけなんですけど
だから 生きることと死ぬことと別々に思えなくなっていく あんまり
それは自然の中に住んでいる時のほうが
ごくごく日常生活の中でそういうことを感じられる気がしますね
ちゃんとこう船が岸から離れるみたいにして送り出してやれるものかな、どうかな
そうしなきゃ可哀想だから
今はまだ元気だから まだ行かないでね 元気でいてねって言えるけど
本当にギリギリの時に それ言っちゃったら 彼女を辛くさせるだろうと思うから
それ考えたらやっぱり ちゃんと送り出してやらなきゃ その時はって思う
難しいですけどね
●たくさんのフィルム
それを陽にかざして
む:
これもみじ ちび助 これももみじですね
これ、やっと立ってたからまだ1ヶ月経ってないね
もみじ:
もっと若い自分は 野うさぎやら 雉もとったし
裏山全部が うちの縄張りやった
今はもう外に出る気せーへん
たまにベッドに飛び乗ろうとして失敗すると
母ちゃんは見ぬふりしてくれるけど 悲しそうな顔になる
勘弁してほしいわ うち まだ大丈夫やし
ピッチピチのセブンティーンやし
けどなんやろ めっちゃ眠いねん
とろとろ とろとろ寝てしもうて
気づいたら 1日が終わった後やねん
もしかして 最期の日も こんな風なんかな
とろとろ とろとろ寝てしまって
気づいたら 全部が終わった後やったり すんのかな
何も怖いことはないねんで
みんな いつかは同じとこへ行くねんし
行った先で それこそお留守番するみたいに待っとったら
そのうち母ちゃんも父ちゃんもきよるやろ
そりゃそうやな
2人とも うちなしでは生きていかれへんねんもんな
なあ、かあちゃん いつもうちに聞くやん
あんた 母ちゃんとこへ来て幸せやった?って
うちには 幸せって よう分からんけど これだけは分かるで
母ちゃんは この世で一番うちの事が好き
うちは この世で一番 母ちゃんが好き
相思相愛や ええやろ な
パソコンを打っている横で箱座りしてるもみじ
2018年3月 もみじ永眠
こんな あっけけないものなのかな/涙