メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

面接

2011-04-21 14:17:46 | 日記
細々と就活を続けているけれども、「自分ができること」と「一体何をやりたいか」が、
この歳になってもまったく見えてこないってツライ・・・
とりあえず、「これまでやってきたこと」を頼りに探しても、
カラダとココロが全然ついてきてくれないんだよね。

数年前からの不景気と、派遣業の増えすぎ、そして今回の震災の影響もあって、
少ない求人に対する応募人数、関わる派遣屋の量が全然合ってないんだな

一方、ハロワでは「震災特例専用求人」という枠が出来ていて、
わたしがお世話になった「緊急雇用対策用求人」とともに、対象者にとってはありがたい配慮だなと思う。

なんとかやれそうな案件に応募して、昨日は久々スーツを持ち出して面接に行ってきた(ふぅ~
「好きな小説はなんですか?」と聞かれて、ちょっとあわあわしつつ、面接自体はそれほど難じゃなかったが、
和ものハーレクイン小説の校閲の課題を出された。うぅ・・・テストきらい/涙




SMJ 全日本スキマ音楽第3回(2011年4月15日OA)

ショートコントは、「信号を渡れない2人」

スキマ音楽は「慎重派な応援ソング」w ほんと熱い応援ソングが多すぎるっ!
フツーにいい曲になって「詩がおいてけぼりになってるのは、この際おいとこう!」てw

また暗く歌うシンガー登場。高校入学した喜びを暗~く歌ってた。

メールはまだ来ないのかな?
なんだかすっかり2人の肩の力が抜けて、お互いも打ち解けてきて、余裕が出てきたカンジ。
あんまり馴れ合いすぎても面白くなくなっちゃうかも?



F氏が教えてくれた部長の出ているCMを見てみた♪

ベルメゾンCM pattern 1

ベルメゾンCM pattern 2



アラベスク/小島麻由美
初めてちゃんとドラマーだった頃のハッチさんを拝めました/嬉
こんな人がさり気なくドラムを叩いてたら、気になって仕方ないよね/爆
小島さんは、音的にはキライじゃないけど、甘ったるい声が実は苦手/謝


追。
ブックオフにマンガを出して650円、リサイクルショップにまた洋服を出して170円いただいた。ブーツは持って帰ったが
ウォークインクローゼットの一部スペースが空いたから、下着等を整理してちょっとスッキリv

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『黒ねこのおきゃくさま』(福音館書店)

2011-04-21 13:51:24 | 
『黒ねこのおきゃくさま』(福音館書店)
ルース・エインズワース/作 山内 ふじ江/絵 荒このみ/訳

あらすじ
凍えるような雨の晩。
貧しく、1人で住んでいるおじいさんにとって、土曜日はあたたかいミルクにパンをひたして、わずかな羊肉を食べて眠るのが唯一の楽しみv
だが、今晩は毛が濡れて、やせ細った黒猫がお腹を空かせて家に入ってきたので、
おじいさんはたまらずに、この突然のお客様に最大のもてなしをする。
食べ物を全部食べられてしまい、最後の薪も使ってしまったけれども、
布団の中にもぐりこんできた猫と一緒に眠ると、とても心地よく満たされるのだった。
翌朝、外に出してくれとせがむ猫を出してあげると、猫は振り返って、
「わたしはあなたのミルクをのんで、パンも肉も全部食べてしまいました。それにまきも、ぜんぶつかわせてしまいました。どうして、わたしをおいだして、とびらをしめてしまわなかったのですか?」と聞くのだった。


単なるのらにゃんこじゃなくて、とってもフシギな猫だったのでびっくり。
これは究極の奉仕精神、慈愛の物語だな。
自分もお腹ペコペコ、寒くて手がかじかんでいるのに、明日から先のことも考えず、
まず、震えている猫に食べ物を与え、あたためてあげることを優先させるココロ
なんの計算も取引もなく与えるって、ケチな自分にはなかなか出来ないことだ(反省
満足したネコを見て、お腹が空いてるのも忘れて、すっかり幸せな気持ちになるおじいさんは、いい人だなあ。

「むかしむかし~」からはじまる感じは「かさこじぞう」を思い出す。
温かみのある、やわらかい水彩絵の具で描かれた挿画が物語りとよく合っている。


えほんのくに吉備
このサイトすてき



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『四又の百合』宮沢賢治/著

2011-04-20 23:19:44 | 
『四又の百合』(未知谷)
宮沢賢治/著 たなかよしかず/版画

「正へん知(しょうへんち)はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河をおわたりになってこの町にいらっしゃるさうだ」

まるで魔法の呪文のように繰り返されるこの言葉。
ハームキャの城下町の人々は、一斉に身の回りをキレイに掃き清め、迎える準備をする。
王さまですら「子どものようにいそいそして」臣下に大掛かりな準備を命じ、自ら河岸まで迎えに行くと決心する。
一睡もできずに翌朝になり、季節の百合をひと茎探してくるよう大蔵大臣に言う。
裸足の村の子どもの持つ立派な百合を売ってくれと頼むほのぼのとしたやりとりが、全然横柄じゃなくて気持ちがいい
見事な百合に王さまも満足すると、河向こうが輝きはじめる・・・


たったこれだけの短い話の中にハッと息を飲むような、ひたすら純粋な感動があふれている。
ああ、やっぱり賢治は素晴らしいストーリーテラーだ!

それにヒケをとらない、たなかさんの木版画1点1点が、とてもシンプルでムダがなく、
白黒でここまで温かみが出せるものかと魅了された。
ラストの1点のみ、目にも鮮やかに輝く色がまぶしい。
いまのところ未知谷の本にハズレなしv


「川の向ふの青い林のこっちにかすかな黄金いろがぽっと虹のやうにのぼるのが見えました。
 みんなは地にひれふしました。王もまた砂にひざまづきました。
 二億年ばかり前どこかであったことのやうな気がします。」


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『見えない道のむこうへ』(講談社)

2011-04-20 23:13:39 | 
『見えない道のむこうへ』(講談社)
クヴィント・ブーフホルツ/作 平野卿子/訳

クヴィント・ブーフホルツ
そっか、『黒猫ネロの帰郷』や『ペンギンの音楽会』の挿画を描いてた人だった!
文章もいっしょに書いているから、絵と絶妙に絡み合って、
音楽と絵を愛する人間同士の交流が、ゆったりとした時間の流れの中で描かれている。

あらすじ
ちょっと小太りで、古風なメガネをかけ、バイオリンを弾くのが上手い少年のことを、
画家のマックスは親しみを込めて「教授」と呼び、いつでもアトリエに遊びにきてもいいと言った。
少年はマックスが絵を描くところを見るのが好きだったが、画家は絵が完成するとすぐ裏返しにして、決して人には見せなかった。

時にはふっと旅に出てしまい、いつ戻るかも分からない。
ある時、留守番を頼まれて、アトリエに入ってみると、
これまで話してくれた不思議な「雪象」や「空飛ぶカート」などが描かれた絵がすべて表向きに飾られていた。
それは少年にだけ開かれた展覧会だったのだ。

絵に長く浸っているうちに、フシギな光景もすっかり馴染んでしまった頃、
マックスはフラっと戻ったかと思うと、南のほうへ引っ越すと言った。
「ひとつところに長くはいられないんだよ」
彼が去ったあと、部屋には太った夫婦と男の子、犬が住むようになった。。

少年のもとにマックス1枚の絵が送られてきて、そこには小太りでメガネをかけた少年が、
海岸に置かれた赤い椅子の近くでバイオリンを弾いている絵だった。
少年は大人になり、父となり、音楽教師となった今でも、その絵を大事に飾っている。


丁寧に描かれた絵はどれも、文章といっしょにいつまでも味わって、何度も眺めていたくなるものばかり。
ブーフホルツ自身も音楽の道に進むか、芸術の道に進むか悩んだ時期があったという。


p.42
「どの絵もけっしてすべてをあかそうとはしない。作者であるぼくにも。
 ひょっとすると、描いた人間より、他人のほうがずっと多くのものを見出すかもしれないんだよ」

p.67
物語のはじめに置かれているセピア色の絵は、いわば序曲のような役割を果たしているともいえ、ブーフホルツは、自分の絵に音楽を奏でさせることによって、「瞬間」に継続性を、「固定」に流動性を与える試みをしたのかもしれません。


無窮=果てしないこと。また、そのさま。無限。永遠。
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『江原啓之神紀行5 関東・中部編』

2011-04-20 21:25:42 | 
『江原啓之神紀行5 関東・中部編』

前回の湯田中への鉄道の旅で味をしめて?、まだまだ鉄道を利用すれば行ける場所があるんじゃないかと調べてたところ、
地元の「戸隠神社」や「諏訪大社」も有名なのにまだ行ったことないなと思い当たった。
で、こないだ八重洲ブックセンターをざっと見て回ってたら、江原さんが書いてる本を発見。
思わず長々と立ち読みしてしまったが、改めて図書館で借りて読んでみた

「スピリチュアル・サンクチュアリ」シリーズの第5弾にしてラスト。
先日も行った大宮の「氷川神社」、赤坂にある「日枝神社」、深川の「富岡八幡宮」などなど、
身近な神社・仏閣がたくさん紹介されていて、改めてスピリチュアルな視点から考えても良い場所なんだなと再認識した。

中部は日本列島のヘソ部分。特に「戸隠神社」は山深くにあるため、昔からの神気がそのまま保たれていて、
江原さんいわく「これまでの中で最も素晴らしい場所」と大絶賛していた/驚
お蕎麦を食べに何度か戸隠には行ってるけど、神社には行ったことなかったなあ!
駅からバスで1時間で行けちゃうんだ。
でも、本社、中社など全部回るには厳しい登山ぐらいの決意が必要みたい

「諏訪大社」は神木が素晴らしく、周囲にはフェアリーが舞っているんだとか

最後の「ミニ知識」コーナーでは、江戸も京都と同じく都を造る際に、徹底した風水を考えて護られていると書いてあった。
江戸城の鬼門(東北)を護る上野の東叡山寛永寺は、そいえばブラタモリでも紹介してたな。

他にも、「諏訪大社」の古代信仰は、ミシャグジ信仰だとか、
土地の料理を食べたり、温泉に入るのも良いことだとか、
諏訪湖の「御神渡り(おみわたり)」、戸隠の「鬼女紅葉」伝説、
蕎麦は平安時代の修行僧の携帯食だったとか、
戸隠は忍者の里だった!とか、地元でも知らない知識が載っててビックリ。

シリーズ1~4も気になるところ。

追。
表紙写真の写真はすごいスリムなのに、中を開くといつもの恵比須顔w
いわく、取材中に地元の方から美味しいものをたくさん頂いているうちに、
すっかりリバウンドしてしまったんだとか




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『今日の芸術』 岡本太郎/著

2011-04-19 18:58:29 | 
『今日の芸術』 岡本太郎/著(光文社知恵の森文庫)
序文・横尾忠則 解説・赤瀬川原平 1999年初版、2008年24刷

「きれい」と「美しい」、「芸術」と「芸事」の決定的な違いなど、
普段、無意識に使っている言葉ひとつひとつの本来の意味をあきらかにして、
芸術を語りながらも、日本人、ヒトとしての生き方までも、分かり易い語り口調で説明してゆく。
ヘタなスピリチュアル本なんかよりずっと明解な答えがここにある。

セザンヌは当時へっぽこ画家と思われていたとか、「ひん曲がったじゃがいもみたいな顔」て!/爆
ゴッホが一般大衆のみならず、同じ芸術革新を志していた尊敬する先輩からも黙殺されていた、などなど
毎度ながら痛快な言い方、民族学、歴史の幅広い知識、まとめの第6章はジョークも多くて笑ってしまうw

「図画の授業では、むしろ子どもが大人に教えるべきだ」とか、
「これからは、すべての人が描かなければならない」
「でたらめなら、なおいい。でも、でたらめのほうが難しい。真似ではない自身の表現だから」など、
さらに数歩進めた理論に至るまで、読むごとに頭の中が新しい真理で刷新されてゆく思いがした。

ピカソだけでなく、尾形光琳に関しても珍しくホメているので、どんな作品を創作したのか気になった。
そういえば、「白水Uブックス」のブックカバーには、笑ってしまうようなピカソのイラストが使われていたな

あとがきで赤瀬川さんが、「テニスの試合中に食べるバナナみたいに消化吸収のよい文章」だと言っていたのにも納得w
その他の著書に関してもすべて読みたいが、図書館には初版はもちろん、著書すべては揃っていないようで残念。

初版本を手に入れるには、古書街に足繁く通うしかなさそうだ




本文の抜粋メモ(一部)

p.16
芸術は、ちょうど毎日の食べ物と同じように、人間の生命にとって欠くことのできない絶対的な必要物、むしろ生きることそのものだと思います。

p.17
なるほど人は、社会的生産のため、いろいろな形で毎日働き、何かを作っています。しかし、いったいほんとうに創っているという、充実したよろこびがあるでしょうか。ただ働くために働かされているという気持ちではないでしょうか。

このように社会の発達とともに、人間一人一人の働きが部品化され、目的、全体性を見失ってくる、人間の本来的な生活から、自分が遠ざけられ、自覚さえ失っている。それが「自己疎外」です。

p.18
施設は増えても、逆にますます遊ぶ人たちの気分は空しくなってくるという奇妙な事実があります。

p.20
そういうふうに矛盾を感じる人は、きわめて感受性のすぐれた、良心的な人なのです。

p.21
(芸術の意味とは)失われた人間の全体性を奪回しようという情熱の噴出といっていいでしょう。

p.118
鑑賞、味わうということは、じつは価値を創造することそのものだとも考えるべきです。味わうことによって創造に参加するのです。

p.119
自分自身の、人間形成、精神の確立です。自分自身をつくっているのです。すぐれた作品に身も魂もぶつけて、ほんとうに感動したならば、その瞬間から、あなたの見る世界は、色、形を変える。生活が生き甲斐となり、今まで見ることのなかった、今まで知ることもなかった姿を発見するでしょう。そこですでに、あなたは、あなた自身を創造しているのです。

p.164
描けないというのは、描けないと思っているからにすぎないのです。
あるものが、ありのままに出るということ、まして、それを自分の力で積極的に押し出して表現しているならば、それはけっして恥ずかしいことではないはずです。見栄や世間体で自分をそのままに出すということをはばかり、自分にない、べつな面ばかりを外に見せているという偽善的な習慣こそ、非本質的です。

p.165
自分が自分自身で思い込んでいる自分の価値というものを捨て去って、自分の真の姿をはっきりさせ、ますます自分自身になりきるということ、それがまた、じつは、おのれの限界を乗り越えて、より高く、より大きく自分を生かし、前進させてゆくことなのです。

p.166
せんじつめれば、ただこの「描くか・描かないか」だけです。あるいはもっと徹底した言い方をすれば、「自信を持つこと、決意すること」だけなのです。

p.174
自分の自由な感情をはっきりと外にあらわすことによって、あなたの精神は、またいちだんと高められます。

p.175
ほんとうに自由な表現の喜びというものを体得されたならば、パチンコやおしゃべり以上に、さらに素晴らしい、生命の燃焼する場所がそこにあることがおわかりになると思います。



分からなかった言葉の意味

ヘゲモニー(Hegemonie)=指導的な地位。支配権。主導権。

オミット=除外すること。省くこと。

フェノロサ=米国の哲学者・美術研究家。明治11年(1878)来日。東大で哲学などを教えるかたわら、日本美術を研究。岡倉天心とともに東京美術学校を創設。日本画の復興に努めた。のち、ボストン美術館東洋部長。著「東亜美術史綱」など。

功利主義=功利(功名と利得。功績と利益。また、功績や利益を上げること。)を第一とする考え方。

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『タートル』(2009)

2011-04-18 22:00:05 | 映画
『タートル』(2009)イギリス/オーストラリア/ドイツ
監督:ニック・ストリンガー
水中撮影:ロリー・マクギネス
ナレーション:ミランダ・リチャードソン

「ウミガメの足は旅するためにある。留まるな。先祖の知恵と、自分だけを信じろ。」


卵から孵って、誰も育てず、誰からも教えられずに、たった1人で生きてゆくってスゴイ!

まず本能で海に向かい、海岸にたどり着くまでに、蟹!や鳥に捕食されてしまう。
海についても波に飲まれないよう全力で泳ぎ、流れ浮くに着いてやっとひと息
メキシコ湾流。海の中の河/驚 海のハイウェイに乗って北の餌場に向かう仲間たち。
小さな生物にとって藻は世界そのもの。

夜には深海の夜行生物がエサを求めて海面に浮上する。自ら妖しい光を放ちながら。

海流から押し流されてしまうと、なかなか元へは戻れない。
停滞した海域には船から出されたオイルが浮かび、窒息してしまうカメも多い。
船に轢かれたり、浮かんだゴミを食べて死ぬ生物も絶えない。

それでも電気くらげまで食べちゃうカメさんて、けっこう強い生き物なんだ!
春の嵐で迷っても磁力を読んで、広大な海の中でも自分の位置が分かる体内GPS搭載なんだって!驚×5000

6歳。カナリア海流に乗ってアフリカ、アゾレス諸島へ。
体長は60cmにも成長し、今では蟹を捕食する側となったウミガメさん

夏の終わりを感知する頃、みんな南下をはじめる。
何度も行ったり来たりして、海の生物も意外と忙しいんだな

カリブ海ですっかり成人(20歳)したウミガメは、同じく1万匹に1匹の割合で生き残れたパートナーと結ばれる
こんなにレアなら、どんな相手でも有難いよね
メスだけが出産のために故郷の海を目指して1万kmの旅をするって、なんだか不公平・・・

ようやく故郷に帰ってきたのに、海面の上昇ゆえに波除けが設置されていた
でも、砂浜はウミガメの産卵のために保護されている。
陸の重力と闘いながら砂浜に上がり、産卵してふたたび海に戻る。
50年以上もカリブ海で過ごし、2~3年ごとにフロリダに戻って産卵するっていうのを繰り返しているとのこと。


水族館では絶対見られない、生き生きと生命を謳歌する海の生物たちの表情に感動。
ヨシキリザメの眼はクッキリ! 高級食材のフカヒレが目的で乱獲されている。
昔のカメの天敵は恐竜だけだった。しかし、今はヒト。数万匹が釣り針などの犠牲となっている。
近年、クラゲが大量に増えた原因は、彼らを食べる生物をヒトが獲り過ぎたから。
こうして、ヒトの生活は、海の環境をも確実に変えていってる。



常々、生まれ変わったらウミガメになりたいと思っているくらい、あのフォルム、泳ぎっぷりが大好きだ。
のんびりと泳いでいる姿からはあまり想像できないドラマティックな一生の物語りが堪能できた。
マッコウクジラも大好き!!!

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ジュサブロー館@人形町

2011-04-18 17:45:55 | アート&イベント
ジュサブロー館@人形町


なにかで知って、ずっと行ってみたかった。観葉植物で覆われた入り口の暖簾をくぐると、
作業場と展示を兼ねているため、たくさん詰め込まれた空間。作りかけの人形の頭とかも無造作に置いてある。
入館料を払って、ケースの中、壁、棚、いたるところに置かれた、さまざまな人形たちを観る。

辻村寿三郎さんについて何も知識のない状態だったけど、とくに平家物語を題材とした和ものや、
奥の部屋に段々に並べられたフランスのキャバレーの人形たちは圧巻。
室内にはシャンソンが流れていて、お客さんを30人ほど入れて人形劇やピアノライブも見せたりするとのこと。
今回の震災で一時中止していて、4/22~5/22まで目黒雅叙園にて展示会、チャリティトークショーを開くらしい。

人形師 辻村寿三郎展

履き物を脱いで急な階段を2階へ上がると、そこにも作業場があって、グッズの販売もある。
ユーモラスな動物をモチーフにしたもの、昔の中国の権力者の子どもみたいな人形もある。

でもやっぱり平家物語の劇で実際に使われたと思われる人形の迫力は凄い!
黒髪は本物みたい/驚 高貴な身分の者たちの着物のディテイル、デザインの美しさ、妖艶な表情とポーズ。
これらが動いたらどんなに感動するだろうか。機会があれば観てみたい。


日本橋図書館
小学校と併設しているなかなか重厚な建物で、時計の自動人形がちょうど12時の音楽を奏でていた♪
図書館は5、6階。さすがにオフィス街の中にあるだけあって、サラリーマン風のおじさんが多い。
昼休みにちょっと寄っていくって人も多いのかも。「対面朗読サービス」なんてゆう部屋もあった。

中央の階段を上がると6階の児童書コーナーに行ける。1フロア全部が児童書って夢のよう!
読み聞かせをするスペースも楽しい飾りつけがしてあったし、
絵本もまとまっていてオススメ本も見やすくディスプレイされてる。
奥は「読書室」として部屋がもうけられてて、1人ずつの机で集中して読書&勉強等できそうだった。
広くて、明るいし、いろんな工夫のしてあるステキな図書館でした~。


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カフェテラス ワコー

2011-04-18 17:45:54 | 町歩き
カフェテラス ワコー
「純喫茶コレクション」で紹介されてた喫茶店でランチv 
食べログに「夜でもスパゲティが550円で食べられる」って書いてあって、とっても美味しそうだったけど、
量が多そうだったから「チョコレートホットケーキ」にしたら、これもけっこうなボリュームだった!

2cmもありそうな厚さのパンケーキ2枚にチョコレートソースがたっぷりかけられて、生クリームとスライスアーモンドがのっかっているv
うーん完食はムリか?と思いつつも、チョコ効果が食べれてしまったw カフェオレも美味しかった。
一応混みそうな12時台は外したのに駅近ってことでどんどんお客さんが入ってくる。馴染みさんも多いっぽい。
店内にはジャズが流れてて、それ風な絵?写真も飾ってあった。


水天宮
人形町駅から徒歩5分くらいのところにある、まさに都心の中の神社。階段もあるし、エレベーターもあり。
安産祈願、子授けで親しまれているらしく、赤ちゃん連れの若い夫婦が多かった。お礼参りかな?
あ、「子宝犬」を見ようと思ってたのに忘れてた

周囲にはお茶の香りが漂って、人形焼き屋さん、和菓子屋さんが並んでいる。
おかきの小袋が150円で売っていたので、米つぶ焼(米菓)、お好み揚げ(いろんなおせんべいのアソート)を購入。


新大橋通りを歩いて、茅場町から地下鉄に乗ろうと思ってたけど、まだ時間があるのでもうちょっと歩くことに。
永代通りを日本橋まで行って、昭和通りを宝町、銀座、有楽町まで来て、地下鉄に乗った。

家に帰って早速買ってきた和菓子を食べたら、お米の素材の味が濃くて美味しい!お茶と合います

人形町近辺はランチ店も多いし、和風情緒が漂っていて、いいところだった。
その他の写真はフォト一覧でどうぞ~!


追。
銀座を歩いていたら、「喫茶店ニューキャッスル」を発見!そっかここにあるんだv
ゴハン皿はあったけど、にゃんこはいなかった・・・残念。




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『インセプション』(2010)

2011-04-16 22:11:49 | 映画
『インセプション』(2010)
監督:クリストファー・ノーラン
出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール ほか

サケ友が沖縄でのワークの前に観ることを課題として出された作品とのことで、
まだ準新作ながら1週間レンタル可能だったから、わたしも借りて観てみた。
2H超えの長編映画をじっくり観るのは久しぶり。
で、本当にブッ飛んだ
気づいたら、TV画面1m以内で、まばたきもしないくらいの真剣さでのめりこんで観ていた。
まだ観ていない方には、これを読まずに、まっさらな先入観のない状態でぜひ観てほしい。


わたしも以前「こんな夢を見た!」って学校で話している夢を見た経験があるが、
今作は夢のまた夢の、そのまた夢の・・・?!
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」と言ったのはJ.ヴェルヌだったか?
CG技術によって、町が反転して上下にくっついたり、エッシャーのだまし絵のような階段が現れたり、
それもごく自然に映像化されているのは、本当に驚いてしまう。
それでもカーチェイスや、無重力での殴りあい(飛行機落下で撮ったものか?)など、
実際の撮影にも相当苦労したことがうかがえる。

撮影時の苦労や工夫は、映像特典として、監督やスタッフが語り、メイキングシーンが収録されている。
フォーカス・ポイント(映画「インセプション」を創造する、日本の城:夢が崩れる時、無限階段を建てる、貨物列車)


『タイタニック』以来、佳作はあれど、本来の活躍をしていなかったようなデカプが、
今作では体を張った演技で生き生きと飛び回っている。
シリアスな内面演技と同時に、体力限界に近いほどのアクションシーンもあって、ハードな撮影だったに違いない。

渡辺謙がハリウッド俳優と同じスクリーン上でまったくひけをとらない演技で堂々とした存在感を出しているのは、日本人としてとても誇らしく、嬉しい。


ところで。肝心な課題である「潜在意識」「意識の共有」について。
監督はインタビューの中で「人間の無限の潜在能力について描きたかった」みたいなことをゆっている。
ヒトの脳は普段わずか数パーセントしか使われていないらしい。
それをフル活用させることができたら、本当にこの現実世界もとんでもないワンダーランドに変わることだろう
みんなが超人みたいなものだ。

頭で想像することが、すべて現実化可能ならば、プラスでクリエイティブなことを考えることは、なるほど重要になるはずだ。
逆に、深い悲しみがどれほど人のココロを深く傷つけ、深く根を張るかということも考えさせられた。

そういえば、「心の中のベストフィルム」でもある『夢の涯てまでも』(1991)にも同じようなシーンがあったっけ。
失った愛する人の夢を繰り返し見ているうちに、現実に戻れなくなってしまった話。

もし、自分が理想郷を一から創るとしたら・・・???
争いもなく、上下の差もなく、生活苦もなく、自然と動植物と文明が同じように幸福を享受している世界。
この「理想郷のイメージ」は、人それぞれに違うんだろうな。
それでもやっぱり愛と平和を願わない人はいないんじゃないだろうか?


音楽にエディット・ピアフの『水に流して』(Non, je ne regrette rien)が使われていたのも偶然ではないはず


追。
『夢の涯てまでも』を観直して感想を書いたのは、2005.11.3のミクシの日記だった/驚
「心の中のベストフィルム」コーナーを始めたのは2006.9.4だから、まだブログを始める前だったんだ
ここにも改めて載せようかな。

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