おー、ルーン文字解説か~。ネタ的なもんじゃなくてその由来とか広がりをちゃんと説明してくれてるんで、こういうのはありがたいね。
以前、漢字の到来に絡めて英語にフランス語・ラテン語の他に古ノルド語からの借用語もあることは触れたが、ブリテン島には多数のヴァイキングが来航・侵攻し、それを撃退したアルフレッド大王、あるいはブリテン島を征服して大帝国(デー . . . 本文を読む
週刊誌が報道したからって真実じゃないのは当たり前だし、被害者が発言したからって都合のいいことしか話してない可能性はもちろんある(ついでに言えば、週刊誌報道なんてものが告発のツールとして期待されるようになった背景は、テレビや新聞といった大手メディアがジャニーズ問題などを通じ散々自分の堕落っぷりを世に晒し続けてきたからで、その不信感と空隙を理解せずに . . . 本文を読む
「冠婚葬祭は社会的行事である」という意見に疑問を持つ人はそう多くないと思われる。しかし一方で、「どのような意味で社会的なのか?」「それはどのように変化してきたのか?」についてすぐに答えられる人は少ないのではないか。
本動画は、土葬における野辺送りの場面を撮影したものである。これを見れば、葬儀とは単 . . . 本文を読む
前回、『仲人の近代』という本を話題に出した。
この本に関しては、江戸時代への幻想、伝統にまつわる幻想や誤解、優生思想、共同体の構造とその崩壊、会社共同体とその機能などなど、このブログで取り上げてきた様々なテーマが越境的に扱われており、おそらくここ数年で最も興味をそそられながら読んでいる。
ただそれだけに、そこから得られた知見をまと . . . 本文を読む
どっからこんな箴言を繰り出してくるんだろうか?
難しい言葉使ってそれっぽく相手を納得させるのは簡単だけど、「状況を分析・咀嚼しながら、相手にもわかるよう平易にパターン分けしつつ説明する」って並大抵のことじゃあないぜ(しかもちゃんと相手を過度に否定・攻撃しないようにちゃんとラインを測りながらこれをやるのはかなり難易度が高い)。
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金峯山寺蔵王堂から左手に移動し、後醍醐天皇による吉野朝の残滓を見る。私は正統云々よりもむしろ、そのようなイデオロギー(cf.神皇正統記)がどのように成立したかとか、あるいは楠木正成にまつわる伝説のように、それが後世にどのような影響を与えたかの方に興味がある(ちなみに以下の動画は旅行より後のものである)。
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前回の覚書はリバタリアニズムの問題点や愛国と権威主義などを扱っていたが、今回のはどうも244で書いた体系化・構造化の欲望や、246の日本社会論の話に立ち返っているようだ。
最初の〈フラグ、意味論、間何か、自由意思で服属〉は「日本社会は近代化されていない」、「ゆえにそれを踏まえた脱構築のようなものがそもそも機能しない」というよくある話。近代化されていないということは . . . 本文を読む
奈良中心街から吉野へ移動しての初手は蔵王堂から。
修験の聖地である深き山の中にこのような開けた場所がある、というのは何とも不思議な感じがするが、落ち着いた色合いは全く違和感を感じさせないどころか、その神秘性をいや増しているよう . . . 本文を読む
前回の覚書は、日本的自己責任論と「忍耐=美徳」観の共通点についてだった。これは、両者とも社会的悪習の隠蔽や存続を促してしまうという点で、「失われた30年」などにも絡む極めて問題の大きい傾向であることを述べている。
今回の覚書における、最初の<東洋経済の記事>はそれを別の視点から書いたものになる。またここで記した内容が、自分が個人のレベルではリバタリアンだが、社会レ . . . 本文を読む
いわゆる「頂き女子」渡邊真衣に対し、検察が懲役13年と罰金1200万を検察側が求刑した。殺人並の懲役+罰金ということで、一見ぎょっとするような重刑にも見えるが、この動画はそのような求刑となった背景とその妥当性を法律とその運用に基づいて説明している。
動画内でかなえ先生も言っていることだが、何より興味深かったのは、 . . . 本文を読む