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『恵泉女学園大の学生募集停止について』

2023-04-11 07:07:07 | Weblog

少子化により受験生が減少しているにもかかわらず、大学数は増え続けている。

半数以上の大学が学則定員を満たしていないそうです。

どの大学、あるいはどの大学のどの学部が学生募集に苦しんでいるかは、旺文社発刊の受験雑誌をみれば一目瞭然です。

なぜか、それが報道されることはありませんが。

 

さて、都内の高校生の嗜好としてあまり遠くの大学には通いたくないようです。

できれば、自転車で自宅から大学に通学したいとの声もあるのです。

都心のマンション価格が上がり続けているようですから、郊外ではなく、できるだけ都心に近い場所に暮らしたい人々が多い傾向は見て取れます。

都内在住の生徒は、多摩地区にある大学をすごく遠くにあると感じているようです。

できれば、都心の大学に通いたいという傾向は年々強まっています。

それに呼応するように中央大学の法学部が茗荷谷に全面移転してきました。

文教大学も埼玉県の越谷から東京の足立区へ校舎を移転。

東京国際大学も埼玉にあるキャンパスの一部を池袋に移転してきます。

受験生に人気のあるMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)のなかでも、郊外にある法政大学の経済学部やスポーツ健康学部などは比較的合格し易い学部です。

同じく、日東駒専(日大、東洋、駒沢、専修)大学も神奈川の生田にある専修大学などは比較的合格しやすい大学となってきました。

 

女子大においても、共立女子大学、実践女子大学、東京家政大学などが多摩地区や埼玉県の校舎を閉鎖して、都心回帰しています。

さらに、最近では女子大学においても経済経営系の実践的な学部新設がブームとなっています。

恵泉女子大学は、園芸関連の学部を有しているという特色はありますが、「多摩地区」という郊外にあり、「女子大」、しかも附属高校から併設の大学に進学する生徒も少ないということで学生募集に窮して、学生募集停止に至ったと思われます。

恵泉女子大学の募集停止は東京女学館大学の場合と酷似していると思われます。

たぶん、共学化すれば大学としてはあと何年か延命できたはずですが、名門中高を有している学園ゆえに、それができなかった推察されます。

都心から離れた場所にある女子大学や音楽学部しかない単科大学は、早急なる手立てが必要です。

私の考えでは「広報」こそ、そのヒントをあたえてくれると思うのですが・・。

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先週、三人目の孫(男の子)が誕生しました。

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