思い返してみると今年は、クローズアップされた人工知能の話題に感銘を受け、色々な記事・テーマを串刺しにする話を書けただけでなく、南直哉という極めて誠実な語り手あるいは求道者に出会えたなど大きな収穫があった。これでも十二分と言えるが、さらに年末に「この世界の片隅に」という傑作と出会い、(これまでも「昭和維新試論」などを読んではきたが)高橋是清や北一輝などについてより深く知りたくなっただけでなく、これを . . . 本文を読む
さあて今回もお掃除お掃除。まあ部屋の方は朝から晩まで仕事で掃除どころじゃないけどね(゚∀゚)アヒャちなみにこれは予約投稿だから問題ないのさ。え、じゃあ大掃除を前倒しでやりゃあいいんじゃなねえかって?お客さん、それを言っちゃあおしめえよ(-。-)y-゜゜゜まあそれはともかく、今回の話は同題で記事をアップしてるが、草稿を見ればわかるように元々はその次の「嘲笑の淵源:ダイナマイト in 熊 . . . 本文を読む
メリークリスマス!今行きかうカッポーを見て人体発火中のカラヤン伯だよ(゚∀゚)アヒャ。さて草稿処理運動も二回目だが、内容からすると人間の機械性について書こうとしたものらしい(ちなみに冒頭の記述はスピノザからの引用)。つうか4年も放置ってどうなのよ・・・と我ながら突っ込みたい。ちなみにこの話は、今のこのブログで言うなら人工知能や認知科学の話と深く繋がっている。まあそう考えながら読んでも . . . 本文を読む
はいどうもこんばんわカラヤン伯です。草稿がたまって投稿日時を延長し続けるのも疲れたので、この機会に大量リリースします。今までの傾向として、書きかけの記事を見てたら突然シャーマンのごとく何か降りてきて記事が完成してた、なんてことは今日日起こりえないのでね。というわけで、まずは「ダンジョン飯」で有名な九井諒子の他作品に関するレビューをば。元は「竜の学校は山の上:『人間』と『共生』を描く珠玉の短編集」の . . . 本文を読む
前回は、本作における自然の描写、すなわち「人間と重なり合わぬ、人間の都合など関係ないそれそのもの」としての描写について触れた。一応補足しておくならば、「神風」と期待された台風が空襲の厳しい昭和20年7月・8月ではなく、よりによってその直後の9月に来たこと、そして焼け野原となった広島市や呉市に甚大な被害をもたらしたこと(欄外の注によれば、呉市の死者だけで1154名)は、「神風に護られた不滅の神州」と . . . 本文を読む
前回の記事では、自然が象徴する人物の心理などについて述べた。「この世界の片隅に」は作中人物の重層的な心理が丁寧に描かれているため、それを象徴するものとしてのタンポポやサギがあるわけだが、一方でそれは表現技法として極めてありふれたものであることも事実だ。またもう少し突っ込んで言うと、それならば自然は人間と一致する、あるいは調和している存在のように見えるが、ことはそう単純ではない。なるほど野草でご飯を . . . 本文を読む
傑作とか賞賛する前に作品名(「この世界の片隅で」ではないorz)を正確に書けよ!
と悶絶しながら過去の記事を訂正中のカラヤン伯ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか・・・とまあそんな自虐ネタはさておきwこの作品自体の価値をまとめるには程遠いが、自分がこの作品から得た印象については9割がたまとめることができた。今回からは深い話もせねばならない都合上多少ネタバレも . . . 本文を読む
12/19にテアトル新宿でアニメ版を見て心を揺さぶられた時、少なくともあと二回は映画館で見たいと思っていた(DVDで見てもこの作品が訴えかける迫力も感動も半減してしまうだろうから)。
というわけで、無理やり時間を作って12/21に二度目の視聴をしに同じ場所へ行った。前回は購入しなかった「夕凪の街 桜の国」などを買ったうえで上映室に入ると・・・どうやら満員らしい。いくら今日が映画デ . . . 本文を読む