一体いつから人類の存続が是であるなどということが自明の理になったのか??
私はあえて併記しているが、子供が愛しいと思うことと、人類の存続に論理的必然性や合理性があるというのは、全く別の話である。
私はこの世において必ずしも苦が楽に勝っているとは思わないし(仮にそう考えるなら、どうして今すぐ死なないのか?)、反出生主義の立場も取らないが、人類の存続に必然性はなく、 . . . 本文を読む
ビースターズ、キム・ジヨン、ガンダムと、ある程度テーマを連動させながら書いてきたが、ここいらでちょっと小休止。
GWは手術するかどうか考えていたが、結局旅行に行くことに決めた。場所はドイツだ。色々回りたいところはあったが、時間的に無理やろということで南西部に絞り、ケルン、ハイデルベルク、ローテンブルク、ミュンヘン、フュッセンなどを攻略していくことに決定。
そして . . . 本文を読む
なるほどねー、Zガンダムってそういう文脈で製作されてたわけか。Zをちゃんと見たのは大学生になってからだが、カミーユが何にキレてるのか謎以外のナニモノでもなく、乗れなかったというのが当時の正直な感想だった。
あ、どうもムッカーです。いきなりあれこれ喋る前に、自分がガンダムをどんな風に見てきたかを書いておくと、こげな感じになります。
小学生でSDガンダム(ボンボ . . . 本文を読む
『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだのは割と最近のことだが、完全に自国(日本)のことを見ている心持ちになった。
もちろん、徴兵制やら出産に関する事情(男子じゃなければ中絶さえする)は現状の日本と異なる(なお、差異に関する象徴的な案件として、ジヨンが生まれる直前の1980年には韓国で民主化運動を弾圧した光州事件が起こっていた)。しかし、たとえば就職差別のシーンは、医学部入試の問題 . . . 本文を読む
「投資は自己責任なんだから騙された方が悪い」という意見はしばしば見かける。本質的にリバタリアンな俺としても、そう言いたい心情は理解できる。しかしながら、こういったことが組織的に行われ、大きな被害を出しているのは、果たして「自己責任」などという言葉で片付くものなのだろうか?
たとえば、このような詐欺を通じて本来は購買力のある中間層がストックを無く . . . 本文を読む
前にも書いたように、『BEASTARS』の大きな魅力の一つは、キャラクターの獣物(?)造形と重層的な内面描写(これは外見とのギャップも含む)だと言っていいだろう。
一周目に読んだときはそのパワーとリズムで引っ張られるのだが、改めて読み返すと、一つの描写が持つ重層性が見えてきて、展開が極めてよく計算されたものであることが理解でき、感嘆さえするほどだ。
その典型は9 . . . 本文を読む
『ビースターズ』を昨日12巻まで読破しました。何?このにわかがって?さてはアンチだなオメー(←開き直り)。いやー、クッソ面白かったっすわ。次が気になりすぎて日曜朝から仕事だっちゅーのについ夜更かししてまいました( ̄▽ ̄;)
もう描写の一つ一つが秀逸で、たとえば主人公が人質を取ったのに、「人質にとる気なんてないだろ。言いたいことがあるならさっさと言え」 . . . 本文を読む
ビースターズのレゴシが愛しくて悶絶中のムッカーですが、みなさまいかがお過ごしでせうか?
だからと言って、「ほらこいつめっさいいヤツでしょ~」というマーケティングを作者がしてるわけじゃあない。ちゃんとキモい童貞としてメコメコに言われたりもしております。でもそのバランス感覚の上に書かれてるから、いっそう微笑ましいんやなあ(ただこの話は、他者との距離感、自己肯定と自己表現、社会的抑圧と . . . 本文を読む
とは、ついぞイギリス軍を破れなかったボナパルトおじさんの言だが、瞬く間に皇帝へとのし上がった稀代の天才も、あるいは異様な熱狂の中で生まれた国家社会主義に取り憑かれた第三帝国も、ブリテン島を攻略することはできなかった。その英国は今、国民投票の結果ブレグジットという地盤沈下の危機を迎えている。
この後の展開がどうなるかは不透明な部分もあるが、このまま墜落に近い形で . . . 本文を読む
あーそーゆーことね完全に理解した(←全く原作見てない)。どうもムッカーです。「若おかみは小学生」という作品(以下「若おかみ」と表記)が一頃評判になってるけどどんな内容なのかな?と思っているうち今に到るわけですが、山田玲司の解説を聞いて色々おもしろかったのでそれについて書きたいと思い〼。なお、4人の評に差があり過ぎるというコメント・評価がある . . . 本文を読む