先日、大手町にある「読売新聞」社に行きました。
大手町の地下鉄C3出口の上に建っているビルです。
私が参加した目的は秋山仁先生の講演を聞くことでした。
日頃から仲良くさせていただいているある大学の先生に参加を誘われたことも今回出席させていただいた理由の一つです。
講演以外の参加目的は他の高校、大学、教育産業企業の方々との情報共有です。
講演者の秋山先生は講演慣れしていました。
自前の実験道具がずらっと講演台に並べられ
約100名の聴衆を飽きさせないような工夫がなされていました。
いつくかの話題の中で
私が興味を最も感じたのは穴あけ用のドリルの歯です。
通常、ドリルで穴を開けると丸い穴があきます。
しかし当日は、
三角形の穴があくドリルと四角形の穴があくドリルを見せていただきました。
なぜそのようになるのかを説明されましたが数学が苦手な私には理解不能でした。
実際に穴あけを見たことでそれは、大変興味深かったです。
読売新聞社がこのようなイベントを開く理由は、発行部数の減少対策だと思われます。
小学生、中学生、高校生が新聞に慣れ親しむ機会の提供の模索とも言えましょうか。
具体策として、例えば、
・ビブリオバトルという書評合戦の大会主催
・新聞記者を学校に派遣しての特別講義の実施
・新聞社見学
・新聞記事をもとにした論文課題とワークシートを無料で提供
(添削指導は有料)
・「大学の実力」という年刊雑誌の発行
いずれにしても、新聞に興味をもって欲しいという大手新聞社の考えた手立てのいくつかです。
加えて、懇親会では日本テレビの方と名刺交換をさせていただきました。
最近、「日テレ」も中学や高校での出張講義をされているそうです。
内容はメディアリテラシー。
NTTなどの大手通信会社や新聞社が実施している「コンピュータリテラシー」に関しての出張出前講義内容との違いを伺いました。
その返答は、日テレ記者がいかに汗をかき、自ら取材しているかを語り真実となる記事が放送されることを伝える講演だそうです。
意地悪な私は彼女に再度、確認させていただきました。
それは、いかに日テレの報道内容が真実というフィルターを通っているかという自負ですか?と。
そこまでは・・。
テレ笑いしながら返答されていました。
いづれにしても、若者のテレビ離れ、新聞離れに対しての対応に違いありません。