ランキングされているとその差が分かりやすいというメリットがあります。
広告代理店の〇〇社はランキングを得意としている会社。
〇〇社への広告出稿が多い大学が以外に高い評価を得られる場合もあるようです。
特定大学のデータの値が高くでるように、あいまいな項目を立ててもいるようです。
「面倒見が良い」とか、「就職に力を入れている」。
大学に関してのイメージはそのようなデータでも作り上げられてしまいます。
例えば、高校に無償で配布された雑誌が私の手元にあります。
・有名企業400社 実就職率ランキング
1位東京工業大、2位一橋大、3位国際教養大。
(女子大)1位聖心女子大、2位学習院女子大、3位東京女子大
一覧表は400社実就職率、卒業生数、400社就職者数、大学院進学者数で構成されていて、200位まで掲載されています。
ここで問題なのは有名企業400社です。
それは日経平均株価指数の採用銘柄、会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングから選ばれた400社だそうです。
曖昧さを問題にするかどうかは、読者しだいということになります。
・海外大学合格者数
1位広尾学園82名、2位都立国際50人、3位立命館宇治48名
・(2018)著名国公立大学高校別合格者ランキング
東京大学 1位 開成175名
東京工業大学 1位 浅野26名
一橋大学 1位日比谷25名
首都大東京 1位立川22名、1位八王子東22名、1位武蔵野北22名
・教員就職者数ランキング(非常勤を含む)
1位 大阪教育大503名、2位 愛知教育大467名、3位 北海道教育大458名、
4位文教大454名
・面倒見が良い大学 1位 金沢工業大、2位東北大、3位武蔵大
・就職に力を入れている大学 1位明治大、2位金沢工業大、3位立命館大
・教育力が高い大学 1位東京大、2位京都大、3位東北大
・グローバル教育に力を入れている大学 1位国際教養大、2位国際基督教大、3位上智大
・改革力が高い大学 1位近畿大、2位立命館大、3位早稲田大
・小規模だが評価できる大学 1位国際教養大、2位武蔵大、3位国際基督教大
・入学後、生徒の満足度が高い大学 1位東京大、2位京都大、3位東北大
・入学後、生徒を伸ばしてくれる大学 1位東北大、2位東京大、3位金沢工業大
・生徒に勧めたい国公立大学 1位東京大、2位京都大、3位東北大
・生徒に勧めたい私立大 1位慶應義塾大、2位早稲田大、3位国際基督教大
大学合格者数、そしてランキングが週刊誌に掲載されるシーズンがやってきます。
この時期の恒例記事なので読者にとっては興味深い記事なのかもしれません。
今回、ご紹介したような大学に関する情報、特に恣意的な情報はランキングに問題があるようにおもわれます。
あなたはどう思われますか。