「体操着ディズニー」とは大学生や社会人が高校時代に使用した体操着を着てディズニーランドに行くことだそうです。
一言でいえば、コスプレ文化。
「他の人との差」を意識して目立ちたいゆえの体操着ジャージ着用のようです。
ディズニーランドのディズニーキャラクターはそれになりきった衣装を身にまとい、
ディズニーランドという夢の国で主役を演じています。
かつてはコスプレプレーヤーとそれを見に行く客という構図。
しかし、今回の「体操着ディズニー」は客の一部が目立つことで演者のような役割をしているとも考えられると思います。
一般の黙った目立たぬ客ではなく
客もコスプレをして特定の場所で日頃なれない自分になる。
それはハローインに渋谷のハチ公前に集結するコスプレする人々と同じ気持ちではないかと思われます。
交差点がディズニーランドに変わっただけです。
一般客がただ観覧する人ではなく、
主役とともにその場を楽しむことはUSJで行われているようです。
東京ディズニーランドのパレードをただ見るだけでなく、
祭りのように、見るだけでなく踊らにゃそんそんという発想かもしれません。
ここで確認ですが
「体操着ディズニー」を楽しむ人たちは数名のグループだということです。
一人焼肉、一人カラオケのように「一人体操着ディズニー」は未だいないようです。
体操着を着て、かつての高校時代の縁を確認しているようにも思えます。
ソーシャルネットワークの利用で高校時代の友人の縁は以前より少人数で強い結びつきがあるようです。
笑われることを仲間で楽しむ。
ダサい姿をインスタにアップして、それを皆で見る仲間うち。
とにかく笑ってほしい。
そのためにわざと目立つためにシャツをズボンに入れて、ソックスは学校指定のモノを履いたりもするそうです。
たしかに「体操着ディズニー」は興味深い現象です。
しかし、最近の学校ジャージはすごくカッコいいです。
アディダスやアンダーアーマーなどのブランドが学校に入ってきています。
よって、ダサさがポイントとなるこの試みは長くは続きそうもないように思われます。