※「読書感想メモリスト1」カテゴリーにも追加します
ヒグチユウコオフィ
世田谷文学館
特設サイト
数年前、書店の特設コーナーで初見して
お友だちから頂いた可愛いマステで知ったヒグチユウコさん
「ヒグチユウコさん×三省堂書店池袋本店 クリスマスフェア」
インスタをフォローして、さまざまな活動を知り、絵本も読んだり
このインスタにも今回の展示の一部が紹介されている
*
世田谷文学館は2013年に行ったきりか/驚
とても良い企画をやっているけれども、なにせ遠いので、なかなか足を運べない
没後80年 宮沢賢治・詩と絵の宇宙―雨ニモマケズの心@世田谷文学館
慣れない京王線の揺れに具合が悪くなりながら
芦花公園(ろかこうえん)」駅到着
乗り換えの駅にもたくさんのポスターが!
ここから結構歩いた記憶があったけど、実際は近かった
今回は、いつももらうようなチラシはなし
このポスターがグッズのところに売っていた
もう入り口のドアからフシギ世界が始まってる!
あとから知ったけど(まだ新参者なので)
たくさんの固定キャラクターがいるのね
(名前とイラストが間違っていたらごめんなさい
ギュスターヴくんは、今回のサーカスの案内人かな
頭にあるアンテナみたいな部分が好き
私が一番好きな、ひとつめちゃん 猫が好きなの? 宇宙人ぽくて好き
古代生物みたいなアノマロカリスも好き そしてヒグチさん宅のボリスさん
ドアにもいっぱいいたセバスチャンも宇宙人ぽくて好き←宇宙人大好き
クラシックなぬいぐるみのような、これはクマさん?
ツチグリさんはププッと笑ってしまう 複数でいることが多い
今回初めて見たSちゃん 3つ目が可愛い
*
昼時に着いて、まずはトイレ ここにもいる!
なぜ、男子トイレの写真まであるかというと
よく見ていなかったため、はじめ、男子トイレに入ってしまった
大変失礼しました/謝
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とてもお腹が空いていたから、先に少し食べてからゆっくり展示を観ようと
「喫茶 どんぐり」に行ったら、もう観終わった方々なのか満員
外のイスにも並んでいて、ここで20分くらい待たされてしまった
待つところにもギュスターヴくんがいる!
山芋のパンケーキ+ローズヒップのハーブティのセットで500円て安い!
咳込むほど急いでお腹に詰め込んで、すでに胸がむかむかしたけど
気にせず参ります
中庭の向こうに見えていたロッカーにコートを預けた
100円が戻ってきます
ここにも絵がある
こうした、あらゆる所にイラストがあるから、それを探す楽しみもある
展示のイラストを観ても思ったけれども、ヒグチさんて本当にサービス精神に溢れた方
2F展示室にあがる階段の上にも可愛いイラストがたくさん
※階段の途中で立ち止まらないでください
たしかに でも1枚1枚可愛すぎて、ついつい足が止まってしまう
入り口は、外からなら撮影可能 中は禁止
コンビニで引き換えたチケットを渡すと、今回のサーカス展のチケットに換えてくれるv
*
展示内容の順番があったけれども、人が固まっている所を避けて、観たい所から観始めた
お客さんは相当数いたと思うけれども、いい具合に区切られているせいか
何度も観に来た方々が多いせいか、想像していたよりはスムーズに1点ずつゆっくり観れた
でも、ヒグチさんの絵は、あまりじっくり観ていると
その無限な深淵の底にはまり込んでしまって
この世に還れない感覚がある
よくインスタで「終わらない~」とユニークな絵で
(これまたラフに描いてあっても立派な作品なんだけど
嘆いていらっしゃるが、その理由が分かった
これだけ緻密に描いていたら身がもたない!!
今回、私も大好きなボッシュのコーナーもあったけど似通った部分がある
こないだ観た「魔夜峰央原画展」(テイストは真逆かもだけど)の
魔夜さんのいってた「空間恐怖症」を思わせる緻密さ
画面全部を埋めるというよりは、
1つのものに対する描き込み具合がハンパない/驚×∞
どこで止めたら完成なのか、自身でも分からなくなる時があるのでは?!
【展示内容概要】
1.絵本の仕事
“デビュー作「ふたりのねこ」(2014年、祥伝社)から
最新作「ほんやのねこ」(2018年、白泉社)まで、
今まで発刊された絵本の原画が勢揃いします。”
・『ギュスターヴくん』 ヒグチユウコ(白泉社)
・『ふたりのねこ』 ヒグチユウコ(祥伝社)
・『すきになったら』 ヒグチ ユウコ(ブロンズ新社)
・『<現代版> 絵本御伽草子 うらしま』 ヒグチユウコ/絵(講談社)
2.サーカス
“所狭しに並んだ貴重な原画で彩られたサーカスの空間が
登場します。ヒグチユウコが背景を担当した「カカオカー・
レーシング」(2017年、グラフィック社、今井昌代著)の立体展示や、
「サーカス」にちなんだ本展描き下ろし原画などもお楽しみに。”
3.ホラー
“可愛くもどこか不穏で怖いヒグチ流ホラー作品を展示します。
女の子、かたつむり、ハサミ、瞳など・・・
様々なモチーフを駆使して怖い表現を追求する
ヒグチユウコの真骨頂を垣間見ることができます。”
4.最近の仕事
“本の装画や企業への作品提供など、最新の活動から発表された作品を紹介します。
最新作品集「ヒグチユウコ画集 CIRCUS」(2019年、グラフィック社)のための原画も展示し、
ますます表現の幅を広げる作家の現在(いま)を知ることができます。”
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私の回った順でのメモ
初期作品
本格的な裸婦画
やっぱり、最初はこうしたたくさんのスケッチを山程描かないと
これだけの画業で世の中に知られることは出来ないってことだな
フツウの風景画や静物画はなく、もうこの頃から不可思議な世界
色遣いも独特 緻密な画風
原画
これまで描いてきたさまざまな原画がこれだけ近くで拝見できるとは 有り難や
マステなどのグッズの原画もあった
コケシも好きなの?
古代のひとつめちゃんは瞑想中
どんなサイズでも同じクオリティで描けるのも天才/驚
消しゴムサイズの中にもヒグチワールド
描き直した部分は上から貼ってあった
色指定もあったけど、これは出版社や企業さんへの指示かな?
フェデリコ・フェリーニの『道』が流れている/驚
“黒色すみれ のお2人が演奏”とあった
グッズ売り場にはCDも数枚あって、買った方限定でヒグチさんのサインがどうのこうの
高橋大輔のFSを思い出す
「バベル」コーナー
やっぱりテイストが似てる
ボッシュの絵の中に出てくるフシギキャラクターをピックアップした絵もあった
フシギな生き物大好きv
「不思議な国のアリス」
選ぶ題材も好きなものばかり
私の大好きなミレーの「オフィーリーア」もあった
どこもかしこも見どころだらけ
グロテスク+ユーモア+美+アングラ
映画ポスター
『IT』『サスペリア』は観たけど
その他の映画も観てみたい!
出演者ヴァージョンを越えるイラストの力
「シャイニング」
双子の姉妹 その横は2人の首がなく、血が描かれている
三輪車に乗っているのはクマのぬいぐるみ
下には斧が転がっている
「237」の部屋の扉は少しだけ開いている
こうした立体化できるのもスゴイと思う
大体、フェルトで作られているから
斧の怖さもいくらか薄れるのがむしろ有り難い
「トルソ」
布地に絵が描かれているのかな?
クマ?のぬいぐるみが、何気に精神病患者が着せられる拘束服を着ているのが怖い
和室
6畳の和室 掛け軸 その下には招き猫w
上にかけられている額の絵は、黄色と黒のパンツやらを着たカミナリさま猫たちw
イソップ寓話
ピカチュウ?
フィギュアスケーターの猫もいたv
ハシビロコウさんもいる
<中央はさらにサーカスのテント内に入るような雰囲気>
「のぞいてごらんよ」
中には昔ながらの切り絵に棒をつけたキャラクターたちが動いている短いフィルムが流れている
「ちいさい子たちはこちら」
大人ものぞいていいんだけど、とっても低いから目をひんむいて見たw
キャラクターたちがサーカスの芸を見せている
こうした、あちこちに書かれているひらがな文字も可愛い
「フィルムをめくってみてね」
キャラクターの絵と背景が別になっている
背景の緻密さは、水木サンに勝るとも劣らない
シェイクスピア劇ポスター・衣装
これはロミジュリ? 2016年に池袋の東京芸術劇場で演ったなんて全然気づかなかった
白地のドレスに少女が2人描かれた独特な衣装
●製作過程のVTR
今回、一番びっくりしたのがヒグチさん(ギュスターヴくん1号)が
魚に乗ったさまざまなキャラクターの絵を描く工程を数分に短縮したVTR
なんと、真っ白な紙に魚のアウトラインがうっすらと描かれた状態から
まず魚の顔からいきなり描き始め、大まかな体つきを描きながら
それぞれのキャラクターを描き足していく/驚×5000
下書きは鉛筆? それからペン入れして、描き終わってから色塗りって感じ
あちこち描き足しているうちに、あっという間に出来上がり まるで魔法!!
そばで観ていた女性が「案外、想像より短時間で描いているのかもしれないね」と言っていた
キノコかなにかを描いてみようみたいな説明書きもあったけど
いやいやこんな風には描けませんから!
お客さんはほぼ女性 幅広い年齢層 何度も観に来ている方も多い様子
女性「私は3度目 でも毎回魅入っちゃう」
友人「3度目とは思えないほど、すごい観てるよねw」
1点1点観るたびに笑顔になる なぜか笑いが起きる
ツッコミどころ満載なのもヒグチさんの世界
*
グッズ
ヒグチさんと、常設展とに分かれていたけれども
常設のほうにもマステや絵本などが置いてあった
ヒグチさんの作品は、購買欲に駆られるのも特徴的
とにかく熱狂的蒐集家のファンが多い気がする
今回の展覧会の冊子だけでも、コレクターにとっては宝物な1冊
けっこう欠品もあって「在庫待ち」みたいな紙が貼られていた
マグカップやお茶とか
ちょっと離れて、また見に来たら、トートが売り切れていたし
レジコーナーだけでも1つの展示室分ほど設けられていて
幾重にもテープが貼られて、やはり初日とかは大根雑だったろうなあ!
今は列もほどほどで、私が買う時は並ばずに済んだv
ちなみに、私はカード、マステなどを買いましたv
ボリス雑貨店@表参道
開店日:2019年1月8日(火) (*期間限定ショップではございません)
営業時間:11:00~19:00
定休日:毎週水曜日 *2018年1月9日水曜日は営業いたします
店舗住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-16-2
最寄駅:東京メトロ表参道駅 徒歩8分
【来店予約方法】
イベントチケットアプリPeatixをご利用ください。
来店予約は無料です。
行ってみたいけど、予約方法が複雑・・・
フォトスポット
この、レジ前には、フォトスポットがある 本当にいたせり尽くせり
柱に貼られたイラストも可愛くて、写メまくり
朝日新聞でも紹介されたらしい
ライブラリー ほんとわ
ここの前にもワニさんがいる
なにげなく書棚を見ていたら、なんと! 眉村卓さんのハードカバーが並んでいる!!
私が集めた角川文庫の他にも、こんなシリーズがあったなんて/驚×∞
※「作家別」カテゴリー内「眉村卓 角川文庫」参照
私の好きな挿絵画家さんではないような? でもテイストが似ている
気になりすぎる・・・
でも、ここでハマるとラッシュアワーに巻き込まれる時間なので
サッと見るだけにした
ほかの展示のチラシをサラッと見たら、なんと×2!
「風と木の詩」の竹宮惠子さん展が!!
●竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary@川崎市市民ミュージアム
竹宮惠子 トークショー「マンガと向き合う50年」
劇場版アニメーション『地球へ…』上映会もある!
竹宮さんのお顔を初めて知った
こないだ、美内すずえさんを初見した時も、けっこうお若いとビックリしたけど
竹宮さんもお若い/驚
・美内すずえ×三上博史@SWITCH インタビュー 達人達(2月16日放送)
川崎市市民ミュージアムも行ったことがあるけれど・・・遠い
・川崎市民ミュージアム@武蔵小杉
この後、ムットーニさんのからくり劇場も観たv
ヒグチさん展と同じくらい感動 別記します
ムットーニコレクション 2018.4-2019.3@世田谷文学館(2018.2.21