この記事は「ひぐらしのなく頃に」の1~17話におけるネタバレを含みます . . . 本文を読む
「生活保護受給者は社会のお荷物である」という発想は、端的に言って愚かだという話はこのブログで何度か書いてきた。なるほど様々な要因での困窮を「自己責任」と言い、「社会に迷惑をかけぬよう自助を訴える」のは一見公共性を意識した発言に見えるかもしれない。
しかし、そもそも憲法第25条に明記された「すべて国民は、健康で文化 . . . 本文を読む
「キタ――(゚∀゚)――!!」
と古の呪文が思わず口をついて出てくるような、そんな回でおましたね。
まあそれはともかく、第17話の感想を書いていこうと思う。今回に限っては最も肝心な部分のネタバレは書かないようにするのでご了承をば(次回のルール再考で話ますよと)。ちなみに前回16話の感想はこちらで、世界のルールに関する考察はこちら。
〇 . . . 本文を読む
ホロスターズって夕刻ロベルしかよーしらんかったけど、他のメンバーもめっちゃおもろいやんけ!と思ったのが最近見たこの動画。Vtuberっていうのはもちろん中の人間が存在して、そこに設定とガワが付与されてるわけだけど、こういう風に人間性(ものの考え方や人間観、人生観)が見える話は興味深いね。
とこ . . . 本文を読む
峰なゆかと言えばこのブログでも『アラサーちゃん』や『セクシー女優ちゃん ギリギリモザイク』などを紹介してきたが、そんな著者が12月に発売したのが『AV女優ちゃん』である。
彼女はインタビューで『セクシー女優ちゃん』が(男性誌へ掲載したがゆえに)男性を傷つけないように書いたのに対し、『AV女優ちゃん』は単純にAV業界のことを書いた、と述べている。
その言葉通り『セ . . . 本文を読む
昨日は世界の複雑性・多様性の話で「ビースターズ」と「鬼滅の刃」について触れたから(そういやアニメ二期はまだ見れてないわ)、今チャンピオンで連載中の「ビーストコンプレックス」最新話(1/22発売号)のことを少し書いておきたい。
最新話のビーストコンプレックスが描くのは、言わば「ノイズ排除の病理」である。読んでもらった方が早いと思うので詳しくは書かないが、ある町では全てが「白」で埋め . . . 本文を読む
「ひぐらしのなく頃に業」からどうして入試現代文??と思われたかもしれないが、15話~16話つまり「猫騙し編」で「本編で描かれてねーんだから推理なんて無理だし、むしろ推理を求めてないってことじゃね?」という話を書いた時に、高校の頃に発売されていた、とある参考書を思い出したからである(まあ共通テストでは「思考力」なるものを問うことにしていたそうなので、そういう意味でもテーマ的には通時的なものだろう)。 . . . 本文を読む
衝撃的な第16話の感想と、そこから世界構造の予測を書いてみたが、それでもまだ書ききれなかった部分があるので、最後に補足しておきたいと思う。
〇沙都子、梨花のorganを凌〇しつつ雛見沢教に「オルグ」する→「雛見沢を受け入れよ」という「呪い」
こうまでして考えを変えさせようなんて、もう「呪い」と同じですわ(毒親とかDV野郎と発想が同じ)。 . . . 本文を読む
前回の記事で、凄惨に始まり不穏さを残す最後で終わった第16話についてあれこれ書いてみた。ここでは、扱いきれなかった部分について言及しておきたいと思う。
今回のテーマは、「梨花の回想シーンは現実に起こったことなのか?あるいは未来への願望・妄想なのか?」である。未来の話は極めて断片的にしか描かれないものの、これが事実なのか妄想なのかで「ひぐらし 業」の世界解釈は大きく . . . 本文を読む