沙耶の唄:異物に対する同一化傾向

2011-09-04 18:02:23 | 沙耶の唄
   「沙耶の唄」考察シリーズもこれでようやく一段落。まあ原文が覚書と解説の形式になっているので、今さらあれこれ説明を加えても煩雑さを増すだけだろう。要点だけを言うと、 作者虚淵玄は、「沙耶の唄」が予想に反して「恋愛モノ」として評価されたことに戸惑い、沙耶を異物として捉えることが普通の反応であるかのように述べている。しかし私にはこの意見が妥当性を欠いたものだと思われた。 . . . 本文を読む
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