宗教と科学的思考の話を何度か書いているので、折角だしこの動画も紹介しておきたい。
古典力学と聞けば私たちは純粋科学の話だと受け取るが、一方で「ラプラースの悪魔」と聞くと、何やら厨二病感満載で笑えて来るのは不思議なことだ。とはいえこの文言は、むしろその極端な響きゆえに、宗教と科学が水と油のように見えて、実は体系化の欲望の発露である点で類似の存在で . . . 本文を読む
昨日は地球平面説と科学的思考について取り上げたが、これを書いた理由は単に穏健な懐疑主義の繋がりだけではない。というのも、動画内で登場する「燃える物質」すなわちフロギストンに関して、前に中学1年の模試で出題された話を書いたことがあるが、このフロギストンやらフィトンチッドやらを全て説明した人物こそ、熊本の帰省時にワインバーなどを紹介してくれた彼だからである。それもあって折角だし取り上げてみっか(・&f . . . 本文を読む
大手メディアの報道に対する穏健な懐疑主義の話をしたところで、一日ぐらい空けるか~と思ってたら、12時間後ぐらいにおもしれー動画が上がっていた。このブログでも、フラットアーサーや擬似科学(民間療法や反ワクチンなど含む)、あるいは自然科学とは離れるがマンハイムの『イデオロギーとユートピア』などを取り上げてきたので、それらとも繋がる話と . . . 本文を読む
「今自分が興味を持っているものは行動経済学やニューロエコノミクスである」と言うと、突然何の話だと思われるかもしれないが、これまで様々なテーマの背景として共通する要素の一つが「人間による事実誤認のパターン」であり、それを定量的・定性的に分析して数値化・可視化する学問として強い興味を持っているということだ(先ごろ書いた「バカは殺してもいいということですか?」はその一例で、冷静に比較対照を行って説明する . . . 本文を読む
連休を利用して友人とシュラスコに行く前、サイゼリアで久々にあれこれダベったのでその備忘録。メモ書きゆえ特にまとまりはないので悪しからず。
・ナショナリズムは1つの「分割方法」にすぎない→宗教・パトリオティズム・共産主義などと同列。
「我々」とは誰か?彼我の境界線の引き方。カール・シュミット、言語。ただしナショナリズムの場合、他と違って「民族」というすでに最初から決まっ . . . 本文を読む
昨日は『ニック・ランドと新反動主義』という著作を紹介しつつ、新反動主義や加速主義についてコメントした。とはいえ、「暗黒啓蒙(Dark Enlighment!)」といった具合で、ネーミングセンス的にもちょっと中二病が入ってる(その理由の一つは、「反近代」の中に「反理性」という要素が含まれていて、直感を重視するからだろうw)ような思想がなぜ注目されているのだろうか?
それを端的にまと . . . 本文を読む
ピタゴラス「万物の根源は数。はっきりわかんだね」
高校生の時の私「ファ!??」
数学史について本を読んだり動画を見たりしてたら、そげな記憶が甦りました。え?お前が高校生だった頃(20年前)に淫夢はねーだろオーパーツ野郎がって??さてはランケだなオメー(・∀・)
・・・て感じの意味不明な導入で始めてみましたが、今ではピタゴラス教団がイタリア半島にあって、数の探求か . . . 本文を読む
かつてロシアが南下政策を採っていたのは不凍港を得るためだった。そしてなぜ不凍港が必要かと言うと、国内で絶対王政を敷くために、あるいは近代化をするために莫大な資金が必要であり、その資金を稼ぐ手段として穀物輸出による外貨獲得が必要だったからだ(すると北の方は収穫期=秋に港が凍ってて話にならんため、黒海→地中海進出と相成ったわけだ。あとはいわゆる東方問題や極東進出、そして日露戦争敗北後のバルカ . . . 本文を読む
さあて今回もお掃除お掃除。まあ部屋の方は朝から晩まで仕事で掃除どころじゃないけどね(゚∀゚)アヒャちなみにこれは予約投稿だから問題ないのさ。え、じゃあ大掃除を前倒しでやりゃあいいんじゃなねえかって?お客さん、それを言っちゃあおしめえよ(-。-)y-゜゜゜まあそれはともかく、今回の話は同題で記事をアップしてるが、草稿を見ればわかるように元々はその次の「嘲笑の淵源:ダイナマイト in 熊 . . . 本文を読む
前回の「私を縛る『私』という名の檻」という記事で、私は自分を「驕慢」と評価した。これについて、読者の中には訝しく思ったり、あるいは自省できていると見せかけるための誤魔化しだと疑う向きもあるだろう。それは当然の推測だ。というのも、他人を「情報」とか「デバイス」などと呼んでいる人間の自己評価ならば、それが相手をコントロールするためのレトリックではないかと疑ってかかるのは自然なことだからだ(もっとも、こ . . . 本文を読む